[2005旅日記表紙へ]         [写真展を開く]           [ホームへ戻る]

9回目 2005 秋の北海道旅行・I旅日記−2
リアルタイム旅日記として作成

[9月16〜17日 出発〜銀泉台] (9月18日 大雪高原温泉) [9月19〜20日 黒岳〜北斗星2号]

9月18日

 

朝食です。
朝食です。。

 昨夜は登山の疲れからか、熟睡・・・・出来ませんでした・・・(T-T)
 その原因は、同部屋の人の大きな「いびき」です。夜中に3回くらい「いびき」で起こされましたからね〜。それはもう凄い大きないびきで・・・。参りました。。
 やっぱり、普通の民宿の方がゆっくり眠れますし、落ち着きますね。
 そんなこんなで、朝は6時半に起きました。窓の外を見てみると、雨が降っています。。。やっぱり、朝から雨降り・・・です。

雨降ってます。本降りです(T^T)
雨・・・おもいっきり降ってます(T^T)

 σ(^^;はバスがあるので、一人7時に朝食になります。で、朝食はパンなんですね。これにはちょっと意外でした。でも、σ(^^;的には朝食パンの方が胃には良いので助かりましたけど。
 居間から外を眺めてみますが、雨が降っているものの明るい雲なので、ちょっとは期待出来そうです。食後しばらくして、他の宿泊客が朝食中の7時45分過ぎに宿を出発しました。宿主の方が車でバス停まで送ってくれました。歩くと雨の中15分くらい掛かるので、助かりましたね。

高原温泉行きシャトルバス
高原温泉行きシャトルバス

 さて、昨日下車した「ルベシベ橋」からバスに乗るのですが、空を眺めてみますが、雲の動きがかなり早いです。まるで台風のように・・・・(^_^;
 さて、7時55分に層雲峡行きのバスがやって来ました。ちなみに空気輸送です・・・・。途中から4人くらい乗ってきましたけどね。雨は相変わらず降り続いています。
 8時20分に層雲峡バスターミナルに到着しました。シャトルバスの時間までまだあるので、層雲峡ビジターセンターに立ち寄って、眺めて過ごしてから今年新しくできた層雲峡のセイコマで昼食を購入して、レイクサイト行きのバスに乗り込みます。ちなみにバスターミナルから黒岳の姿が見えました。キレイに紅葉していますね〜。

ちなみにガイドさん乗ってます(^^)
ガイドさんが乗ってたりします

 さて、5人の乗客を乗せて、バスはレイクサイトの方に向かいます。
空はずいぶんと明るくなってきましたね〜。ちょっと期待を持たせてくれる天気です。層雲峡から走る事30分程でレイクサイトに到着し、ここでバスを乗り換えます。バスから降りてみると、暖かい・・・。昨日より暖かいかも・・・。

大雪高原温泉到着
大雪高原温泉に到着♪

 さて、9時半発の高原温泉行きバスに乗り込みますが、結構な利用があります。しかも、女子高校生が一人乗り込んでいますし。。。バスはレイクサイトを出て高原温泉への林道を走ります。ここで森林パトロール?の方が沼の状況とヒグマについての説明があり、その後、さきほどの女子高校生・・・上川高校の生徒さんが高原温泉についてのガイドを聞かせてくれました。銀泉台行きのバスには無かった光景ですね。簡単に言うと、ボランティアのバスガイドです。

 さて、25分程度で大雪高原温泉に到着しました。昨日の銀泉台ヒュッテのような建物を予想していたんですが、予想に反して立派な建物で、「ヒグマセンター」も立派な建物でした。

登山道は川状態・・・
川状態の登山道。。。。

 雨は相変わらず少し強くなって降り続いているので、リュックカバーを付けてまず「ヒグマセンター」に入ります。沼巡りコースはこのヒグマセンターがスタート地点になります。まず建物内で沼巡りコースの説明と、ヒグマに関する情報説明があります。16日にも緑沼の先で個体確認があったそうです。
 説明を聞いて、入山届けに記入して、いよいよスタートします。昨日からの雨で、道はかなりぬかるんでいるようです。出発してすぐに上り坂になるんですが、早くも川状態になっていますし。。。

