Nゲージ蒸気機関車2013年のメモ>2013.10.14

トラムウェイ C12(16.5mmゲージ)

トラムウェイ C12標準タイプ

これは1/80、16.5mmゲージのプラ完成品です。
比較的低価格なプラ製品のため、高級ブラス製品とは違った気さくな印象があります。製品コンセプトが私の9mmゲージの遊び方に近いような気がして(根拠ナシ)、興味を持っていました。

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全体

C12というと、姉妹機のC56のプラ製品がKATOから出ています。
また同じタンク機のC11のプラ製品も天賞堂から出ています。参考までに並べます。

トラムウェイ C12

トラムウェイ C12標準タイプ
(拡大写真)

標準タイプ・九州タイプの2種があります。つかみ棒・サイドタンク下配管・エアホース・ナンバープレートのみ、添付部品をユーザーが取り付けます。

KATO C56

KATO C56
(拡大写真)

KATO初のプラの1/80蒸機です。ユーザー取り付けのパーツはかなりたくさんあります。
なお写真は初回品で銀車輪ですが、2010年の再生産で黒色車輪になっています(ロッドは銀のまま)。

天賞堂 C11

天賞堂 C11 3次型標準タイプ
(拡大写真)

3次型と4次型から、何と9タイプもいっぺんに出ました。

横から

いずれも、小さなレイアウトでも使いよい模型です。標準状態で前後の連結器とも自動連結できるので、そのままバック運転もできます。

トラムウェイ C12

C12
(拡大写真)

端梁間で約13センチです。
下のC56と目立つ寸法の違いがあったらイヤだなと思っていましたが、その心配はありませんでした。
プラモールドをはじめとするディテールの感じも違和感ありません。

KATO C56

C56
(拡大写真)

初回から20年になってもモールドの様子やスタイルは古くなっていませんが、キャブ後部まで入っているモーターや、走行音の大きさはさすがに古めになりました。

天賞堂 C11

C11
(拡大写真)

C12に比べるとやや大きな機関車です。それでも端梁間で15センチくらいです。
窓が全閉なのでちょっと暑いかな…。

車体はどれもプラ製Nゲージ蒸機と同様のつや消しです。C12とC11は煙室部分がさらに強めのつや消しになっています。
車輪はC11が最も黒っぽくなっています。C12とC11ではロッド類も黒色です。

前方から

C12
C12
煙突を引き抜くと、煙室扉が前方に外れます。煙室内のライト基板から導光されています。電球色で穏やかに光ります。
デッキの水平部は傾斜部と分離したパーツで、やや立て付けが悪い感じです。
C56
C56
つかみ棒は金属製です。ライトは黄橙色に点灯します。ライト消灯スイッチは煙突の底にあり、付属のドライバーを差し込んで切り替えます(煙突そのものを回すわけではない)。
C11
C11
ライトは電球色チップLEDによる直接点灯で、まばゆく光ります。

C12の煙室扉ハンドルは説明書(初回)では別パーツとされていますが、取り付け済みに変更されています。
煙室扉外周の手すりは別パーツではなくモールドですが、実物のC12も割とあっさりしているので、これはこれでよい方法かと思います。
煙室扉の見かけはもう一回り小さくてもよかったかもしれません。

C12 外観

公式側

公式側上方

非公式側後方

非公式側

走りのほうは自分の感覚としては満足のいくもので、静かでしっとりした感じです。
同封されている注意書きに「走行時若干のモーター音、ギア音はいたします。」とありますが、ふだんNゲージに慣れている身には十分静かです。私が持っている他のプラ製の16.5mm蒸機に比べても気になるところはありません。
(あくまでも低価格プラ製品+私の感覚では、ですヨ)。

なお、上記のC11はもっと静かです。またC56の動作音はこれらに比べてかなり大きく、現在では「うるさい」レベルかと思います。最初にC56を買ったときは、別に普通と思ったのですが。


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