Nゲージ蒸気機関車2012年のメモ>2012.8.18

国際鉄道模型コンベンションのNゲージ蒸気機関車-2012

KATOのC56の試作品が展示されているとのことで、移動中に無理やり時間を作って行ってきました。
しかし、極端に忙しかったため、タイムリミット20分です。
(「タイムリミット12時間」「ネンリキー」とかで反応する方はミクロ決死隊)


今回は東京ビッグサイトの東館で行なわれました。
私は何となく東館のほうが好きなのでよかったです。

写真が非常に下手くそでホントすみません。
私のポンコツな腕+ポンコツなコンデジのコラボにより、大半がお見せできないものになってしまいました。
が、試作品画像はメーカーサイトはじめあちこちに鮮明なものが出ている〜出てくると思います。

KATO C56動力試作品

ガラスケースの中で、動力ユニットが1台展示されていました。
他に1台がD51のテンダーから給電されて、小カーブをぐるぐる運転していました。そちらはKATOのサイトで見られるものと同じでした。

C56動力試作

A.フライホイール 前端ぎりぎりについています。
B.ウォームギヤ
C.コアレスモーター
D.ライト基板支持部 キャブ内の天井付近にライト基板を支持し、前方に導光するとのことです。
E.先輪 スポークは抜けていません。安いので仕方ないでしょう。
F.オイルポンプ作用ロッドまであります。このへんまで手を付け出すときりがないような気もしますが、非常に細いです。
G.ブレーキ引棒?老眼のため現地で気付きませんでした。
H.台枠の角穴が凹みで表現されています。

C56前方

シャフトが前方ぎりぎりまで来ています。

主台枠の前端に担バネがあります。重連用カプラーがどのようなものなのか聞き忘れました。

D51と違ってピストン尻棒がありませんが…C56にはもともと尻棒がないのでこれでヨイのです。

C56後方

モーターはD51・C62と同じもののように見えました(新開発ならそう表明されるでしょう)。

このモーター、工作中などは扱いに注意が必要なところがありまして…後ろからリード線が直接出ているのですが、これが根本からもげてしまうと素人にはどうしようもなくなるのです。あまりいじらないほうがよいです。

C56パネル

かっこいいパネル。
しかし、新作蒸機でこの低価格とは驚きです。D51・C62ほどたくさん出るものとも思えませんし、がんばっています。一般的な割引店では確実に1万円を切ります。

そのほか

最初ライト基板が見当たらなかったので、光源はどこに置くのかとスタッフの方に伺ったところ、まだ動力の試作ができたばかりでよくわからないとのことでした。
(全員が全部の試作品について熟知されているわけではないようでした)

次に、別の担当者様に質問をされていた他のお客様に張り付いて(笑)横から聞いたことです。

なお、以上はこの時点での話であり、そのときのご担当者様の見解かもしれませんので、最終製品では違うものになる可能性もあるかと思います。
あと、私は何でもすぐに忘れるので違うことを書いているかもしれません。

ここまでで10分近く経ってしまいました。滞在時間は残り10分、大急ぎです。

小樽築港機関区(Nゲージ)

RMMでおなじみの吉村紅氏の力作が展示されていました。
いつも何かとお世話になっているのですが、全景を拝見したことがなかったので大急ぎで見に行きました。

小樽築港機関区1

大きいです。会場が大きいので普通に収まっているように見えますが、これはエンドレスのレイアウトではなく1モジュールであり、個人宅にあることを考えると相当なデカさです。
レイアウトというと、ふだん見えない部分まで作らなくてはいけませんから、資料が見つからない部分の製作には相当苦労されたのではないかと思います。
様々な機関車が置かれていますが、舞台が大きいので、どれもとても小さく見えました。

小樽築港機関区2 なぜかこんなキャストも。

もっと他のご作品もじっくり見たかったのですが、あと5分なので立ち去りました。無念!

出展メーカー

トーマモデルワークス1
有意義な雨宮タイプBタンクを販売したトーマモデルワークス。
ちょっとお礼を申し上げたかったのですが、どなたもいらっしゃいませんでした。
トーマモデルワークス2
Bタンクもありました。Nゲージの蒸気機関車キットをこれから組んでみようという方、ぜひチャレンジしてみてください。
ワールド工芸1

こちらはワールド工芸。C51「燕」仕様の試作品がありました。近日発売とのことです。

ワールド工芸2

テンダーもこんな感じです。ここを人が行き来していたというのですから恐ろしいです。

石炭ウェイトの切削加工が色々必要で、このあたりの組み立ては面倒かもしれませんね。

ワールド工芸3

組み立ての参考用に色々写真を撮りたかったのですが、時間がないので泣く泣く引き上げました。

トミックス

トミックスのC61は、パネル展示だけだったと思います。
当初、今秋発売とアナウンスされていたため、何か形があるかと思ったのですが残念でした。

ちなみにC57 135のときは秋発売でしたが、5月にはもうほとんど完成版があり、7月には走っているものが公開されていました。

私が会場で買ったもの

カツミ ベーク板

カツミのブースで買った、ハンダ付け工作の下敷きに使う厚手のベーク板。前から欲しかったのです。
隣で職人さんが組み立ての実演や説明をされていて、ほんの一部しか聞けなかったのですが、たったそれだけでも大変にためになりました。

ここで時間切れとなり、走って会場をあとにしました。

C56の完成に近い姿はありませんでしたが、発売はもう来月ですからあっという間です。
動力部が走っている姿は見られますので、興味のある方は(執筆時点ではあと1日ですが)行ってみてください。私は全体の1割も見ることができませんでした。西尾克三郎氏の写真展も会場内にありまして賑わっておりました。


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