川に架かる橋。。。でも・・・(^^;
川に架かる橋は一部崩壊(^^;

 そんな登山道を雨の中突き進んでいます。時折下山してくる人達とすれ違いますから、結構こんな天気でも入山しているようです。
 しばらく歩き続けて、ちょっと視界が開けた場所に出ます。近くに「ヤンベ温泉」があり辺りは硫黄の匂いが立ちこめています。硫黄というか温泉の匂いですね。そして川が流れていて、この川を渡るんですが、一応橋はあるものの、途中で橋は切れています(^_^;
どうやら、その区間は石の上を飛び越えるようで、かなりスリリングでした(笑)。足滑らしたらドボンですからね〜。。。

 さて川を渡りきって坂を登った所が、分岐点です。右回りコースは閉鎖されています。
左コースを緑沼目指して歩き続けます。ここからしばらく・・・・30分くらいひたすら歩き続けます。かなり足下は悪いですね。滝のように雨水流れている場所もあったりするし。。
 そして、30分程度歩いてふと視界が開けました。ここから沼の点在地点に入っていきます。


土俵沼


バショウ沼

 最初は「土俵沼」。土俵に似ているから・・・と言う名前の理由らしですが・・・(^_^;雨が強くてちょっとガスっぽいです。この「土俵沼」のちょっと先にあるのが「バショウ沼」同じような名前の沼が尾瀬にもあったような・・・。

 この「バショウ沼」の隣にあるのが、σ(^^;が写真見てあまりの美しさにカルチャーショックを受けた「滝見沼」。ただし、ほとんど紅葉はしていません。残念ながら・・・。そしてこの時点で来年のリベンジが確定しました(笑)。でも、紅葉はしていなくても、美しい沼ですね〜。新緑の季節もキレイでしよう、見てみたいです。


滝見沼


緑沼

 「滝見沼」の少し先が、「緑沼」。この緑沼は少しだけ色付いています。紅葉していれば凄くキレイなんですけどね〜。ちょっと霧も掛かっているのが残念かも。。。でも、湖面は反射して良い感じです。

今にも熊さんが出そうな・・・(^^;
今にも熊さんと遭遇しそうな・・(^^;

 この緑沼から先が、再び森の中を歩くような感じになります。鈴をひたすら鳴らし続けますが、一昨日にくまさんが目撃された場所が、この辺りですからね〜。途中で沢があったりと、いつクマさんとお会いしても不思議ではない・・・そんな感じです。クマよけの鈴が無ければ、とても歩ける場所ではありませんね。ここも道が悪く、一度泥にはまりましたし・・・(^_^ゞ

まるで「ポッケ」
「ポッケ」みたい・・

 この沢を抜けてしばらく歩き続けると、「湯ノ沼」。ここは湖底から湯が湧き出ているとの事で、この名前が付いたそうです。
 ちょいと湖面に手を入れてみますが、冷たい・・・。ただ、湖岸に「ポッケ」のような噴出口があり、この付近の水はかなり良い湯加減ですね。ちなみに、この「湯ノ沼」は温泉の匂いが立ちこめています。


湯ノ沼


鴨の沼

大学沼で折り返し。。。
大学沼。ここで折り返し。。

 湯ノ沼から少し先に行った所が「鴨の沼」。この沼も良い雰囲気があります。秘境の沼・・・・そんな感じがします。
 鴨の沼の先で、下山してくるのらのたまさん夫婦に出会いました。なんでも、この先「エゾ沼」までの区間でのらのたまさん夫婦の前を行っていた人達が、ヒグマの個体を確認したとの事です。今日もクマさんに会ってしまった人達がいるようで、クマよけの鈴を必死に鳴らし続けながら、先に進みます。
 鴨の沼からしばらく登山を続けると、「エゾ沼」。ただし、すでに霧の中で視界はゼロ・・。沼もほとんど見えません。。。「エゾ沼」の隣が「式部沼」なのですが、ここも霧の中・・・・。まったく見えません。。。
 式部沼の隣にあるのが、「大学沼」です。ここも霧の中に・・・。そして、ここ大学沼が折り返し地点になっていて、森林パトロールの方が常駐しています。ここから空沼方面は閉鎖されています。

