洞爺湖です。良い天気♪
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洞爺駅から8時22分のバスの予定でしたが、時刻表を見ると、なんと10分発・・・。慌ててバス乗り場に行き、乗り込みます。
本来洞爺湖温泉には国道230号を使うのですが、現在も通行止めが続いており、バスはすごく狭い町道を走りながら、洞爺湖側に出ました。
洞爺湖バスターミナルに到着。去年のGW以来だから、ほぼ一年ぶりに見る「金比羅山火口付近」の景色です。でもずいぶんと風景は変わりました。復旧工事がたけなわで、火山弾に埋もれたGSなどの姿は、もうありません。ただ、洞爺湖小学校が当時の姿のままでしたね。バスまで時間があるので、洞爺湖を眺めて、ぼ〜っとして過ごします^^。
車が水没しています。当時のまま・・
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この町道、本来は下り坂なのです。
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9時25分の洞爺駅行きバスに乗り込み、噴火口散策路前で下車します。ここが「西山火口口散策路」。西山火口口は2000年の有珠山噴火の際に、最初に噴火した場所です。
現在では散策路が整備されて、観光客でいっぱい・・・・です。。
散策路に入ってすぐに、西山火口泥と水没したレンタカーの無惨な姿が、目に飛び込んできます。かつての町道を歩きますが、結構な上り坂です。でもこの道は本来、下り坂なんですよ。噴火の地盤変動で70メートルほど隆起して、地形が変わってしまったとのこと。
断層で階段状になった国道230号。路肩からは今でも水蒸気があがり続けています。
国道沿いの民家は斜めに傾いています。
しばらく進むと、国道の舗装はすべて泥の中に埋まり、景色も荒涼とした火山の姿のようです。電柱が折れて噴石に埋まっています。
隆起した土地の頂上が、西山火口口。いまだに噴煙を上げ続け、火山性の硫黄臭が辺りを包み込んでいます。足下は地熱で熱い・・・。まさに生きている火山の姿がここにあります。
折れて埋まった電柱
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噴気があがる西山火口口
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地殻変動でこのように・・・
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火口付近を越えると眼下に噴火湾が見渡せますが、火口下はまさに修羅場のよう・・・。アパートは火山灰に埋まって家具が散乱し、その先には地殻変動と火山弾で破壊された工場に民家・・・。ニュースでもよく映し出された火山弾によって穴だらけになった、「とうやこ幼稚園」など。。。
火山噴火の恐ろしさを肌で感じる事が出来ます。
来た道を再び戻り、バス停のある駐車場に戻ってきたところで、雨が降ってきました・・。
トイレで雨宿りして、バスに乗り込み洞爺湖温泉に戻ります。
斜めに傾いた民家
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国道230号。本来は下り坂ですが
地殻変動で隆起し、上り坂に・・・。
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ここで温泉タイム。「簡易保険保養センター」の日帰り入浴を利用する予定だったんですが、雨が強くなってきたので、その手前の「大和旅館」の日帰り温泉を楽しみました。
温泉を楽しんだあとは、13時34分発のバスに乗り込み、洞爺湖駅に戻ります。
洞爺湖駅からは、特急「スーパー北斗9号」に乗り込み、洞爺をあとにしました。
15時20分作成 |