KATOのD51標準形(長野式集煙装置付)の集煙装置の代わりに、簡単な煙突をプラ棒で作ってみたものです。
もともと集煙装置のない標準形(品番2016)も発売されてはいますが、意味はあまり考えていません。
「テーパー丸棒」を持っていたので使ってみました。
ウェーブの製品で、いくつか寸法の異なるものが売られています。
切り詰めのない煙突の長さは3mm程度なので、普通のストレート丸棒を少々削って使っても十分かと思います。
煙突の細いほう(下側)の直径は3.2mmとし、そこから太いほうに長さ3mmでカットしました。
予定の位置から少し離して大雑把に切り、あとはヤスリで少しずつ詰めていきました。
プラスチックなので柔らかく、油断すると削りすぎてしまいます。
上側には一応軽く穴を開けることにしました。
穴を開けなくても、縦横に網状にナイフでスジを入れて、火の粉止め風に見せる方法もありますね。
最初に中央付近にピンで印を付け、1mmドリルで少し穴を開けました。中心からずれたら、反対側をナイフで削ったりして調整しています。
順々に太いドリルやナイフで穴を広げています。縁のほうはナイフで若干薄くしました。
あまり薄くして欠けると台無しなので、ほどほどにしました。
煙突の一番上の外周には縁取りのようなものがあるので、細く切ったシールを巻き付けて表現しました。
電車の方向幕や、ストラクチャー付属のステッカーの余りなどです。
アクリジョンのつや消しブラックを筆塗りして終わりです。
集煙装置を恐々と動かしながら、上に引っ張って外したところです。
下部のツメで煙突の穴に引っかかっているので、ボイラーを外して裏からツメを緩めるといいのですが、分解するのがおっくうで…。
作った煙突を、少量のゴム系接着剤で粘着させました。
若干変ですが、まあ煙突です。
一応の雰囲気は出ます。
3Dプリントで作るのも面白いと思いますが(こういうものの3Dモデリングは簡単ですので)、1個か2個しか使わないなら、まだ普通の手工作のほうが安くて早くできるかと思います。