そのCアイグラスで電話機のランプを見る 星を見れば目が良くなるということで星を見て、暗い所で光の点を見ればいい、ということで線香の火を見たりしたが、夜暗い部屋でアイグラス(黒いセロハンか厚紙に穴をあけた物。書店で視力回復関係の本の付録として入手できる)で電話機のランプを見る。見る時間は一日十分くらいがいい。歌謡曲を2曲聞くくらいの時間でいい。
そのDテレホンカードの穴から動いている線香の火を見る そのC同様に夜暗い部屋でテレホンカードの穴から線香の火を見るのであるが、Cは静止している線香の火を見るわけだが、Dでは線香を手に持って線香を動かして、テレホンカードの穴から動いている線香の火を見るのである。 C同様に夜暗い部屋で穴が四つくらいあいたテレホンカードを左手に持って右目に当て右手には火の付いた線香を持つ。右手の線香をまず横に素早く三十回くらい動かしてその線香の火を右目でテレホンカードの穴から見る。横三十回が終わったら素早く手を曲げたり伸ばしたり百回くらいしてそれを同様に右目でテレホンカードの穴から見る。 次手を代えて右手でテレホンカードを持ち左目に当て左手で線香を持ち右手左手右目左目逆になるが手を代える前の同様のことをする。 以上のことを手を代えてもう一回ずつ行う。
そのE暗い所で小さい字を読む 視力回復の方法として、「暗い所で小さい字を読む」などと言うと、「何を馬鹿なことをいっているんだ」、と怒られそうである。だが、私は断言する。暗い所で字を読めば目は良くなると。 視力に関して誤った常識の中に、「暗い所で字を読むと目が悪くなる」というのは、視力に関して誤った常識であると書いたが、本当に暗い所で字を読めば目が悪くなる、なんてことは、視力に関しメガネがどうのこうの、という以前の問題で、暗い所で、字を読んでもちっとも目は悪くはならない。 暗い所で小さい字を読めば、目が悪くなるどころか目が良くなるのである。暗い所で字を読むと目が良くなる、と言っても、字と目の間を充分(三十五センチくらい)離らかして、読まないと駄目である。字に目を近づけて読めば、目は悪くなるはずである。またメガネをかけて読んでは効果はないのではないか、と思うのである。 暗い所で字を読め、と言ってもあくまで裸眼で読んで欲しい。 それとまばたきを素早く十回くらいする、ということを本の一ページを読む間に二回か三回くらいすると、目を良くする、ということに関しては効果的である。だがまばたきをしながら本を読むということは大変なことなので、まばたきはしなくてもいい。まばたきをして本を読む、ということはあくまで参考として頭に入れて置いてもらえばいい。 暗い所で字を読めば目が悪くなる、ということで、夜天井からつるしてある電気の他、机の上にはスタンドまでつけて字を読んだり、勉強している、というのが普通の人ではないか、と思う。 字を読むには部屋の電気だけでも明るすぎるくらいなのに、部屋の電気の他にスタンドまでつけて字を読み書きするなんてことは、私に言わせてもらえば、「馬鹿みたい」と言いたい。 字を読み書きするのはかろうじて字が読めるくらいの明るさがあればいい。ローソクの灯の明るさがあれば充分である。ローソクの光くらいの字がやっと読めるくらいの明るさで本を読んだりすると、目が確実に良くなる。