Nゲージ蒸気機関車2019年のメモ>2019.9.17

D51がカーブでカチカチいうとき

D51に限りませんけども、簡単に直る場合がありますので。


カチカチいうD51

店頭での試走ラインはたいてい直線なので、わからないことが多いのですが、自宅で走らせて(おもに)曲線に差し掛かると、動輪付近からカチカチと連続的な音がすることがあります。

これ自体はよくあるので、「カチカチカチカチ…」程度なら気にせず放っておきますが、
「カチカチカチカチカチカチ…」ではうるさくてかないません。

第一動輪ピンとクロスヘッド

原因は色々あると思いますが、第一動輪クランクピンが、1回転ごとにクロスヘッド周辺の裏側に当たってしまうケースがあります。
金属キットの組み立てなどでも、ほとんどの人が1度は経験するアレです。もっとも、金属キットの場合は音ぐらいではすまず、ガチッと引っかかって止まってしまうことも多いですけども。

クロスヘッド付近の干渉

最近はプラ製蒸機でも縮尺が小さくなり、クロスヘッドまわりのクリアランスが一段とシビアにできているので、条件が悪いと接触することがあるのでしょうね。
部品の成型のわずかなクセ、スライドバーの微妙な位置、組み立ての微妙な深さ・浅さににより、クロスヘッド周りの余裕には若干のばらつきがあります。カーブでは動輪が想像以上に横に押し出されるので、第一動輪クランクピンがクロスヘッド周辺に当たることがあるようです。
カチカチ音が鳴る程度なら、特に心配なく使えます。ただ他が静かななかで、あまりに音が激しい個体があると気になります。

ピンセットで少しモーションプレートを浮かす

スライドバーやラジアスロッドを曲げないように、モーションプレート前側を微妙に車体外側に浮かせてやると、一緒にスライドバーとクロスヘッドが外側に移動し、第一動輪との間にわずかながら余裕が増えます。
これだけで、ウソのようにカチカチ言わなくなることがありました。

※この写真は説明用に撮影したので、この位置をピンセットで動かせば安全に浮くというわけでもありませんのでご注意ください。

上から見たところ

上から見たところです。モーションプレートの裏側の脚がダイキャストブロックに差し込まれているので、そこを少し緩める感じです。

スライドバー後端

スライドバーの後端は、モーションプレート前端に軽く引っ掛けられているだけなので、もし外れたら再び組み合わせておきます(いつもあんまり収まりがよくない気がします)。

以上、効果がなければ原因はまた別のところですが、他を調べに行く前に、モーションプレートをもとの位置に戻しておきますか…いっぺんに色々やると、何が原因だったのかわからなくなりますので。


「Nゲージ蒸気機関車」トップページに戻る