保管棚のふたを開けて、走らせたC58を片付けようとしたら、予想外の取り落とし!
落っこちていくC58をとっさに叩きつけるように押さえたところ、そこにあったC59にガッツリぶつけました。
(という出来事の再現?写真)
ぶつけたC58もぶつけられたC59も、ワールド工芸のキット組み立て品です。
しばらくの間、ぶつけたところがどうなったのか見たくありません。
恐る恐る見ると、C59のほうは幸い大丈夫でした。
しかしC58はテンダーを引っ掛けたらしく塗装が傷ついてしまいました。 がっかりしましたが、この程度で済んだのならまだいいほうです。 |
私の場合、車両を落としたりして傷つけても、1週間くらい過ぎると諦めがついて、何ともなくなってしまうことがあります。
しかし今回はなぜか諦めが悪く、いつまでもぐずぐずしているので、思い切って塗りなおしました。最初からパッとやればいいんですけどね。塗装関連はシンナーを使うのでそれなりに気が重いです。
テンダー外枠だけ塗りなおすことにしました。 しかし、動力部をどうやって組み込んだのか、なかなか外れません。 |
突然、するりと外れました。難しく考えすぎていただけかもしれません。 |
旧タイプの動力ユニット。この当時はメーカー組み立て済みでした。 イコライザー構造などは今とほとんど同じです。モーターが大きかったので、その分積めるウェイトが少なかったかもしれません。 |
残ったテンダー外枠です。船底テンダーですが、底板部分は動力部を組み込んでからネジで取り付ける構造です。 |
前回の製作メモが残っていませんが、ハンダ付け組み立て、マッハのシールプライマー+グンゼのMr.カラーによる塗装でした。
全金属なので、塗装を落とすのはシンナーにドボンでおしまいです。
食品用の密閉容器に入れて、ラッカーうすめ液に漬けました。 しかし部屋でやる作業ではないわ…。臭くて閉口します。部屋の外まで臭いが洩れたりするので、作業環境によってはお家の人に怒られるかもしれませんヨ。 |
ふたをしました。このあとラップでくるんで臭いを防ごうとしました。 |
一晩たったところ。フチの塗料が取れて光って見えます。いい感じです。 |
丸一日経ちました。ふたを開けると(臭っ!)だいぶ塗料は落ちています。しかし、まだうっすら表面に残っています。 |
そのまま攪拌しながら置けば、ノータッチできれいになるのかもしれませんが、古歯ブラシや筆で軽くこすってやりました。もう塗膜にシンナーが十分吸い込まれているので簡単に落ちました。 歯ブラシは毛先が固いので、シンナーの粒が周りに飛び散ることがあり、使うのはよくないかもしれません。 |
きれいになりました。幸い、生地表面は傷んでいませんでした。 もう一度洗浄乾燥してから塗るつもりでしたが、部屋が十分シンナー臭くなってしまったので、すぐ塗ってしまいました。 |
以前とは使う塗料が違うのですが(ガイアカラー)、機関部の塗装をよく見てツヤの感じを覚え、大体同じになるように塗りました。 |
ついでに動力部の車輪座を黒く塗っておきました。塗料が付きすぎると、電気的な接触部に入り込んで集電不良になることがあります。 |
ここで先頭に戻って繰り返しそうな予感(笑)。
ワールド工芸のC58シリーズは、特殊な直径のロスト輪心が品切れになったとのことで、割と早めに販売終了になってしまいました。
この模型も2001年製ですから、もう11年前です。
「傷を付けたので塗りなおしました」の1行で済むことでした…。失礼しました。