Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.5.15

傷つけたテンダー

C58

保管棚のふたを開けて、走らせたC58を片付けようとしたら、予想外の取り落とし!
落っこちていくC58をとっさに叩きつけるように押さえたところ、そこにあったC59にガッツリぶつけました。
(という出来事の再現?写真)


ぶつけたC58もぶつけられたC59も、ワールド工芸のキット組み立て品です。
しばらくの間、ぶつけたところがどうなったのか見たくありません。
恐る恐る見ると、C59のほうは幸い大丈夫でした。

テンダー塗装面

しかしC58はテンダーを引っ掛けたらしく塗装が傷ついてしまいました。

がっかりしましたが、この程度で済んだのならまだいいほうです。
それよりも、以前はしなかったような失敗を、年々やらかすようになったことのほうが悲しいです。
歯を磨いたのを忘れてもう一度磨くとかですね。あ、それは根本的に違うボケですかね。

私の場合、車両を落としたりして傷つけても、1週間くらい過ぎると諦めがついて、何ともなくなってしまうことがあります。
しかし今回はなぜか諦めが悪く、いつまでもぐずぐずしているので、思い切って塗りなおしました。最初からパッとやればいいんですけどね。塗装関連はシンナーを使うのでそれなりに気が重いです。

分解

分解
テンダー外枠だけ塗りなおすことにしました。
しかし、動力部をどうやって組み込んだのか、なかなか外れません。
動力ユニットを外す
突然、するりと外れました。難しく考えすぎていただけかもしれません。
旧タイプ動力ユニット
旧タイプの動力ユニット。この当時はメーカー組み立て済みでした。
イコライザー構造などは今とほとんど同じです。モーターが大きかったので、その分積めるウェイトが少なかったかもしれません。
テンダー外枠
残ったテンダー外枠です。船底テンダーですが、底板部分は動力部を組み込んでからネジで取り付ける構造です。

再塗装

前回の製作メモが残っていませんが、ハンダ付け組み立て、マッハのシールプライマー+グンゼのMr.カラーによる塗装でした。
全金属なので、塗装を落とすのはシンナーにドボンでおしまいです。

ラッカーシンナーに漬ける

食品用の密閉容器に入れて、ラッカーうすめ液に漬けました。
DIY店に行くと、「ペイントうすめ液」と「ラッカーうすめ液」がありますが、どうも頭の中では「ラッカー」は「ペイント」の一種のような気がして、つい間違えそうになります。

しかし部屋でやる作業ではないわ…。臭くて閉口します。部屋の外まで臭いが洩れたりするので、作業環境によってはお家の人に怒られるかもしれませんヨ。

密閉中
ふたをしました。このあとラップでくるんで臭いを防ごうとしました。
一晩経過
一晩たったところ。フチの塗料が取れて光って見えます。いい感じです。
1日経過
丸一日経ちました。ふたを開けると(臭っ!)だいぶ塗料は落ちています。しかし、まだうっすら表面に残っています。
古歯ブラシで落とす
そのまま攪拌しながら置けば、ノータッチできれいになるのかもしれませんが、古歯ブラシや筆で軽くこすってやりました。もう塗膜にシンナーが十分吸い込まれているので簡単に落ちました。
歯ブラシは毛先が固いので、シンナーの粒が周りに飛び散ることがあり、使うのはよくないかもしれません。
塗装を落としたところ
きれいになりました。幸い、生地表面は傷んでいませんでした。
もう一度洗浄乾燥してから塗るつもりでしたが、部屋が十分シンナー臭くなってしまったので、すぐ塗ってしまいました。
再塗装
以前とは使う塗料が違うのですが(ガイアカラー)、機関部の塗装をよく見てツヤの感じを覚え、大体同じになるように塗りました。
動力部の筆塗り
ついでに動力部の車輪座を黒く塗っておきました。塗料が付きすぎると、電気的な接触部に入り込んで集電不良になることがあります。

復旧

再塗装終了

C58 船底テンダー

ここで先頭に戻って繰り返しそうな予感(笑)。

ワールド工芸のC58シリーズは、特殊な直径のロスト輪心が品切れになったとのことで、割と早めに販売終了になってしまいました。
この模型も2001年製ですから、もう11年前です。

「傷を付けたので塗りなおしました」の1行で済むことでした…。失礼しました。


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