Nゲージ蒸気機関車2019年のメモ>2019.2.16


比較記事はありません。すみません。
KATOとトミックスの「四季島」電車が揃い、手の込んだ両社の製品を見比べているだけで、蒸気機関車とはまた違う模型の表現の妙に引き込まれました。

KATO
KATO(拡大写真)

トミックス
トミックス(拡大写真)

模型サイズからかけ離れた異常な拡大写真でも、細部のディテールがはっきり出ており、表面も滑らかです。前面ガラスの下にある極小文字もちゃんと読めるのが驚きです。
一見同じように見えるプラ製品とはいえ、メーカーごとの表現方法や構造の違いが随所にあるのが期待通りで楽しいです。
私事ですが年々、こういう模型は工業製品である以上に、それぞれのデザイナー様のご作品そのものである、と捉えたほうがスッキリするようになりました。

部品の分割方法や塗り分け方法ひとつとっても、やはりこういう部分はKATOらしいとか、トミックスらしいとか感じるところもあれば、今回ここは新しいなと感じる部分もあります。 全体のスタイルにも、遠方から見た印象に近いとか、ホームに立って近くから仰ぎ見た感じに近いとか、実車の色々な表情が見え隠れします。手のひらに乗るような小さな模型に、どんな印象を盛り込んで、どういう方向にデフォルメを加えるか、製作者様のご苦労はどんなものであるのかなと感じ入りました。
もしマイクロエース製品があれば、また違う表情・違うアプローチになっていたのでしょうね。


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