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一般住宅

RESIDENCE
   YAKUSHIMA KOSHIMA

建築用地は西側を川に接した大きく平らなオープン・スペースでした。
ウィリアムの最初のステップは川岸の繁みを刈り、住宅から川が眺められるようにパティオを創ることからスタートしました。



川側からの眺めは中央にリビングルーム、左に主ベッドルーム、右に風呂、バスルーム、ランドリールームとなっています。
すべての部屋からは川や森が望めます。





東側の立面風景。プライバシーと強い朝の陽ざしから守るため窓は最小にしました。
高窓はキッチンとダイニング・エリアにほどよい採光を与える仕掛けになっています。




ダイニングの外のデッキからの素晴らしい海の眺望。
冬季に屋久島によく吹く西風から守られているので、真冬でも快適な場所になっています。





後ろのパントリーの目隠しとして造りつけたセンダンの壁。
右にダイニングとキッチン、左にリビングルーム。







ダイニング・エリアからキッチンを望む。
大きな箱型が冷蔵庫とシンクをダイニングから隠しています。






カウンター下の収納は、収納機能を最大にして、かつ使い勝手がいいようにすべてスライド付きの引出しになっています。
もちろん、すべてウィリアムの工房での手造りです。






川の景色にフォーカスを当てたリビングルームは家の中心にあります。
吐き出し窓と高窓の間にはルーフを設置し、陽の光と雨を防いでいます。







風呂の窓には角度が変えられる可動式のルーバーを設置しています。川の景観を楽しみつつ採光をコントロールしたり、プライバシーを守ったりできる趣向です。







大きなシンクを取り付けた洗面所スペースとたくさんのキャビネット・スペース。






バスルームとランドリールームの間のキャビネットは、バスルーム側から使用したタオルや衣類を入れて、そのまま反対側のランドリーから取り出せます。もちろん逆も可。
汚れた衣類をそのまま洗濯機側から取り出せるというユニークな便利さは、施主のアイデアを具現化したものです。





採光のためにデザインした窓ですが、プライバシーを守る機能もきちんと果たしています。