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2001、初夏の北海道ミニ旅行

[6月14〜15日−出発〜釧路] [6月16日−礼文島その1] (6月16日−礼文島その2)
[6月17〜18日−積丹半島−帰宅]

 

6月16日 その2

 

利尻富士
礼文林道から眺める利尻富士

礼文林道を再び、香深にむけて歩きだします。
お昼時間も過ぎ、礼文滝に入る前とは比べものにならないほど、多くの人達が歩いています。中には団体の列も・・・・・。
 天気が良く日差しも強いのですが、強風が心地よく感じられます。しばらく歩くと、左手に利尻富士が見えてきます。ちょうど谷間の様な感じで、海に浮かぶ利尻富士がとても美しい・・・。
 礼文滝入り口から歩くこと10分くらいで、公衆トイレと高山植物監視小屋が現れます。ちょっとした丘の左右に道が分かれています。この右側の道が、「レブンウスユキソウ」の群生地となります。もちろん群生地の遊歩道を歩きます。
 草原のような斜面にたくさんの花が咲いていますが、「レブンウスユキソウ」の姿は確認できず・・・。予想通り、まだ開花には早かったようです・・・。6月中旬からですから、微妙な所だったのかも・・・・。残念・・・。

出口
およそ4時間かけて、香深側
入り口に、到着しました。

群生地を過ぎたあとは、利尻富士を眺めながら林道を一気に降りていきます。そして、礼文林道入り口からおよそ4時間・・。礼文林道香深入り口に到着しました。あとは、舗装路を港に向けて歩くだけです。
 去年の5月に歩いた、桃岩展望台への遊歩道入り口を通過し、香深の町中を眺めつつ、14時半ごろ香深港に戻ってきました。

ウニ丼
お昼の、ウニ丼です♪

とりあえず、昼食タイムです。
 とは言え、14時半と言う時間から営業している店もなく、仕方ないので、フェリーターミナル2階の寿司屋で、ウニ丼を頂きます。
 でも、さすがは礼文島です。ウニ丼の美味しいこと・・x2。
ウニ丼に満足したあとは、今回の礼文島訪問のメインである、「レブンアツモリソウ」を見るため「スカイ岬」の方に向かいます。
 当初は、レンタサイクルを借りる予定でしたが、帰りのフェリーまで2時間もありません・・・。なので、レンタバイクを借りることにしました。
 ちなみに「原付き」に乗るのは初めて・・・・(^_^; 最初はさすがに戸惑ったものの、少し走ればなんてこと無いですね・・(笑)。そんなこんなで香深港をあとにしました。

さすがにバイクは楽です。あっという間に朝歩いていた、手然に達してしまいます。利尻富士に見守られながら、東海岸を北上するのは、なかなか気持ちいいですね。ただし、風が強いです。
 上泊から左に入ります。かなりキツイ上り坂も、バイクでは関係ありません。丘を越えて下り坂に差し掛かると、それはもの凄い強風。しかも向かい風です。
 久種湖を通過し、船泊地区に入ります。相変わらずの強風・・・。道路表示板には「風速7メートル」と表示されています。さすがは礼文島・・・。
 礼文島に2つある信号機。その一つである押しボタン式信号機を通過してしばらく、浜中で左折し、スカイ岬への道を走ります。しばらくすると観光バスが停まっています。ここが、「レブンアツモリソウ」の群生地です。

レブンアツモリソウ
レブンアツモリソウ

高山植物監視小屋と、バリ線に囲まれた狭い区域に、「レブンアツモリソウ」が自生しています。乱獲が原因で、この狭い区域だけしか残っていない礼文固有種。絶滅寸前の「レブンアツモリソウ」を保護するため、「盗掘監視小屋」が設置され、24時間監視しているそうです。
 バイクを降り、保護柵をくぐって、斜面に設置された遊歩道を歩きます。
入ってすぐに「アツモリソウ」を発見。少し上に登ると、足元でたくさん花が咲いています。
 真っ白くて、小さくて、ボールの上に花びらを被せたような、すごく可憐な花・・・。この姿を見ただけで、礼文島に来た甲斐があるというものです。
 ただ、やはり花の終わりらしく、すこし枯れかかった花ばかりです。それでも、真っ白な花も何本か見つけることが出来て、ラッキーでした。

スカイ岬
豪快な景色の、スカイ岬。

「レブンアツモリソウ」を見たあとは、逆風にもめげずに、「スカイ岬」へ・・・。少し走って展望台下の駐車場に到着。バイクを置いて、展望台まで登ります。
 が、「スカイ岬」の入江は、「スカイ」にはほど遠い海の色・・・。しかも、とにかく強風が吹き荒れている・・・。真っ直ぐ立っていられない・・・・・。吹き飛ばされそうな風でも、その豪快な景色に見入ってしまいます。写真を撮るのも一苦労。
 時間もないので、写真を撮ったらすぐに引き返します。

もう一枚・・
咲いたばかりの、真っ白な花が・・・。

そのまま真っ直ぐ帰ろうかとも思いましたが、もう一回「レブンアツモリソウ」を見たくて、群生地遊歩道を歩きます。すると、さっきは気が付かなかった、まさに咲いたばかりの真っ白な花を見つけました。凄くラッキーです。写真に可憐な姿を収めて、一路香深港に向けて、バイクを走らせます。相変わらず風と闘いながらも、17時ちょうどに、香深港へ到着しました。

夕日をうけて・・・
夕日を浴びつつ、礼文島をあとに・・。

バイクを返却し、「プリンス宗谷」に乗り込みます。そして、17時25分、桃岩荘のお見送りも無くガッカリしながらも(期待していたのに・・・)、静かに香深港を出港しました。
 最終便の場合、洋上の沈む夕日を楽しみにしているんですが、この日は水平線上に分厚い雲がかかっていて、残念ながら夕日は拝めずじまい・・・。
 かなり空いている船内でPCを打ちながら過ごし、およそ2時間で稚内港に到着しました。
 稚内に着いてからは、まずファイルをアップし、稚内の常風呂・稚内温泉「童夢」へタクシーで向かいます。温泉で疲れを癒したあとは、バスで稚内駅に戻り、22時ちょうどの札幌行き特急「利尻」の指定席車に乗り込み、稚内を出発。南稚内で「スーパー宗谷3号」と交換し、その後いつものように、抜海丘陵の夜景を眺めて、道北をあとにしたのです・・・。

 

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