うどんぶらり( 讃岐うどん-谷川米穀)

 実はNHK TV「うまいッ!」が”イリコ”を取り上げ、その中でイリコのいっぱい入ったうどんが出てきた。それがこのお店ではないかと、訪ねてみた。どんぶりを取り、うどん玉を入れてもらい、自分で湯がいて出汁を入れる。鍋底にはたっぷりのイリコの筈だが、最初のつまずきで、 鍋の上部の出汁だけを

12時半過ぎに到着したが、この看板(谷川米穀店)

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掬って食べた。確かにイリコの味は今までで一番濃い。それでいて魚のにおいは、それ程しない。テレビクルーが入っていて、中は余り見えなかった。帰りに振り返ると看板には「手打ち」とあった。 人気製麺所でありながら手打ちで数をこなすとは、恐るべし。

 今年も行ったお店の「谷川米穀店」は、やはり一回目では食べる事の出来ないうどんでした。観音寺で2店舗食べて、何だか物足りない。営業時間には十分間に合うからと、谷川米穀店に向かった。駐車場は 混んではいだったが、奥に1台分空いていた。他県の車が殆んどで、横浜ナンバーの車もあった。三連休の日で混むのは仕方ない。

そう思い坂を下ろうとすると黄色い看板に「本日終了しました」と書かれていた。別に1人位並んでも分かるまいと悪魔の声が聞こえたが、還暦を過ぎて馬鹿な事はしたくないと立ち去った。 翌日、並んでいたら、同じ事を考え実行した輩がいたようだ。結果?勿論、店の方が最後の人の顔を覚えていたので、ロックアウトになったらしい。

 山越から回ったのが失敗だった。橋の上まで列が並び、寒い中で1時間待つてやっと食べる事が出来た。やはりここは素朴で旨い。麺本来の味を楽しむ店だ。麺を打つ若い人の一生懸命さがこれまた嬉しい。二つの粉をブレンドして出来上がる商品、120円では利益も薄い筈。丸亀城傍に立った”うどん御殿”とは大きく経営方針が違う。