煙室戸の上にある、円弧状の手すりの部品構成の違いです。
トミックスもKATOも、煙室戸手すりは実際に浮いています。
トミックスは想像できるつくりで、樹脂製の手すりが穴に差し込まれています。ピンセットで引っ張ると抜けます。
KATOもC62、D51などはこの方式です。
KATOのC11の手すりも浮いています。写真は隙間に紙を挟んでみているところです。
しかし、ピンセットで軽く手すりを引っ張ってみても、抜けてくる様子がありません。
裏側を見ても、取り付け足が見えないのです。何箇所かに出っ張りがありますが、袋穴になっているわけでもないようです。
横から見るとこんな具合です。
手すりの足の根元を見ると、煙室前面に差し込まれているというより、完全にくっついているように感じます。
もしかして一体成型なんでしょうか…? 壊したくはないので、これ以上無理に引っ張ってはいません。
ついでにKATOのC12です。
これも煙室戸の上に手すりがあり、浮いています。が、これがまた別の構造です。
裏側を見ると、U形のちょっと複雑な構造があります。これの下側を浮かせて、右側にずらすと…
左右の手すりがつながったまま外れます。これもちょっと想像できない構造でした。
すっきりした外観に仕上げるために(組み立てコストの軽減が主かもしれませんが)、工夫されているのですね。