Nゲージ蒸気機関車2008年のメモ>2008.6.21(サロンエクスプレス東京/ゆとり)

14系サロンエクスプレス東京/ゆとり

EF65 1118+ゆとり

2008.6.21

今年3月に運転をやめた14系「ゆとり」がKATOから発売されました。これは以前から発売されていた「サロンエクスプレス東京」の仕様を変えて「ゆとり」風に組みなおしたものです。実車同様7両編成から6両編成に変わり、窓配置や内装が変更されています。


サロンエクスプレス東京の初回製品は伸縮式アーノルドカプラーを装備していましたが、以下の写真はKATOカプラーBタイプに変更されたあとの製品です。「ゆとり」ではさらにジャンパ栓付きKATOカプラーBタイプに変更されています。

全体

スロフ14

サロンエクスプレス東京

サロンエクスプレス東京 (拡大写真)
展望室付近の座席は明るいオレンジ色です。以前のKATOの客車の内装は単色の成型ばかりだったので、これはメリハリがきいていて感じよく見えました。

ゆとり ゆとり (拡大写真)
窓割りが変わっています。展望室付近の座席はグリーンです。続く車内もお座敷に変更されています。展望室側のカプラーはナックルカプラーです。

マルーンの塗装や帯の印刷は、この2製品ではほとんど同じです。赤帯の印刷のエッジはサロンエクスプレス東京のほうがシャープですが、下地と同系色なので凝視しないとまずわかりません(最近のKATO製品は印刷ランクをちょっと落としているような気がします)。
「ゆとり」ではHゴムは黒色に変わっています。窓ガラスの透明感も向上しています。

オロ14 701〜704

「ゆとり」には702はありません。

サロンエクスプレス東京

サロンエクスプレス東京 
室内の壁はクリーム色、座席は701と703がグリーン、702と704がチョコレート色で表現されています。

ゆとり ゆとり 
窓割が変わり、内部はすべてクリーム色の座敷になっています。

オロ14 705

連結の向きが変わるので内部が左右入れ替わっています。

サロンエクスプレス東京

サロンエクスプレス東京 
座席はグリーンです。

ゆとり ゆとり 
座敷に変更されています。この車両だけナンバーの印刷位置が少し上に移動していますが、別に「当たり」ではないようです。

前方から

スロフ14の展望室付近です。

サロンエクスプレス東京
サロンエクスプレス東京
この製品ではテールサインは印刷されていました。テールライトの赤は「ゆとり」に比べて少し強い感じです。
ゆとり
ゆとり
テールサインは付属のシールを貼る方式に変わりました。ガラスが薄い緑色の成型に変更されているのがわかります。これは全車両ともそうです。
ダミーカプラー装着
サロンエクスプレス東京/ゆとりのどちらにも、ダミーカプラーとジャンパ栓がひとつ付属しており、スロフ14の一方に装着することができます。このとき元のカプラーはポケットごと切断する必要があるので、一度付けると元に戻せません。

座席

オロ14 701の座席です。

サロンエクスプレス東京

サロンエクスプレス東京 
壁と座席の色彩の違いでメリハリがきいていて、とても楽しい室内です。

ゆとり ゆとり 
テーブルの上面などを塗ってやると、さらに感じが出るように思います。

編成で

「ゆとり」のセットには、機関車用のクイックヘッドマークが付属しています。これはマグネット内蔵の機関車にはそのまま吸着しますが、うまく付かないものもあるので、両面テープを使ったほうが安心です。

EF64

現代の客車なので、模型的には先日のEF65レインボーだけでなく、たいていの電気機関車が使えます。配色的に、EF58の茶色塗装や、EF57など旧型電機にも似合います。

D51

もちろん蒸気機関車やディーゼル機関車でもOKです。蒸気機関車はイベント機などピカピカ仕上げのほうが似合いそうです。あまり「こんな編成あったのかな」などと考えないほうが楽しく遊べます。たまに貸しレイアウトなどで「その編成は変ですよ」と言われることがありますが、もともと大人が線路を囲んで汽車で遊ぶ姿がカナリ変っぽいですよね。変なもの同士楽しくやりましょうよ(笑)。


●比較した模型について


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