矢倉岳         

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頂上、右に物見やぐら

この山は我が家の奥さんに調度良い登りだった。

 

万葉公園

裏丹沢の隅々まで歩く為に、其の方面で活躍している山岳会に入った。2月22日、今日はその会の会員登山日である。

左が足柄峠(万葉公園)

しかし、いつもの通り目は開いているが身体を起こす事が出来ず、集合時間に遅刻してしまった。

 
頂上付近

後ろめたい気持ちでバスに乗った。今日は箱根の矢倉岳へ行き、更に夕日の滝を見て、有名なうどん屋で食事をし、温泉に入り、山岳会の地元のレストランで夜食と、非常に内容の濃い計画だった。

金時山

6時40分過ぎに出発し、足柄峠の「万葉公園」に着いたのは8時15分だった。「万葉公園」という名前から大木がうっそうとした林、そして珍しい草等が沢山あると想像し た。今日一番行きたかった場所であった。

相模湾

しかし、想像とは違い日当たりが良く、若い松の木が多かった。所々に歌が添えられているが、メンバーは詠む事もなく先を急いだ。

山頂

なだらかな稜線を15分も進むと、少し勾配のある登りになった。凡そ50分、右手にあった富士が後ろになった辺りがもう頂上付近である。

石塔

ススキが頂上を覆っている。春二番と言われる今日の風で、それらが大きく波を打つ。ここで昼食を取ることになった。まだ9時半である。

アブラチャンの林

幹事が予想していた以上に登坂時間が短かった。私は有名なうどんが食べたいので、食事を控えた。皆は車座で食事を楽しんでいた。

急坂

10時25分に下山を開始した。下山のルートにはアブラチャンと思われる落葉小木が沢山植生している。開花の時期が楽しみである。

ロープ

15分程進むと急な下りになった。一箇所ロープがあった。この辺りまで下ると(標高750m)エゴノキの落葉高木が多くなった。

凡そ30分進むと写真の水タンクがあった。

この水タンクはみかんの水遣りに使われていたようで、この後も2箇所ぐらいあった。ここまで下ると落葉樹は少なくなった。ここで”へダマ”と呼ばれるカヤに似た木を教えて頂いた。鮎釣りのタモの柄に使われるらしい。

矢倉岳

1時10分で矢倉沢表関所跡に到着した。ここからバスに乗って地蔵堂まで移動した。

夕日の滝

地蔵堂から歩いて凡そ15分で夕日の滝に到着した。近くには有料の駐車場もあった。

夕日の滝

皆、思い思いにカメラアングルを決めて撮影会が始まった。

後方は矢倉岳

この滝は確かに夕日のときに来ると、滝の落ち口が陽に輝いて綺麗だと思われる。

名物のうどん屋は、みんな10時の昼食でお腹いっぱいで、結局素通り。食事をセーブしていた私は馬鹿をみてしまった。その後は温泉で汗を流し、地元でいっぱい呑みながらの反省会で会員登山が終った。

万葉公園〜(15分)〜矢倉岳登り〜(50分)〜頂上〜(15分)〜急坂〜(30分)〜水道タンク〜(25分)〜矢倉岳表関所跡

標高870m

矢倉岳周辺

         

洒水の滝と夕日の滝

黄色い花の木に誘われて洒水の滝に入り込んだ。

先週(2月28日)食べられなかった”万葉うどん”を味わいに地蔵堂に向っていた。しかしその花の鮮やかさを、近くで見てみたくなり寄り道をした。

15年ぶりに来た洒水の滝は、随分と整備されていた。

そしてそれを眺める自分も少し変わっていた。息子と来たときは滝だけ眺めて帰ったが、今回は女房と二人で、手前のお寺に立ち寄り縁起を読んだりしている。

そして洒水を離れ、先週は関所跡でバスに乗ったと思っていたが、そこは公民館で関所は少し離れたところにあった。碑があったが車を止めるスペースが無く早々にうどん屋に向った。

写真の地蔵堂の向かいにそれはあった。先週は人が並んでいたが、雨の今日は殆ど人が居ない。釜上げうどんのような湯上げ?の大盛りを注文、奥さんはとろろうどんを注文した。

