目が覚めると、窓の外は良い天気です。札幌駅での接続時間が短いので、コンタクトを装着した後、ザックに荷物を移します。
6時ちょうど、札幌に到着。すぐさま改札をぬけてコインロッカーに直行。リュックを詰め込み、6時11分発の然別行き普通列車に乗り込みます。
然別行き列車は、気動車2両編成・・・。ボックスシートとは言え、さすがにPCを開くこともためらうほど車内は混んでいます。停車するたびに車内の混雑は増していきます・・・。これではPCはもちろん、朝食さえもままならない状態・・・。
小樽駅に到着。良い天気です |
7時ちょうど、小樽駅に到着。急いで改札を抜け、5分接続の「積丹神威岬行き」のバスに乗り込みます。ちょうど観光バスタイプでラッキーです。
ようやくPCを開いて、リアルタイムの書き込み。そして余市駅前停車中にアップします。余市駅前を出発するとバスは積丹半島に入ります。ようやく、朝食タイム。昨夜稚内駅近くのコンビニで買っておいた、おにぎりです。
しばらく走ると、車窓には日本海が現れます。それにしても良い天気です。美国を過ぎると狭い海岸線を走り、気が付くと爆睡していました・・・。
良い天気に恵まれた神威岬遊歩道
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神威岬、その全景
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小樽から走ること2時間くらい。神威岬に到着しました。
すっごく良い天気ですが、滞在時間はわずか45分・・・。当初は「女人禁制の門」で引き返そうかな・・・と思っていましたが、ここまで来たら「神威岩」を見なくては気が済みません(^_^;
早足で神威岬自然遊歩道を歩きます。良い天気、そして、海の青さがすばらしい・・・。遊歩道の両脇は、ほとんどお花畑・・・。エゾスカシユリのオレンジが良い感じです。
息を切らせながら20分と掛からずに、神威岬灯台に到着。眼下の「神威岩」を写真に撮り、すぐに引き返します。「女人禁制の門」まで戻ったものの、少し時間があるので、そのまま展望台まで歩き、岬全体の写真を撮ってすぐ、急いで駐車場まで戻りバスに乗り込みました。
自分の年齢を度外視したまわり方をした結果、かなり疲れましたが・・・・(笑) 神威岬を出発したバスは、来た道を戻ります。R229から分かれて入舸方面に入ります。今回神威岬に立ち寄ったのは、小樽から入舸経由のバスに乗るよりは、神威岬で折り返した方が、入舸に30分ほど早く着くからなのです。
神威岬を出てから30分くらい。積丹入舸に到着。が、どこにも岬は見あたらない・・・。ただの漁港・・・。果たしてここで良いのか迷っているうちにバスは出発・・・。ここ入舸から乗ってきたおじさんに聞いたところ、「積丹岬はここだよ・・・」・・・。
あわてて、次の「入舸郵便局前」で下車します。結果的にこの郵便局前が、積丹岬入り口となっていました。
海岸に通じる、島武意トンネル
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とにかく狭い。明かりもなく、真っ暗です
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標識(案内板)に沿って、バス停の先を左に曲がります。駐車場に向かう道は、かなり急な上り坂。そこをショートカットしながら上り続けます。息を切らせながらたどり着いたところが、積丹岬駐車場です。
駐車場の前にはレストハウスがあり、「うに丼」の文字が踊っていますが、とりあえず「ご当地ソフト」を食べて一休みしたあと、「島武意海岸トンネル」に入ります。
このトンネル、入り口に「頭上注意」の看板があるとおり、とにかく低い・・・。僕の身長は173cmなんですが、頭ぎりぎりです・・・。しかも、結構長いこのトンネルの内部は、電球一つありません・・・。真っ暗です・・・。話し声と人の気配を感じながらトンネルを抜けると、そこにはコバルトブルーの海が広がります。
眼下に広がる海岸が、「日本の渚100選」にも選ばれた、「島武意海岸」です。
とにかく、積丹独特の青く透明感あふれる海が、すっごく美しい・・・・。
トンネル出口にある展望台から、海岸まで降りられる遊歩道があるので、とりあえず降りてみましたが、時間が掛かりそうなので途中で引き返し、眺めの良いところで写真を撮ったりしたあと、再び真っ暗なトンネルを抜けて、駐車場前に出ます。
