迷沢山(まよいさわやま)1005.7m

 

上平沢林道コース

 

2014225日 快晴

 

登り・4時間10分(休憩時間含む) 下り・1時間(休憩時間含む)

 

手稲・平和側からの記録はこちらをクリック!

2013年の記録はこちらをクリック!

 

 

001.jpg

 

 上平沢林道入り口にある除雪された駐車スペースは、車1台分の幅で縦に2台置けるが、奥に停めると後から来た人の車で出せなくなる恐れがある。申し訳ない気分だが、誰も来ないことを願って入り口近くに停める。

 

 

 

002.jpg

 

 ノートラックの林道は15センチほど沈み込む。微妙なタイミングで2度沈むから、何ともおかしな感覚で歩きにくい。薄いクラスト雪の上に新雪が積もったからだろう。その新雪も前日の暖気で湿り気を帯びて重たくなっている。

 鋭角に右方向へ折れるヘアピンカーブが近くなると、前方に960m峰が見えてくる。

 

 

 

003.jpg

 

 今回は林道をたどった。ショートカットする斜面は雪の深いところもあって直登が出来ない。どうせジグを切って登るのなら林道を歩いてもそう変わらないだろう。と思ったが、やはり林道をたどるのはかなりの遠回りだった。

 上部の送電線まで来ると展望が開ける。最初に見えるのは「つげ山」。目の前のオープンバーンが帰りの楽しみだ。

 

 

 

004.jpg

 

 送電線下を通って上部まで行くと、定山渓天狗岳から余市岳へと続く山並みが一望出来るようになる。左は三つの岩峰を持つ「定山渓天狗岳」。その右は「ヒクタ峰」。

 

 

 

005.jpg

 

 ヒクタ峰の右には白井岳、その右になだらかな山頂部の朝里岳が見える。白井岳の後ろに見えるはずの余市岳は残念ながら雲の中だった。鉄塔の右に見えるのは札幌国際スキー場。

 

 

 

006.jpg

 

 送電線の斜面を登って程なくすると林道は平坦になる。真っ直ぐ延びている林道から山頂へショートカットするために右のシラカンバ林の中へ入る。

 

 

 

007.jpg

 

 シラカンバ林を抜けると雪原の向こうに迷沢山のたおやかな山頂が現れる。「さて、どこから登ろうか」と考えながら、いちばん楽そうな斜面に向かって雪原を歩く。

 

 

 

008.jpg

 

 山頂直下から山頂を見上げる。この辺りの雪質は少し重いがパウダー。帰りの滑りが楽しみだ。前日に付けられたと思われるワカンの跡が残っていた。

 

 

 

009.jpg

 

 山頂から手稲山の南壁を見る。迷沢山の山頂北側斜面はスノーモービルに荒らされてズタズタになっていた。別に登り返して滑る訳でもないので気にしてはいないが、冬山の静寂さが消え去ったようで、少しむなしい気分になった。

 

 

 

010.jpg

 

 山頂から白井岳、朝里岳方向を見る。反対側の札幌方向はもやって見通しが良くない。もはや春霞なのだろうか。

 

 

 

011.jpg

 

 とりあえずは本当に登ったという証拠写真を撮る。山頂標識の位置を見ると、去年の4月より積雪量が少ないようだ。この後、西区西野の「平和の滝」登山口から登って来た女性山スキーヤーが到着した。この日初めて会った登山者で、管理人と同年代だろうか。4時間ほど掛かって疲れたとため息をついていた。

 少しの間会話を交わしてからスキーからシールを外し、「お先に失礼します!」と言って山頂から滑り降りた。

 山頂部から滑り降りて立ち止まった瞬間、両足太ももが痙攣を起こした。「イテテテッ!」。その場ですぐにスキーからブーツを外し、静かに静かに屈伸を繰り返した。

 

 

 

012.jpg

 

 下りは痛む太ももをかばうように滑り降りた。ターンもせず、無理もせず、大休止を取りながら林道入り口まで滑った。

 山スキーのだいご味は下りだろう。だからこそ苦労してスキーで登るのである。それが下りの辛い山スキーになろうとは・・・。

 痙攣の原因はいくつも思い当たる。これを教訓として、今後の山歩きに活かしたい。な〜んちゃって。

 

 帰りはいつものように小金湯温泉「まつの湯」で温まった。とくに太ももを入念にマッサージするようにして湯に浸かった。

 

 

home.gif