MODEMOのスハ32系客車「NS107 国鉄20m級 旧型客車三等車セット」のケースです。
これはMODEMOの旧客セットの再販版のような商品で、ケースが紙箱からプラケースに変わったあとの比較的新しいものです。
…といっても、2005年製なので、16年前ですか。
久々に使おうとしたら、なんと異変が。
まずい、背が裂け始めている(笑)。
スハ32系はその後商品が増えたため、このセットはあまり使っていないんですが、こんなところが裂けたのは他商品を含めても自分では初めてです。
これ以上裂けないように注意しませんと…。
ちなみに中身はこんな感じです。スハフ32とスハ32×2の、それぞれ丸屋根・ダブルルーフが含まれています。ケース内のウレタンは10両用です。
ダブルルーフは今でも貴重ですが、同じMODEMOから等級帯入りでぶどう色1号の製品も出ているため、私はそちらを使うことが多いです(色替えのみで形はまったく同じです)。
以上でして、単に「ケースが割れていてショックだった」というツイートのつもりだったのですが、
片づけようとしたところ、突然に不測の事態が発生(というか、言わんこっちゃない)。
キャー
ケースを持ち上げたら「パリン」と音がして一瞬にして完全に裂けました。
うわぁ…いつか壊れるかもとは思いましたが、まさか今のこの場で壊れるとはまったく予想していませんでした。
びっくりしましたヨ!
ここで終わるのもあんまりなので、中身の一部をちょっとご紹介します。
それにしてもショックです。
スハフ32W
(拡大写真)
ダブルルーフのスハフ32です。側板に縦のリベットあり。
スハ32W
(拡大写真)
ダブルルーフのスハ32です。同じく側板に縦のリベットあり。
スハ32
(拡大写真)
丸屋根のスハ32です。他に丸屋根のスハフ32も含まれています。
スハフ32W | スハフ32 床が浮いていましてすみません。すぐには直りませんでした。 |
スハ32W | スハ32 |
妻板パーツはそれぞれ前後とも同じものがついています。
接着式の板キットを手作業で組み立てたような製品なので、ちょっとヨレた感じがありますね。
元のアーノルドカプラーの具合がどうであったかわからないのですが、カトーカプラーの収まりはあまりよくありません。すぐにねじれてしまい、連結しにくいところがあります。
写真でも1両のねじれを直し忘れてしまいました(もう、ねじれているのが普通になってしまって…)。
床下はスハフ・スハ全車共通です。大元の中村精密製キットとは異なり、スポーク車輪ではありません。
室内装置はクリーム色です。この頃の製品としては普通の成型色です。たぶん室内灯の電球の照明効果を上げるために明るい色になっていたのでしょう。
丸屋根の裏側です。ベンチレーターは接着取り付けされているようで、下穴がたくさん用意されています。
ダブルルーフはすべて同じ成型品が使われています。
いつのまにか再び、古い製品になってきましたけども、こういう感じのセットでした。
そういえば2019年の静岡ホビーショーで、グリーンマックスからもダブルルーフのスハ32(エコノミーキット)を検討中との発表がなされていましたが、その後どんな感じなのでしょう。たぶん、まだ出ていませんよね。
●掲載した模型について
・MODEMO NS107 国鉄20m級旧型客車 三等車セット(2005年)