冷凍食品ってどんなもの?
食べ物を凍らせた冷凍食品。
冷凍技術が発達して、今では世界中から日本に冷凍食品が輸入されており、その量は年々増加しつづけています。
その種類は、お肉もあれば、お魚もあり、野菜だってあります。またその産地も豚肉はデンマーク、 鶏肉はタイ、蛸はアフリカ、鮭はノルウエー、ほうれん草は中国と言った具合です。
唐揚などの調理食品で日本で生産されているものでも原料は外国から輸入されたものです。その調理食品も現在では、中国やタイなど のそれぞれの原料がとれる国へと工場がシフトしています。
国産のものが良いと言う人もおられますが、 実際には現地のとれたての原料をその場で加工したほうが、新鮮で良い食品が出来ることも有ります。
冷凍食品の賞味期限は、原材料は違うのですが、通常1年と定められています。
しかし、これも保管の仕方で大きく変わります。冷凍食品を最初に急速冷凍してから、工場の冷凍庫にキチンと保管し、冷凍機の付いたコ ンテナで国内に輸送しその後、営業倉庫で保管し、お客様までずっと解凍することなく運ばれた食品は別に1年という期間が過ぎても食品 が劣化することがありません。
逆に家庭用の冷凍庫で保管し、ドアを開けたり閉めたりして温度変化が与えられると直ぐ劣化してしまいます。要するに保存の方法によっ て品質がかわるのです。
O―157に代表される食中毒においても冷凍食品のハンバーグが悪者のように一時報道されたことがありましたが、キチンと衛生的に管 理された工場で生産され、とけることなくコールドチェーンで運ばれた食品は、むしろ安全な食品となります。
勿論、調理方法をキチンとしなければ、どのような食品であっても食中毒の可能性は有りますので、過信 せずにキチンと調理する必要があります。
以前は冷凍食品は安かろう、悪かろうでしたが、現在はホテルなどでも皆様の知らない場所で冷凍食品が使用されています。
要するに、TPOに応じてキチンと調理すれば簡単にとってもおいしく調理することができます。
ちょっとした工夫で冷凍食品もおいしく召し上がれるようになります