Nゲージ蒸気機関車2017年のメモ>2017.10.14

オハ62

トミックスから発売されたオハ62です。先に発売されていたオハ61が基本ですが少し違います。
オハ62はマイクロエースからも発売されているので並べてみました。


全体

トミックス オハ62
トミックス オハ62 
(拡大写真)
下のオハ61に比べ、床下の蓄電池箱が長く、窓の上部に内窓表現のような横線が追加されています。
歯車式車軸発電機はユーザー取り付けです。
トミックス オハ61
トミックス オハ61 
(拡大写真)
2008年に発売されたものです。翌年に発売されたC57 135も意識した製品投入だったのではないかと想像します。
車端の表記は私が面相筆で点々を描き込んだもので元の模型にはありません。すみません。
マイクロエース オハ62
マイクロエース オハ62 
(拡大写真)
上のオハ61と同じく2008年に発売された、4両セットのものです。
蓄電池箱や車軸発電機等、形態はオハ61と同じかと思います。

オリジナルはすべてアーノルドカプラーです。
トミックスのオハ62は一見オハ61と同じですが(実物もそうですが…)、蓄電池箱を作り変えたり、床下パーツを別添するなどして差を付けています。
一部車両に取り付けられていた独立暖房装置と燃料タンクも付属しています。
マイクロエース製品はディテールが少しぼってりした感じですが(よく言えば柔らかい)、車体根幹部の直線性は良く、しっかりした印象です。

オハ62 車体裏側

トミックスのオハ62の窓上部には、裏側からこげ茶色の直線が印刷されています。
二重窓であることを強調した表現なのでしょうか。

妻面

トミックスのオハ62の車体プラ成型はオハ61と同じに見え、ボディ内側の刻印も同じ8520ですが、妻面のモールドにちょっと違うところもあります。

トミックス オハ62 前位
トミックス オハ62(前位)
トミックス オハ61 前位
トミックス オハ61(前位)
マイクロエース オハ62 前位
マイクロエース オハ62(前位)
トミックス オハ62 後位
トミックス オハ62(後位)
トミックス オハ61 後位
トミックス オハ61(後位)
マイクロエース オハ62 後位
マイクロエース オハ62(後位)

トミックスのオハ61に用意されていた交換用ドアセットは、オハ62にも使用できます。

台車・車軸発電機

トミックス オハ62 台車

トミックス オハ62

付属の歯車式発電機を取り付けた様子です。
2種付属しているうち一方を使うのですが、パーツを台車に取り付ける部分の形が説明書の図と違うので、これで正しいのか少々不安も。

取り付けの前に床板の一部を交換し、元の発電機を取り外しておきます(さもないと引っかかります)。手順は説明書に書かれています。

トミックス オハ61 台車

トミックス オハ61

マイクロエース オハ62 台車

マイクロエース オハ62

床下

トミックス オハ62 床下

トミックス オハ62

ところどころにある小穴は、付属の独立暖房機と燃料タンクを取り付けるときに使います。

左の台車近くの床板が別パーツになっていて、元の発電機付きの床板と交換できるようになっているのがわかります。

交換の際には、茶色のシート部品を外す必要があるのですが、そのツメが固くて一方を折ってしまいました。これからの方はお気を付けください…。

マイクロエース オハ62 床下

マイクロエース オハ62

屋根上

普通の旧客の屋上といいますか、ガーラント形ベンチレーターが並んでいます。

トミックス オハ62
トミックス オハ62
マイクロエース オハ62
マイクロエース オハ62

マイクロエースのオハ62の初期製品では、屋根が光沢のある黒に塗られていましたが、この製品ではグレーに変更されています。
蒸気機関車の煙で確かに真っ黒なこともあったので、つや消し黒に塗ってみるのも面白いかもしれません。ただ、上から見ることが多いレイアウトの場合は、結構重たい印象になります。


●掲載した模型について


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