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「手稲平和霊園」奥にある林道入り口が登山コースの入り口となる。いつもは踏み固められたトレースしかない林道が、600メートル奥にある砂防ダム工事のためにきれいに除雪されていた。
いつも恐る恐る渡っていた老朽化した鉄橋は、工事用重機が渡れるように立派な橋になっていた。
登山のための林道は写真右上に延びる車道のいちばん高い地点から入るのだが、そのまま車道を進んだために川に行き当たって、少しの間林道を探すために徘徊する羽目になってしまった。
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林道に戻って少し進むと、クマゲラに穴だらけにされたカラマツが立っていた。森の彫刻家と呼ばれるクマゲラだが、限度を超えている。ボコボコのカラマツが痛々しい。
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登山口から分岐までは二度スノーブリッジを渡る。一昨年、死亡事故があっただけに気にかかっていた。まだ3月で、雪解けもあまり進んでいないことから、しっかりとしたスノーブリッジが残っていた。4月に入ると川の流れも激しくなり、小さくなったスノーブリッジを渡るのが怖くなる。
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分岐の手前辺りに来ると連続して砂防ダムが現れる。ダムから流れ落ちる水は氷結して、厚いツララ状の氷壁となっている。
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分岐からは林道を進み、やがて沢地形の中を歩く。数日前の暖気で雪崩れたのだろうか、小さなデブリ跡が多く見られた。
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沢地形から離れ、山頂へ延びる尾根を登る頃になると、雪を被った木々が現れて、雪山の雰囲気を醸し出してくれる。
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まもなく百松沢山の山頂。小休止を取りながら取り留めのない世間話を楽しむ。そんな登り方でも、トレースがしっかりしていたお陰で、いつもと変わらぬ3時間20分で山頂へ。
まだまだオシサンパワーは健在だ。
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百松沢山本峰から南峰を見る。うす曇で青空が見えないのが残念だが、風が弱いので気持ち良い山頂での休息となった。
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S氏は空身で南峰へ向かう。管理人はGPSやカメラを取り外すのが面倒なので、そのままザックを担いで向かう。
一旦コルへ下りてからの登り返しになるが、雪もしっかりと固まっているので歩きやすく、20分での到達となった。
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風もなく穏やかな南峰から本峰を見る。山の姿としては本峰よりも南峰の方が颯爽としている。札幌市街からは近そうに見える双耳峰だが、この場に立ってみると意外に距離感がある。本峰の左奥に見えるのは手稲山。
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南峰から神威岳(左)と烏帽子岳を見る。この二つの山を結ぶ吊り尾根の姿は、この南峰に立たなければ目にすることが出来ない。(この画像はパノラマ合成写真です)
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狭い南峰の山頂で、神威岳をバックにしての記念撮影。山頂が狭いので、人物が大きく写ってしまう。天気は少々悪いが、風もなく穏やかな南峰は心地好い。これでもう少し眺望が良ければ申し分ないのだが、ぜいたくは言うまい。さあ戻ろう!
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