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C57 180号機・門デフ(トミックス)

トミックスの1年半ぶりの蒸機です。以前発売された180号機の異なる姿です。少し写真を撮りました。

2014.12.29


全体

前回の標準デフの180号機と、今年KATOから発売されたC57 4次形を並べてみました。4次形は180号機の3次形とは相当異なる形態なので、特に参考にならんのですが。

180号機 門デフ

C57 180号機・門デフ
(拡大写真)

今回の製品です。この形態のデフはトミックス初です。

180号機 標準デフ

C57 180号機

2年前に発売された標準デフの製品です。

KATO 4次形

C57 4次形(KATO)

今年KATOから発売された4次形(九州タイプ)です。縮尺1/150のC57はKATO初です。

(靴が脱げていた)

外に出るのがおっくうで、買いに行かず送ってもらったのですが、袋から車体を出すと「チャリン」と音がして丸いものが転がり落ちました。

先輪タイヤ

新品のタイヤが外れていたというのは過去半世紀で初めて見ました(笑)。
指ではめ込むと、特に抵抗もなくスッと入りました。こんなに簡単に着脱できるものとは知りませんでした。しめしめ(何に使おうというのか…)

さて、今回の製品はフロントパーツを門デフに変えただけかなと思いましたが、他にもちょーっと作り分けがあります。
飾り塗装によるお化粧も少し増えています。

非公式側後方

公式側

ボイラー上

ドーム前の手すりも小形のものになっています。きれいな形のドームはそのまま。空気作用管は、KATOのような配管止めの塗り分けはまだされていません。
発電機周辺のディテールなども、前回の標準デフの粒度を踏襲しています。
全体の塗装はとてもきめ細かく、きれいです。

前面

標準デフ
180号機・標準デフ
門デフ
180号機・門デフ

門デフの作りはKATOの旧系列などと同様です。ステーの上端はフリーではなく煙室上部にくっついています。
これ以上厚く太くなると野暮ったい、という直前あたりでうまく止めた感じで、扱っていてもそれほど不安は感じません。もちろん、細い部分が多いので一定の注意は必要です。

つかみ棒・テールライト・エアホース等がユーザー取り付けなのは以前と変わりません。自分で穴を開けてテールライトを取り付けるのも同じです。

テンダー

テンダー後部も変わっています。

標準デフ
180号機・標準デフ
門デフ
180号機・門デフ
ハシゴがダブルになり、上部のステップが追加されました。

クロスヘッド付近

前死点の状態。

180号機・門デフ

180号機・門デフ(トミックス)
一番前まで来た合併テコがなかなかいい角度になっていますね。もっと落ちにくければよかったんですが(今回の製品がどうかはわかりせん。一応説明書には脱落時の注意書きはあります)。

KATO 4次形

C57 4次形(KATO)

トミックスのC57 180は、トミックスの蒸機のシリーズの中で一番感じよくできているような気がします。
どこがと言われると困りますが、個人の印象ですから…。

今回の門デフ風も格好いいです。現役時代の一次形の門デフなども欲しくなりますね。全体的に、それほど数があったわけではないのですけど…。

公式側後方

ケースの中敷には、エンジンとテンダーが分離状態で収納されており、出し入れのつどドローバーを着脱しなくてはならなくなりました。
曲がりやすい金属線が通っているので、本当はあまり頻繁に着脱したくない部品です。中敷を加工して、連結したまま片付けられるようにしました(単なるズボラかも)。


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