余っていた銀河モデルのATS車上子が出てきたので、気が向いてKATOのC62 2号機に付けてみました。
たぶんC62北海道仕様パーツセットの使いかけです。
KATOの旧C62用のもので、買ったのは15年〜20年ぐらい前でした。
1/140蒸機に、色んなパーツを付けたり作ったりして改造するのは楽しかったですよね。模型の基本の形がしっかりできていたからだと思います。
ニッパーで切り離したATS車上子のパーツです。これは銀河モデルのN-076「ATS-S型車上子(旧型車輌用)」と同じものではないかと思います。
メーカーの公式サイトを見ると、現時点ではまだ在庫しているようです。
青線の位置の折り溝を内側に谷折りして、テンダーに接着する のりしろ とします。
※ただし、あとで少し位置をずらして曲げ直しています。後述します。
はじめにのりしろの部分を曲げました(あとで位置を変えて曲げ直しています)。
支柱の部分が細いので、そこをヤットコでくわえ、のりしろのほうを指で押して曲げています。
斜めになっているテンダーの底に貼るため、90度までは曲げず、目分量で形が合いそうな角度にしました。
底に来る車上子の部分を、ヤットコで90度ひねりました。
曲げた部品を横から見たところです。
KATOのC62 2号機のテンダーです。
もとのATS車上子は、赤線のあたりでカットすることにしました。
ニッパーでカットしたところです。
どうしても元に戻したいことがあれば(やっぱり元の斜め支柱も量産模型らしくて捨てがたい!?など)、切り口を突き合わせて接着し、裏側から薄い真鍮の細帯を接着すれば何とかなるかもしれません。
折り曲げたATS車上子を、透明なゴム系接着剤(ボンドGクリヤー)で貼り付けました。
底板には配管のモールドがありますが、その内側にのりしろがぴったり収まり、結構しっかり付きます。
そういえば昔は、ソニーボンド クリア(「ソニ・ボンド」と書かれていた)もよく使ったのですが、最近私の近所ではとんと目にしません。
左右両方を接着したところです。
「アクリジョン」のつや消しブラックを筆でぺたぺた塗りました。これで終わりです。
塗料がないときは、黒マジックで塗ってもいいかもしれません。ちょっと塗料の黒に比べれば独特な感じになりますけど。
完成…なのですが、
高さがレールすれすれのため、Nゲージの模型としては低いかもしれません。ケースにしまうとき、底の補助板が付けられません。
※使ったC62 2は初回ロットのもので、車両の底にプラスチックの補助板をはめ込んでケースに入れる方式です。
どうせ思いつきで始めたことなので、一度はがして、曲げ直してみることにしました。
元の折り溝より少し下側で折り直しました。細い支柱の部分なので、折り溝がなくても曲げられます。
また2個のうち、のりしろが配管のモールドに当たるほうは、先端を少しカットしました。家庭用ニッパーでパチンと切りましたが、思ったより硬かったです。
曲げ直して再び接着したところ。
ケースにもしまえるようになりました。
これでおしまいです。
ついでに、細い針金で(真鍮線やビニールコードの芯線とか)ATSのケーブルなどを作ったりして、シルエットに変化を付けると面白いのかもしれません。
なお、立体的なロストパーツも、やえもんデザインから発売されています(Y-064 ATS車上子)。
KATOのC62は音もなく滑るように出発するので驚かされます。別途サウンド機能などを使う際にはありがたいです。