とろろは「山から掘り出してきたばかりのように新鮮でねばねば感があり美味しい」と言う女房。私のうどんはそれなりの美味しさだった。

矢倉を右に見て足柄峠を登ると雲が切れ、雨が上がった。万葉公園で歌を見て、其の周辺を散策した。ここにも関所があった。

更にこの周辺は足柄城跡でその名残の井戸(池)・掘割等を見て、上記写真の碑のところでこの城の重要性を改めて感じた。

眼下には御殿場が見えた。甲斐の武田はもう鼻先にあった。ここはさぞ頑丈な城構えであったのだろうと想像できた。

奥さんもひとしきにこの景色に満足し た。そして聖天堂に立ちより縁起を眺めると大聖歓喜双身天が本尊と書かれていた。堂に入ったが見る事が出来ず、帰ってそれをインターネットで調べた。それが本堂で見られなかった訳が やっとわかった。

頭が像の姿をした2名が抱き合う姿がその本尊だとインターネットに記載されていた。

そして、御殿場のアウトレットモールに向った。

途中、誓いの丘(上写真)があり、彼女が鐘を鳴らした。何をいまさらと思ったが口には出さない。

そして、帰路の途中に傘の修理用部品を買いにDOITに立ち寄ると洒水の滝近くで見た花が売られていた。ミモザアカシアと名前が書かれていた。一寸高めの6000円 で『合歓の木(ねむのき)』というその木を購入した。(花言葉 幸福、学名フサアカシア)

県立21世紀の森

04年11月28日、所用があり県立21世紀の森に出かけた。

所々に紅葉した木々があり休憩時間に紅葉狩りを楽しんだ。

金太郎コースを散策していたら、金時山や明神ヶ岳、そして小田原や相模湾も一望できる場所があった。

各コースには木の名前についての設問があり全てを廻るのには1時間位時間が必要である。次回はまた女房殿と来たいものである。

07年11月23日、3年ぶりになった紅葉の森。

木工教室から眺める紅葉と箱根外輪山。

山茶花とモミジの紅葉

モミジの木はそれ程多くは無いが楽しめる森である。

21世紀の森の早秋

ガマズミ

10月9日、女房と尋ねてみた。主目的は”万葉うどん”でその帰りに立寄った。先週見たガマズミとコブシの実の写真を撮りたかった。

万葉うどんで女房は茸うどん、私は湯上げうどんを注文した。更におでんを5串食べた。おでんの味はサツマアゲが一番良かった。

コブシの実

クマノミズキ

さて、コブシは素敵な木だった。春を告げる白い花、その後に薄い皮に包まれて育ち、秋にはそれを割って赤い実を表す。その赤い見事な色に暫し感動を覚えた。

建物の後ろのクマノミズキが素敵な色合で誘う。ミヅキとの違いを所の方に尋ねると、花の時期が違う事と葉が互生であると教えていただいた。

更に登るとケンポクナシの木があった。実の付け根部分をかじると、”ナシの味”がすると女房に教えると、用心深く茶色い部分を割って匂いを嗅いで間違いないことを確認すると初めて喜んだ。

更に大好きなカツラの葉を鼻に当て、小雨の早秋も香りで楽しんだ。

21世紀の森の春
サンシュ

2月26日、所用があり訪れた。黄色いサンシュの木の芽が駐車場の脇でツボミをつけていた。

その先には梅の花が咲き始めていた。期待のカツラの木は少し紅くなっていたが。携帯のカメラでは色が現れなかった。

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サンシュ

ヒトツバハギ

3月30日、西丹沢の季節を見たくなり出かけた。一日を西丹沢で過ごす体力もなく、山北等で桜見物を兼ねるようにした。先ずは弘法山で桜を、その後二十一世紀の森に向った。もう一ヶ月経つのにサンシュ は未だ咲いていた。

サンシュとダンコウバイは花を見ても余り違いが分からなかったが、幹を見るとサンシュは樹皮が少しむくれている。本でみた真紅なカツラ、ここではその新芽が出てくるのがあと少し必要かもしれない。ケンポナシの隣にヒトツバハギが黄色い花をつけていた。

西丹沢では小さなマメザクラが花をつけていた。黒板には5日ほど早いと書いてあった。これだけ寒いのに花は早いのは、どうも納得がいかない。ミツマタは満開になって、 ミツバ岳に行きたいが、未だ体調不良で気持ちだけがあっせってしまう。山北の桜は八分咲きで今週末が見頃である。

桜もいいが、黄色い菜の花の方が気になった。畑仕事をしていた人に話を聞くと、手入れはしていなくて年々増えたものだと教えてくれた。町から切らないように依頼されているらしい。 その後に『神奈川県自然環境保全センター』に向う、ここも桜があり樹木の名前が分かるのが嬉しい。