長野県の高校統廃合計画で、岡谷南高校と統合する案が出ている模様(地元の理解が得られていないとしていったん差し戻し)。それぞれ性格の違う学校ですから、単に近いからといって統合するのはあまりにも浅はかな案ではないでしょうか。最悪統合が避けられなくなった場合でも、統合新校に東高の名残を少しでも残すことを提言していきたいと思います。南高は私服ですから、そのまま制服として、あるいは標準服として残すなど現実的な方法はいくらでもあります。せっかく築いた伝統をぶち壊しにするような新しい制服を制定する意味が果たしてありますか? 在校生、卒業生の皆さん、宮城の鼎が浦高校を見習って、思い出を守るための最後の努力をお願いします!
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★管理人評価★ |
紺に青ラインの襟は、とてもシャレた印象。この青ライン、なかなか鮮やかな色で、とても美しく映えています。
まず目に付くのが、堂々とぶら下がっている太いネクタイ。他校の紺ネクタイはたいがい形が出来上がっていて、自分で結ぶというのは珍しいですね。ヘンな結び方をするとアンバランスになっちゃいますが、手練の生徒さんはきれいに形を作っています。こんな小さなことがいい思い出になるもの。ステキなアイテムですよね。
いろいろな点で関東甲信越地域の平均的なセーラーとは違っており、なかなか個性的な制服だと思います。同じ市内の岡谷工業も私服併用で標準服はセーラー服だという話ですが、工業高校で私服併用だと女子の制服は天然記念物並みの稀な存在とならざるを得ず、この東高が松本・諏訪地区では事実上唯一の制服セーラー服だということも忘れてはいけません。松本周辺は公立高校がほとんど私服校。このエリアの制服文化を支える貴重な頼もしい学校なんです。
★観察記録★ |
岡谷駅から徒歩で20分以上かかりますが、みんなぞろぞろと県道沿いを歩いていく姿が印象的でした(こういうときのセーラー服はほんとうにカワイイ)。そこに交じっている私服の高校生は岡谷南高。2つの高校が比較的近くにあるためです。
2000年ごろに見たときはネクタイをきちんとしているコが多く、好感が持てました。しかし、これを左右対称にキレイに結ぶのは至難のワザ。たいがいどちらかに傾いていました(笑)。最近の着こなしの傾向がわからないので、お近くの方はぜひ情報お寄せください!
また、この学校、珍しい健康スポーツコースがあります。
★投稿情報★ |
岡谷東高校の沿革を調べて意外な発見が。 ここは旧制女学校時代(諏訪第二高女)にブレザーを採用したあと、戦後の昭和29年に今の青線セーラーを採用していました。旧制女学校がセーラーを採用したあと、戦後の学制改革で新制高校になった学校が、昭和20〜30年代に流行や物資不足を背景に従来のセーラーをブレザーにMCした例はわりとある(千葉女子、栃木・石橋、高崎女子もかな?)のですが、逆は珍しいかなと思われ…。 ますます統廃合に負けて欲しくないかも、です。 (情報提供:irakusaさん) 新たにセーラー服を制定する例は当時も珍しかったんですね! ありがとうございました(^^)/ (2011年の投稿情報です) |
★イラストについて★ |
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