日本の渚100選にも選ばれた、
島武意海岸。とにかく美しい・・・
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「マムシ注意」が目を引く、シララの小道
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トンネルを出たらすぐに左の道に入ります。ここも凄い上り坂が、歩いて15分くらい続きます。まさに「心臓破りの坂」・・・・・・(笑)
坂を上りきった所にあるのが、「積丹岬灯台」です。ここから眺める島武意海岸もなかなか良い景色です。
この灯台のちょうど裏側に、一本の遊歩道がはるか彼方に続いています。この遊歩道がここに来た目的、「シララの小道」です。
抜けるような青空の下、「シララの小道」に入っていきます。基本的に登山道のような遊歩道ですが、斜面がキツイ所では、木道の階段などが整備されていて比較的歩きやすいですね。
灯台を出て少し歩いたところに、島武意海岸の小さな展望台があります。そこを過ぎると所々木が生い茂っており、さらに至る所に「マムシ注意」の看板が目を光らせています。でも、この看板が納得出来るような、道なんですよね〜・・・・。
そんなマムシに怯えながらも、先の展望台から歩くこと10分くらいで、展望台のある入江に到着します。古びた看板には、「笠泊海岸」と書かれています。島武意よりも美しい海岸が眼下に広がっていますが、他に誰もいません。景色を独り占めです^^。個人的には島武意海岸よりも、笠泊海岸のほうが、気に入りました。 写真を撮ったあと、先に進みます。再び林の中にはいると、いまにも「マムシ」が出てきそうな遊歩道に怯えつつ、足元を凝視しながら(マムシを踏まないように・・・笑)歩くこと5分くらいで、小さな展望台があります。とはいえ、何の展望台なのか・・・。
真っ青な海に一本岩。「女郎子岩」
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さらに歩くこと5分で再び展望台に・・・。パッと青い日本海と、美しい景色が目の前に・・・。
澄みきった青空に、美しく青い日本海、そんな入江の海岸付近にぽつんと立った、「一本岩」。
この岩が、「女郎子岩」です。
積丹半島の海岸には、いろいろな奇石があるのですが、この女郎子岩は一番インパクト・・・と言うか、印象深い感じのする岩です。展望台から眺めると、女性の姿そのもの・・・。もちろんこの女郎子岩にも、伝説がありますがそれは省略します(笑)
でもこの景色、最高です・・・。時間があればいつまでも「ぼ〜」っとしていたいんですけど、そう言う訳にもいかず、写真を撮るだけ撮って、後ろ髪を引かれながら灯台に戻ります。
それにしても良い天気ですが、風が相変わらず強いですね〜。でも、日差しが強いので結構気持ちいいです。ただ、ずいぶんと日焼けしましたけど・・・。
帰りも歩くこと25分くらいで、積丹岬駐車場に到着しました。
ウニ御膳です・・・・^^
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さて、昼食を求めて入舸の町まで歩きます。漁港の町なのですが、飲食店が極端に少なく、何処にしようか迷った末、入舸バス停の近くにある、旅館・食堂に入ります。
積丹と言えば、もちろん「ウニ」です、「ウニ丼」です。
ただこのお店、「ウニ丼」単品は無く御膳のみ。でもせっかくなので、注文します。結構混んでいますね。お昼時と言うこともあり、予約客を含めて次から次と入ってきます。タイミング良かった・・・。
時間を気にしながら待つことしばらく、「ウニ御膳」です。とにかく美味しいの一言・・・。さすがは積丹産のウニです。満足でした^^。
黄金岬入り口・・。立派な門です。
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夕日の名所でもある、黄金岬。
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積丹入舸・12時49分発のバスに乗り込み、走ること30分くらいで美国に到着、下車します。
目的は「黄金岬」です。バスターミナルから歩いてすぐの所に、黄金岬遊歩道があり、入っていきます。こちらは普通に整備された遊歩道で、「マムシ」の心配はありません(笑)
この遊歩道「チャシナの小道」と言うそうです。
