トミックス登場直後からあった木造駅舎セットが、価格・塗装変更されて発売されました。
品番は4202に変わり、価格は1,000円+税から1,200円+税に変わりました。
登場時の価格は900円だったと思います。それほど変わらず続いてきていました。
付属パーツのホーム端パーツのみ付けた様子です。
まあ色が違うだけで、あとは今までと同じ見慣れた形ですが…。従来製品の塗装はブラウン、初期にはブルーもありました。
ガラス張りの電話ボックスや丸型のポスト、外にある売店など、ちょっとしたアクセサリーが今見ても楽しいです。丸型のポストは当時まだ結構残っていました。
駅舎の長さは約10cmとコンパクトで、乗用車3〜4台分の長さということになるでしょうか。小さいレイアウトにはちょうどよいサイズです。
室内も作られており、自分で塗り直す人のために分解しやすい構造になっていることが昔からの売りでした。
窓ガラスも外せます。ガラスに一体モールドされている窓枠を塗り分けようとすると、かなり大変だと思いますが…。
付属品は対向式ホームの端とスロープ、ホーム柵、シールです。
付属のホーム柵の取り付けは任意ですが、ないとホーム上に角穴が残るので、付けておきました。
ナイフでちょうどよい長さにカットし、ゴム系接着剤でホームに接着しました。
以前は駅舎の周囲の花壇に撒くカラーパウダーが小袋で付属していましたが、今はなくなっています。
手持ちのカラーパウダーを使って、以前のカタログ同様の標準的な姿?にしてみました。
カラーパウダーをレイアウトパネルに撒くときは、木工用ボンド水溶液を塗りつけて振り掛けたりしますが、これは両面テープを使って手軽にやりました。
両面テープをちょうどよい幅(約2.7mm幅)にカットし、模型に貼り付けました。両面テープは一度カッターマットに剥離紙ごと貼って、定規とナイフで切り出しました。
両面テープをそのまま模型に貼ってから、ナイフで周囲を枠に沿って切り、余分を取り除く方法もあると思います。
今はまだ、表面の粘着力を減らさないよう、あまりしっかり押しつけていません。
カラーパウダーを指でつまんで、テープの上からまんべんなく振り掛けました。
トミックスのカラーパウダーは、以前は30g入り200円でしたが、今は増量して45g入り700円(+税)となり、ちょっと使うだけなら高すぎる感じになってしまいました。カラーパウダーは色々なメーカーから発売されているので、安くて少量のものを選んでもいいと思います。
振り掛けたカラーパウダーを、指先で両面テープに揉みこむようにしっかり押し付け(しつこいぐらい、あらゆる方向から押し付け)、最後に余分なカラーパウダーを除きました。
深夜にやったので掃除機が使えず(古いのでうるさい)、筆で払い落そうとしたら、案の定静電気でいたるところにくっついてえらい目にあいました(笑)。
両面テープなので、木工用ボンド水溶液と違ってすぐ使えます。
よりしっかり固着させたいなら、この上から塗料のフラットクリアーなどを筆で軽く置いていくように浸み込ませたり、トップコートを軽く吹いたりして、乾燥させればよいと思います(そのへん始めますと、コンクリートや石積み部分もきちんと塗装したり、つや消しにしたくなったりするかもしれませんが…)。
駅名はシールにある伝統の「井中駅」を使いました。
駅に車両が並ぶと、何か物語ができそうな光景になって、よいです。あと欲しいのは人形ですね。
もしかしたら、最近始めた方が現代の色々なストラクチャー製品を見たあとでこれを見ると、シンプルすぎる製品に見えるかもしれませんが、これから新しいNゲージのシステムを作っていくぞという、スタート当初のトミックスの意気込みが端々に感じられる製品だと思います。