この先立ち入り禁止。。。
立ち入り禁止の札。。。

 さて、ここ大学沼で霧を眺めながら昼食タイムにします。雨は降り続いています。でも、こういう雰囲気も良いですね。後続の人達も何組かやってきました。
 パトロールの方によると、紅葉はあと一週間くらい・・・と言ってました。ただ冷え込まなければ来週末も変わらないかも・・・とも。紅葉せずに終わる可能性もありますし。
 大学沼で30分くらいまったり・・・と過ごし、12時半過ぎに大学沼を出発して、来た道を引き返します。

 雨は相変わらず降り続いていますが、霧は晴れていて視界は良くなり、うっすらと・・・ですが、式部沼とエゾ沼の紅葉を見る事が出来ました。ほんの少し色付いているだけですけどね。。


式部沼


エゾ沼

 帰りも鈴を鳴らし続けて歩き続けます。帰りは下り坂が多いので、滑りやすく行きよりも神経使って歩きますね。
 しばらく歩いて、緑沼の手前で一瞬霧が晴れて目の前の山肌の紅葉が凄くキレイに見えました。かなりラッキーでしたね〜。
 そして、緑沼も行きより幾分霧も晴れて、雨も弱かったので湖面がすごくキレイでした。ホント風もなければ、鏡のような湖面なんでしょうね。。

少し晴れてきました。。
少し晴れてきた・・・♪


緑沼


土俵沼

 緑沼にもパトロールの方が一人常駐しています。そろそろ下山時刻ですしね。(この沼巡りコースは入山が13時まで、下山は15時までと決められています)
 となりの滝見沼をしばし眺めて、もう一度土俵沼に立ち寄ってみたら、霧も晴れていてすごくキレイな景色でした。現時点では一番キレイな沼かもしれませんね。

 土俵沼を出てから、あとはひたすら歩き続けて戻るだけです。かなりゆっくりと歩き続けているので、何組かに追いつかれましたし・・(笑)

高原温泉に浸かって♪
白乳色の高原温泉

 それでも、14時半過ぎに「ヒグマセンター」に戻って来れました。登山靴を洗って建物の中に入り、入山届けに下山時刻を記入して、無事下山となりました。
 往復で4時間半のトレッキング、しかも雨の中でしたが、かなり楽しかったです。ただ、紅葉はあまりにも残念・・・。これは、大雪がまた来年来なさい・・・と言っているのかも。
来年のリベンジ、確定ですね。

層雲峡は晴れていた。。
層雲峡は晴れてる。。

 さて、登山の後は温泉・・・と言う事で、高原温泉山荘の日帰り入浴を利用しました。ここの温泉は、白乳色の温泉。源泉かけ流しでもあり、かなり良い湯です。ここ高原温泉の発見はかなり古いらしく、行きのガイドでは明治時代とか言っていたような・・・。その時代にこんな山奥でよく見つけたものだと、感心してしまいました。
 温泉で疲れを取って、15時半の層雲峡行きシャトルバスに乗り込みました。乗客は・・・子供含めて6人・・・・・(^_^;。レイクサイトで3人降ろして、層雲峡まで乗り通したのはσ(^^;含めて3人でした・・・・。

 層雲峡バスターミナルに戻ってきて、とりあえず黒岳ロープウェイで明日の時刻を確認。そしてビジターセンターを覗いてから宿の方に向かいますが、空には青空も見えています。かなり好天しています。

民宿「みどり」の夕食
民宿「みどり」の夕食です。

 さて、今夜の宿は層雲峡温泉街にある民宿「みどり」です。かなり古い感じの宿ですが、「黒岳の湯」がすぐ側ですし。無料入湯券ももらえますしね。
 さきに写真の選別と加工を済ませてから、黒岳の湯に入ってきました。宿に戻って夕食タイムですが、内容的には満足でしたね。
 食後は部屋で旅行記を作成して過ごします。明日は黒岳登山・・・・天気が良い事を祈るだけ・・・・。
                     
20時35分作成

 

 ↑一番上へ

[2005旅日記表紙へ]    [次のページへ]    [ホームへ戻る]