歩くこと15分くらいで、黄金岬展望台に到着します。ここから眺める半島先端の景色は良いのですが、展望台の下に生えている木々が邪魔して、パノラマ風景・・・といかないのが残念です。仕方ないんですけどね・・・・。
この展望台に向かう手前に、小さな広場があるんですけど、ここからの景色は木の邪魔がなくて、良い感じです。
バスターミナルに戻る前に、今通った遊歩道の下にあるトンネルを抜けて、海岸に出てみます。海が透き通っています。積丹の海って、なぜこんなに美しいんでしょうか・・・・。 14時15分発のバスに乗り込み、美国を後にします。
余市駅を通過してしばらくすると、なんと渋滞・・・・。結局20分ほど遅れて、小樽駅に到着しました。小樽からは快速「エアポート」に乗り込み、リアルタイムを書きながら札幌へ。
札幌ではいつものように、「時計台」まで往復した後、駅の物産店でお土産を買い込み、5番ホームに向かいます。
隣の4番ホームに、帯広からの「スーパーとかち10号」が到着してからしばらく、上野行き「北斗星82号」が入線してきました。 今夜の部屋、9号車10番のB個室ソロ。一息ついて18時15分、「北斗星82号」は札幌駅を出発しました。
出発してすぐに、一人で乾杯します(笑)。82号は発車してからディナー開始までの時間が短いので、あおられているみたい・・・。
車内検札が済んで少ししてから、ディナー開始の案内放送があり、食堂車に向かいます。
食堂車内に夕日が射し込み、良い雰囲気です。今の時期は日の入りが遅いので、夕日を眺めながらのディナーです。
さて、ディナーですがもちろんAコースの仏料理。しかも待ちに待った新メニューです。
鮮魚(真鯛・タラバ・甘海老)の
パイ詰めオレンジとアボカド添え
ムスリーヌソース
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牛フィレ肉のソテー
マデラワインソース
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今回からのメニューは、
「鮮魚(真鯛・タラバ・甘海老)のパイ詰めオレンジとアボカド添えムスリーヌソース」
「サーモンと雲丹と帆立貝の白ワイン蒸しサフランとほうれん草のソース」
「牛フィレ肉のソテー マデラワインソース」
「取り合わせサラダ」
「北海道の大地より クリームとミルクのブランマンジェ 蝦夷苺のシャーベット添え」
「コーヒーまたは紅茶、胚芽パン」
となっています。
オードブルとメインディッシュが良かったですね。デザートでは、クレープ生地を北海道り形に切り抜いていたのが、良いアイデアでした。
また、今回のパーサーさんは、確か2,3回目だと思うんですが、サービスがなかなか良かったですね。
「記念撮影はいかがですか?」とも言われたので、つい撮ってもらったりしてました。。。
ちなみに1回目のディナータイムは、僕の他に7名。2回目もちゃんと入っていました。時期が時期だけに貸し切りも想像していましたが、これだけ利用があったので、ちょっと一安心です。。 食後はロビーカーで、HPの更新などをしながらビデオを眺めたりして、のんびりと過ごします。9時半に予約していたシャワータイムでさっぱりとしたあとは、いつものように食堂車の3段活用第2幕、パブタイムの食堂へ・・・。
新メニューにともなって、パブタイムのメニューも新しくなっています。食事メニューでは、「ビーフシチューセット」に「ハンバーグセット」が復活。
僕がビールのお供に選んだのは、新メニューの「和牛のタタキ」です。なかなか美味しかったですよ^^。
函館で道内最後の停車・・・。
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函館駅で機関車の付け替えを行い、札幌からの「スーパー北斗22号」の到着を受けて、道内最後の停車駅、函館を出発します。
北海道お別れの儀式はいつものように、自分の個室内で・・・。部屋の明かりを消し、夜景をよく見えるようにして外を眺め、函館からおよそ1時間。道内最後の夜景と知内駅を眺めた直後、青函トンネルに突入し北海道をあとに・・・・。 朝目が覚めれば、そこは見慣れた景色が広がっています。関東の景色・・・・。
「北斗星82号」は定刻に、上野駅13番ホームに到着。
6月下旬と言う、この時期初めての「花の島・礼文島」メインの旅行も幕を下ろしました。 終わり |