Nゲージ蒸気機関車2011年のメモ>2011.12.22

ヨ6000

ヨ6000

2011.12.22

KATOの長寿製品ですが、この夏トミックスからも新製品として発売されました。レ12000とともに別メーカーによるリニューアルといった製品になりました。


KATO製品は十分に認知されていますので、レ12000に続き、トミックス製品のご紹介という感じになりました。

全体

トミックス トミックス (拡大写真)
2011年の新製品です。窓ガラスははめ込み式、テールライトは点灯式です。
値段は2,400円と少々高級ですが、非常に精密感があります。
KATO KATO (拡大写真)
小ぶりな貨車なので普段使うぶんにはあまり感じませんが、昔の機関車に合わせたと見えて少し大きめにできています。
税抜き500円という前世紀のままの値段が最大の特長です。
トミックス トミックス (拡大写真)
こちらは反対側です。
KATO KATO (拡大写真)
同じく反対側です。

側面

トミックス トミックス
細かい印刷が黒い車体に効いています。
カプラーはミニカーブレール対応ですが、お疲れの様子。
KATO KATO
初期の印刷表記は今よりも少ないものでしたが、途中の再生産より現状のようになりました。

手をつなぐとこんな感じになります。

KATO+トミックス

正面・前方

トミックス KATO
トミックス KATO

車体断面の大きさは特に違って見えます。トミックス製品は中央ドアにHゴムが入っており、ライトは点灯式のためレンズが付いています。

トミックス
トミックス
ブレーキハンドルは別パーツになっています。
KATO
KATO
妻面は一体のモールド表現です。

上方

トミックス トミックス
屋根のフチがちょっと浮いているようです。ただ実際に見るとそれほど目立ちません。
KATO KATO
金型はさすがに傷んで来ているのかもしれませんが、部品の合いは今でも良好です。
トミックス 上がトミックス、下がKATOです。
KATO

床下

トミックス トミックス
ヨ8000と同様の集電方式です。横から見るときに集電板とバネが目立つときは、通電を妨げないように注意して黒で塗るとよいと思います。
KATO

KATO
テールライトが非点灯なので集電装置はありません。

なおカプラーポケットにKマークのない古い製品では、カトーカプラーに簡単に交換することはできません。カプラーポケットを新しいものに交換するか、ポケットの内側を加工する必要があります。

そのほか

KATOの新旧

KATOのヨ6000は、レ12000と同じく、古い製品(右側)では数字の書体が独特でした。表記の種類も最近の製品に比べれば少なめですが、当時は十分すぎるほどでした。

約40年前、どこのご家庭でも見られた?関水金属(KATO)の当時の編成。

KATO旧製品

こちらが最近のトミックス製品の編成。先頭に立つ機関車の縮尺が小ぶりになってきたので、それに合うサイズが求められるようになりました。

トミックス現製品

KATOの3両を今揃えると全部で1,680円、トミックスは4,725円ですから、仕様の違いを考慮しても物価の変化の大きさを感じます。
だから両者が共存できるのでしょうね。
(※KATOのワム80000は現在2両セットなので、1両分として計算)

2020.12.27 その後リニューアルされたKATOのヨ6000と、ヨ5000に関する記事が以下にあります。
ヨ5000・ヨ6000(KATO・トミックス)


●比較した模型


「Nゲージ蒸気機関車」トップページに戻る