Nゲージ蒸気機関車2014年のメモ>2014.5.11(オロハネ10)

オロハネ10

これは面白い車両だなぁ…と、昔から何となく好きだった車両です。
GM製品にずいぶんお世話になりましたが、今では完成品も複数社から出ています。

2014.5.11


全体

グリーンマックス(GM)、マイクロエース、KATOを並べてみました。
GMは30年くらい前に発売されたキットで、写真の品もかなり前に組み立てたものです。へたくそな作例で申し訳ありません。

GM GM (拡大写真)
貼り付けているインレタの車番はたぶんテキトーだと思います。座席は後日、KATOの10系のものをカットして入れました(端から剥がれてきています)。
マイクロエース マイクロエース (拡大写真)
今は単品もありますが、写真はC63+10系客車「幻の急行列車」のセット品です。旧マイクロエース(←しなのマイクロ)時代の製品をもとに、上廻りが新製されたものです。
KATO KATO (拡大写真)
10系寝台急行「大雪」のセット品です。台車に歯車式発電機が付いています。

反対側からも撮りました。

GM GM (拡大写真)
マイクロエース マイクロエース (拡大写真)
床下はオハネ12等と共用です。
KATO KATO (拡大写真)
床下は新規作成のようで、サスペンション付きになりました。

プロトタイプの違いもあるでしょうが、量産品としてそれぞれ流用部分もあるので、細々と違いが出ています。
実は…個人的にサスペンション機構はないほうが好きなのです。撮影中も、バネの位置がずれたりして高さや姿勢が定まらず、手間取ってしまいました。

A寝台側

GM
GM
マイクロエース
マイクロエース
KATO
KATO
GM GM 
はめ込みガラスではないので、窓枠類はすべて車体側のモールド表現です。
マイクロエース マイクロエース 
客室窓のフチはグレーです。
KATO KATO 
客室窓のフチは銀色です。

B寝台側

GM GM
マイクロエース マイクロエース
KATO KATO 
サッシ中央の縦枠に青が入っています。なお号車番号など各種表記も印刷済みです。

ここを境にA寝台・B寝台が分かれる中間の扉です。

GM
GM
天地いっぱいで角のある枠。
マイクロエース
マイクロエース
天地いっぱいで大きな角丸。
KATO
KATO
上部に表示板付きで小さな角丸。

特徴的なドアの深さは、GM・マイクロエースに比べ、KATOが浅めになっています。できることならばもう若干深さが欲しかった気がします。
ただドアだけではなく、全体的な彫りの具合がGMとマイクロエースはくっきり、KATOはあっさりというように、作風の違いがあります。

屋根

GM GM 
B寝台のベンチレーターとクーラーは、別パーツを接着します。
これは昔のKATO製品に合わせて銀色に塗りました。
マイクロエース マイクロエース 
屋根はプラ量産品らしい一体成型です。ドア上の機器のみ別パーツです。
KATO KATO 
KATOも一体成型を上手に使うメーカーのひとつ。色はグレーとなりました。

床下

GM GM 
バラバラの機器を1個ずつ接着する方式です。
マイクロエース マイクロエース 
オハネ12など旧製品の流用です。今のアリイとは異なる旧マイクロエースのロゴもそのままです。
KATO KATO 
当たり前のように見てきた「MADE IN JAPAN」の表記も、次第に珍しいものになっていくのでしょうか…。

マイクロエースの10系の基本は旧会社からのもので、当時から力の入った床下表現などが評判になったものでした(ただ正直、全体的な精度や品質では、先行メーカーにだいぶ遅れをとっていたと思います)。泣き所だった台車の転がりの悪さは現在すっかり改善され、快適に使えるようになったのは嬉しいことです。
KATOのオロハネ10も単品で買えればよかったのですが、これが「大雪」セットの目玉のひとつだったので、そううまくはいきませんでしたね…。C58がリニューアルされることも期待して、セットを買いました。


●比較した模型について


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