先日少し書いた、エアーブラシのメインレバー付近から塗料が漏れる症状ですが、部品を交換して修理することができました。
不調になったのは、ずっと使っていた1993年製の「タミヤ スプレーワークHGエアーブラシ(74503)」です。
20年以上の付き合いです。
エアーブラシを分解し、ニードルを外して、後ろからマイナスドライバーを入れると、突き当たりにニードルの通る穴の開いたネジ状の金具があります。
この金具にパッキンが付いているそうなので(見たことはありませんでした)、これがだめになったのではないかと想像しました。
メーカーの公式サイトのWEBフォームから、症状を連絡して相談したところ、すぐに該当部品「HG.Sエアーブラシ ニードルパッキン付金具(共通)」を分売していただけました。
この部品はエアーブラシの分解図や部品表にはありません。
もともと、この金具とパッキン(Oリング)は別体だったそうですが、今はこのように一体化されており、互換性もあるそうです。
外見はウォームギヤみたいですが、片側に白いパッキンが付いています。
エアーブラシから取り外した元の金具です。汚い(笑)。後ろが黒くなっていて、塗料が漏れていたことがわかります。
それにしても…
パッキンなんて、もうどこにもないですよ(笑)。
これは漏れますわね。ニードルを通してみると、穴がスカスカです。
こちらは新しい金具です。前のほうに白いパッキンが一体化しています。この金具をマイナスドライバーで元の位置に取り付けてやれば修理完了です。
注意しなければならないのは締め具合です。最初パッキンの穴はニードルより少し大きく、ややスカスカなのですが、ドライバーで締め込むと穴が圧迫されて小さくなり、ニードルが緩まなくなります。
しかし、最初から普通のネジを締めるつもりでぎゅっと締めるときつくなりすぎて、ニードルが通らなくなったり、動かなくなったりします。私の場合はそうでした(やってしまったのです)。
仕方ないので、穴を1.3mmドリルでザグってもう一度緩くし、今度はそっと締めました。きっと、後年また緩んできたら、増し締めすればいいのでしょう。
シンナーを試し吹きしましたが、ニードルの動きも噴射も調子よく、後ろに漏れてくることもありませんでした。
部品代は518円で、1万円以上するエアーブラシを買い換えずに済みました。浮いたお金で何か機関車が買えるかも(笑)。部品表に載っていない部品を迅速に販売していただけて嬉しかったです。ありがとうございました。
またずっと使いますヨ。