Nゲージ蒸気機関車2007年のメモ>2007.2.3(スシ24)

スシ24(北斗星・トワイライトエクスプレス)

KATOの北斗星に続き(といっても15年後)、トミックスの北斗星もリニューアルでランプシェード点灯装置付きになりました。また、一緒にトワイライト・エクスプレスのスシ24もリニューアルされました。


ランプシェード

KATO スシ24

KATO スシ24(北斗星)
元祖・ランプシェード点灯装置です。室内灯(電球式)も標準装備されています。肉眼ではランプシェードはもっと赤い色に光って見えます。

この頃のKATO製品には室内灯標準装備の車両セットが多かったのですが、売られていたパワーパックの出力が不十分で、251系のフル編成などでは、まれに安全装置が作動してしまうことすらありました。

トミックス スシ24(新)

トミックス スシ24(北斗星・新)
KATOもトミックスも、ランプシェードの形はともかくとして、遊び心があってよい仕掛けだと思います。

ちなみに、トミックスの旧製品はずいぶんオーバーな表現に見えるかもしれませんが、実物も割とあんな感じに思えます。

トミックス スシ24(トワイライト・旧)

トミックス スシ24(トワイライト・旧)
点灯装置のない旧製品です。KATOの床下を移植してみようかと思いましたが、いつしか忘れてしまいました…。

ここの4種の中では最も転がりがよくて、動き出さないようにセロテープで貼り付けて撮影しました。

トミックス スシ24(トワイライト・新)

トミックス スシ24(トワイライト・新)
新製品では白色に点灯し、ちょっと豪華な感じです。

黒色車輪に変わり、集電機構も一頃に比べればずいぶん抵抗が少なくなりました。

KATOとトミックスの北斗星セットで、ボディーの長さを比べると、スシ24ではKATOのほうがトミックスより約1.4mm長くなっています。しかし、他の車両は両社とも同じか、KATOのほうが0.3mm程度短いという感じで、まず同じと言ってよいと思います。少なくともEF65のような長さの差はありません。

エンブレムなど

KATO スシ24

KATO(北斗星)
エンブレムは印刷ではなく、インレタによる表現でしたが、結構喜ばれていたものでした。たとえばフラノエクスプレスではただの紙シールでした(タキ43000などは今でも紙シールですね)。

丸窓がぴったりはめ込まれており、各部のスジ彫りもシャープです。窓ガラスは平面性は高いのですが、若干細かいキズのような曇りがあって、透明度はそれほど高くありません。これは長らくKATOのはめ込みガラスの特徴になっていました。

トミックス スシ24(新)

トミックス(北斗星・新)
エンブレムは印刷で、細いところまでくっきり出ています(この写真はかなり拡大されています)。

クーラーはKATOに比べて高めの表現ですが、実物はどうなのでしょう。たまに見かける列車ですが、あまり屋根の上まで真面目に見ていないのです…。

窓ガラスの透明度はかなり高いのですが、スシ24では平面性が若干悪く、表面が波打って見える部分があります。同じセットでも他の車両はそうでもないようです。

トミックス スシ24(トワイライト・旧)

トミックス(トワイライト・旧)
これはだいぶ前の製品です。エンブレムはシルエット的なものが印刷されていますが、他にインレタも付属しています(私はこの一種のチープさが気に入ったたため、インレタを張りませんでした)。説明書でも、「エンブレムは一応印刷済みですが、」と消極的な見解です。

私のように車番を気にしない人間には、車番が印刷済みだったのはとてもありがたいです。

トミックス スシ24(トワイライト・新)

トミックス(トワイライト・新)
エンブレムは印刷済みで、非常に精密です。これを見ると、旧製品のエンブレムがさすがにかわいそうな感じです。車番はインレタ式になりました。

屋根の銀が上の旧製品に比べてちょっと薄くなっていますが、黄色の帯は逆にくっきり出ています。

上の写真のKATO製品は初期のもので、まだJRマークも印刷されていませんでした。JRマークは別売のインレタを買って貼り付けるようになっていましたが、とてもたくさん入っているため、大部分が使われずに手元に残っています。全国に余っているJRマークインレタをかき集めると相当な数になるのではないかと(笑)。でも、インレタは古くなると転写できなくなってしまいますね。

トミックスの「北斗星」セットについて

新発売されたトミックスの「北斗星」セットですが、不思議なセット構成になっています。まず基本セットにはこの旅情あふれる?スシ24が入っていません。それはまあいいとして、スシ24欲しさに増結セットを買おうとすると、なぜかそこには機関車のDD51まで付属しています(基本セットにではなく、増結セットにです)。ついでに、通常のブック形ケースの外側に機関車がパックされているので、大きくて本棚などに入りません。北斗星はEF81でしか牽かないという人にとっては、特に邪魔な抱き合わせに思えるかもしれません。

蒸気機関車で牽引

蒸気機関車サイトなので、強引に蒸気機関車に牽引させるわけですが、模型の世界では結構似合ってくるものです。

C57 三次型(ワールド工芸)+北斗星
C57+北斗星

C59グリーン(マイクロエース)+トワイライトエクスプレス もっと機関車の車高が低ければよいのですが…。
C59+トワイライト


●比較した模型について


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