Nゲージ蒸気機関車2016年のメモ>2016.1.9/2016.12.11

KM-1の電源スイッチ交換

ほとんど自分用のメモです。
KM-1の電源スイッチが不調になり、電源が切れなくなったり、逆に入らなくなったりし始めたので、類似品と交換しました。


KM-1内部

KM-1のふたを外したところです。直流スイッチング電源です。思ったより中身が詰まっていました。
電源スイッチはふたの角穴にはめ込まれているので、側面の爪を押しながら外側に外せます。

電源スイッチからは2組のコネクタ付きジャンパが出ています。一方は自身の照光用、もう一方が電源制御です。

電源制御の端子は手前中央にありまして、ここが開いていると通電するようです。写真はコネクタを外してあるので通電されっぱなしです。

壊れたスイッチ

元の電源スイッチは、試作のときに秋葉原で買ってきました〜みたいな感じの通常品です。
フジソクの「LP2S-17S-559-Z」ではないかと思いますが、同じ型番のものをお店で見つけられなかったので自信はありません。

いつの間にかフジソクが日本電産コパル電子になっていたことをこのときになって知りました。

姉妹品

姉妹品のLP2S-27S-O-Zを買いました(写真右)。残念ながら照光なしです。
ボタンの色はいくつかあり、これはオレンジ色です。※品番中の「O」はオレンジ

端子の様子

裏側の端子の様子。左がオリジナルのKM-1に使われていたものです。
下列にある3個の端子がスイッチで、一番右がコモン、残りの2つはボタンのUP/DOWNに応じてどちらかが閉状態になります。KM-1の場合は左右両端しか使いません。
中央列の2個の端子は照光用端子です。

交換品の端子

買ってきた姉妹品は2極なので最上列にも3つのスイッチ端子がありますが、こちらは使いませんでした(並列にしてもよいのでしょうが)。中央には照光端子の場所だけ空いています。

取り付けたところ

ふたにはめ込みました。同じ規格ですからぴったりです。

配線

新しいスイッチのコネクターを基板に差し込んで…。
古い故障したスイッチも照光ランプは生きているので、そちらの端子はもとの位置に差し込んで、中に適当に置いておきました。

修理完了

電源をONにしても照光されないのがさみしいですが、KC-1側のパイロットランプが点くのでそう不便ではありません。
ボタンがオレンジ色になったのでいかにも怪しいです。

中にある旧スイッチ

中では閉じ込められた旧スイッチが健気に光っているのであった。

しかし、こういう照光式スイッチの規格サイズなんて、どのメーカーも同じだろうなんて思っていましたら、結構違うのですね。
似たような違う品はたくさんありますが、やはり未加工でそのまま取り付けられる品が便利です。

今度同じ照光式スイッチを見つけたら買っておかないと…。KM-1/KC-1には何の不満もないため、部品が磨耗しても交換してずっと使っております。


11か月後…照光式スイッチ入手

オレンジ色のボタンも面白かったのですが、不意に見ると、「にんじん」や「柿」がくっついているように見えたりしまして(笑)、たまに照光式スイッチを探しておりました。
1年近く経ち、ようやく入手しました。

取り寄せたスイッチ

適当に探しただけでは見つけられなかったため、前回にんじんスイッチを買ったお店に予想型番を伝えて取り寄せてもらいました。
値段はお店によって違い、1000円未満から2500円以上まで相当な差があるようでした。私が買ったお店では、高かったです…。

側面の表記

右が故障したオリジナルのスイッチ、左が新しく買ったものです。

表記を比べてみたところでは、同じもののようです。
端子もまったく同じですから、同じ位置の端子に元のスイッチから線をハンダ付けし直しただけです。

取り付け

パネルの表からパチンとはめて、おしまいです。

点灯

今度こそ、完全に直りました。

というわけで、KM-1に使われている照光式スイッチは、市販されている、
日本電産コパル電子 LP2S-17S-559-Z
でした。

似た型番がたくさんあります。同じ形に見えても、「17」のところが「16」になっていると、「押している間オン、放せばオフ」のモーメンタリータイプなので適しません(プッシュロックされない)。型番をよく確かめないといけません。

関連→KC-1の可変抵抗器交換


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