ついにこの学校にも統廃合の魔の手が…。「旧第2通学区(須高地域、中野市など)は、須坂商と須坂園芸を統合し、工業系を含む新校を「総合技術高」として須坂市内に設ける」(朝日新聞長野版2月6日付)との衝撃の発表がありました。多くの卒業生の母校への愛着を無視するような、「統合」とは名ばかりのまったくの新設校づくりを許すべきではありません。統合新校になるべく須商の名残を残していけるよう、在校生、卒業生の皆さん、宮城の鼎が浦高校を見習って、思い出を守るための努力をお願いします!
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★管理人評価★ |
ここは長野の制服というと必ず名前の挙がる学校であり、制服有名校と申し上げてもよいでしょう。私服校がやたらと多いという長野県独特の環境がこのノーマルなセーラー服を際立たせるからです。標準服としてセーラー服を制定していた長野市内の皐月高が改編でMCしてしまったため、今や長野市周辺の「かわいい制服」として注目を集めるのは第一にこの学校です。
さて、非常にシンプルなデザインとはいえ、いくつか特徴はあります。袖口のカフスと思われる紺地部分は、おそらく取り外しができません。これは夏服では珍しいことです。黒のリボンタイも可愛くて定評があります。この手のリボンタイは遅れて都会でも流行り出しましたが、ここは先取りしていたことになりますね。
無駄のないすっきりしたデザインで、おしゃれに気を使う商業生さんが着ると、とてもカッコいいです。
…と言ったところで、この学校、2018年までの統廃合が規定路線となってしまったようです。しかし、しばしば見られる校名も校章も制服も変えてしまうような再編が本当に「統合」と言えるのでしょうか。すべて廃校にして新しい学校を作ることにほかならず、多くの卒業生の母校への愛着、積み重ねられてきた歴史を無にするような暴挙と言えます。地元の方も卒業生の方も、「統合」という名前にだまされるべきではありません。
特に、皐月高が消えた今、長野市周辺では事実上唯一となっているこのセーラー服の存亡も危ぶまれます。卒業生にとって、母校の健在ぶりを感じることができるのは、やはり自分の着ていた制服をを町で見かける瞬間なんですよ。残せるものは残していく、また、統合を認めるに際してはそれを条件にするなど、同窓会の頑張りを期待したいと思います。甲子園出場経験もあり、地元の人々の愛着も強い須商、なくなってもいいと思う方はどこにもいないはずですよね!
★観察記録★ |
2000年ごろまでは全国的な流行もあって、極端なミニスカやはてまた金髪までいたんですけど、公式のHPを見る限り指導も厳しくなってきていると思われます。
そんなノリの学校でしたから、とても明るい生徒さんたちで、須坂では当然いちばん目立ってます。駅前でおしゃべりしているところなどホントに楽しそう。教育現場を巡る暗い話題が多い中、こういう高校生を見ているとこっちまで元気になってウレシイですね。管理人のわたくし、この高校のファンになってしまいました。
以前は長野電鉄の「りんご列車」は土曜日の昼過ぎになると須坂商のコでいっぱいになり、長野駅周辺で遊んでいるセーラー服姿が見られました。週5日制で、もうそういう光景も少なくなったのかなと思うと残念です。
★投稿情報★ |
夏服は紺ではなく黒です。袖口は外せません。リボンはほとんど黒に近い濃い黒緑です。スカートに校章バッジがついていて外せません。冬服が紺ですね。スカートは冬夏ともに前はこひだです。 (情報提供:りんごさん) 夏服が紺じゃなくて黒? こちらもかなりちゃんと実地調査をして紺だと判断したので、にわかに信じがたい…。 濃紺を黒だとおっしゃっているのでは? あと、スカートに校章バッジ? 刺繍の間違いでは? よくわからないので、在校生の方などの補足情報をお待ちしております。 (2010年の投稿情報です) |
須坂駅近辺で須坂商業の制服に遭遇しました。長袖のセーラー服の袖を少し捲って着る着こなしをよく見かけました。 襟・袖の色は定番の濃紺で間違いないと思いましたよ。 (情報提供:ねこすけさん) 濃紺でいいですよね。 よかった。 ありがとうございました。 (2012年の投稿情報です) |
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