月と星  暗い所で光の点を見る、ということに関して、参考までに「月と星」ということをあげて考えてみたい。星を見れば目が良くなる、とよく言われている。なぜ星を見るというのが目が良くなるのは私が分かったことは、暗い所で光の点を見ることだからである。  普通の人は星を見れば目が良くなるというのは、星はうんと遠くにあるから、遠くのものを見るから目が良くなるんだと思っている人が多いと思う。では遠くのものを見れば目が良くなるのなら月を見ても目が良くなるのではないだろうか。だが月を見れば目が良くなる、ということは普通言われていない。  月だって星に比べれば近いが、遠くの山とかに比べれば遠くにあるはずである。ではなぜ月を見ても目は良くならないのだろうか。答えは月は光の点でないからである。暗い所で光の点でなく、自分のいる所も明るくさせてしまうような光を見ても目は良くならないのである。  例を挙げると、線香の火ならすぐ近くでも自分のいる所を明るくしないから、線香の火を見れば目が良くなる。それに対しロウソクは自分の所が明るくなってしまうから一メートル先のローソクを見ても目は良くならない。ローソクも四メートルも五メートルも離れていて自分の所が明るくならなければローソクを見ても目は良くなるはずである。  外の街灯なども自分に近すぎては駄目で、街灯や外の何かの光もある程度自分から離れていなければ視力回復につながらない。  それから夜景を見ていると目が良くなる、とも言われているが、夜景も自分のいる所が明るくならず、離れた光の点のようなものだから夜景を見ていると目が良くなるのである。  最後に光の点ということに関して、星を見る場合一番明るい星を見ると効果があるように、ある程度光が強いということが必要である。それと私が思うには、光が遠くにある、ということも大切なことかもしれない、とも思っている。線香を見る場合、三十センチ先に置いた場合一番効果があったが、三十センチ先の線香ではある一定の期間を過ぎれば目はあまり良くならないことは後に書いてあるが、星を見て視力3・0にした、という人もいるのであるから、光がある程度遠くにある、ということも必要かもしれない、と思っている。  

やる順序  私の考えた視力回復法はやることが全部で十以上はあるというものである。十あるもののどれからやったらいいか、また毎日の生活の中で何をやったらいいか、ということに関して説明したい。  重度の近視の人も軽度の人もお湯を浸したタオルを目に当てるということはすべきだと思う。そしてまずそのIをやってみる。そのIはおなじないのようなことだが、私はそのIをしたら0・1以下だった時一週間後に1・0が何となく見えるまでになった。  次軽度の近視の人も重度の近視の人も線香の火を見る、ということをして欲しい、と思う。軽度の近視の0・8とか0・7という人は線香の火を見る、ということをするだけで1・0くらいになるかもしれない。  次はテレホンカードの穴から線香の火を見る、ということをして欲しい。ただ線香の火を見るのからテレホンカードを使うタイミングは、線香の火を見てもそんなに視力アップしなくなってきた頃にする。  テレホンカードの穴から線香の火を見ることを暫くして視力がその方法ではアップしなくなってきたら、テレホンカードの穴からカレンダーを見たり明暗の訓練をする。そして三十五センチ離して暗い所で本が読めるようになったら、暗い所で本を読むということをする。  暗い所で三十五センチ離して本が読めるということは視力が0・2くらいになっっているということであるから、その後は私が十以上挙げた視力回復法を自分で二つか三つくらい選んで行う、ということを続けていく。  視力回復もある方法を行ってもある程度やると目が慣れてしまいそれから後は目があまり良くならない、ということがある。目に違う刺激を与えることが視力アップにつながっていく。  私自身の体験談を参考にやって欲しい。

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