2000/2/21 (月) 〜 2/24 (木)
2000/2/21(月)
さ〜ってと、行くとするかぁ・・・
何か忘れ物はないかしらん?
パスポート・お金も持ったしぃ。
便座除菌クリーナーも入れたよな。
よしっとぉ!
実に3年ぶりの香港である。
なんか実感が沸かないなぁ。
今回は、アフォンが帰省するのに合わせて、ちゃっかり付いて行く事にした。
UA(ユナイテッド)の往復、¥39000というティケットだ。
PM:6:00出発で、PM:10:00に着くってやつらしい。
機内では、新聞を読んだり、おつまみを食べて過ごす。
アフォンは、サービスで出された赤ワインで、すっかり酔っ払って、
カラミ始めるし、音楽を聴きながら、ギターを弾く真似をしたりしている。
弾けもしないのにさ。
ちょっと、タチが悪いなぁ。放っておこっと。
なんだかんだで、5時間で香港到着。
現地時間で、PM:10:00。
考えてみれば、新空港になってから、初めてだな。
でっかいなぁ・・・
出ると、アフォンの友人達が待っている。
前の会社の香港スタッフのアイリーンも来てくれた。
懐かしいなぁ。元気そうでなによりだよ。
アフォンの別宅がある、粉嶺(ファンレン)まで、
倚文(イーマン)さんに車で送ってもらう。
世界で何番目かに大きな橋を通って、車中、お土産話に花が咲く。
言っていることが、全然わからん。
永遠と車を走らせる・・・
アフォンは、20分ぐらいで着くと言ったけど、
結局、40分ぐらいかかったぞぉ。
ここは、ド田舎、粉嶺。
沙田(サーティン)から、九広鉄道(KCR)に乗って、5つ目。
もうすぐそこは、深淵(しんせん)。
アフォンの家の別宅で、3年前に来た時にも、お世話になったところだ。
扉を開くと・・・
な、なんと、大勢で麻雀をやっているではないかっ!
一体、どうやって入ったんだぁ?
一応、皆さんに挨拶する。
みんな、前の会社の香港支店のスタッフだったという・・・
陽気な香港人の方々
少し、お腹が空いたので、アフォンとアイリーンとで、
タクシーに乗って、夜食を食べに行く。
雨が降っていて、とても寒い。
だ〜れも住んでいないような所に、ポツンと2・3軒、食べ物屋が並んでいる。
麺屋さんに入って、エビギョーザ入り麺(墨魚丸、魚旦、魚片など)を食べる。
うまいなぁ!!
こんなんで、¥200しないんだから、安いよなぁ。
食べながら、アイリーンといろいろ話す。
アイリーンは、前から日本語を勉強していて、
今も佐敦(ジョーダン)の日本語学校に通っているそうだ。
食べ終わって帰ってくると、相変わらず麻雀をやっている。
今日は、月曜日じゃないか?
明日は、仕事じゃないんだろうか?
AM:1:00になって、テレビで、呉鎮宇(ン・ジャンユー)主演の、
”旺角査fit人”を見る。
なんか呉鎮宇が、ラーメンの出前持ちになったり、
日本語学校に通いながら、苦学生の役をやったりと、
なんだかよくわからん映画だったなぁ。
テレビを見ていると、日本のドラマやCMばっかり!
いつ来ても、日本ブームは相変わらずだな。
香港の人達と、話そうとするが、私は麻雀が出来ないので、
上映している映画のチェックをして、なんとか話題を作ろうとする。
”劉家輝(ラウ・カーファイ)って、誰でしたっけ?”
”カンフーのお師匠さんで、よく出る人よぉ。”
などと教えてもらう。
あぁ・・・そうだった! そうだった!
結局、シャワーも浴びず、横になりながら、寝てしまう。
AM:3:00就寝。
2000/2/22 (火)
外を見ると小雨が降っている。
AM:8:00起床。
シャワーを浴びる。
アフォンに、皆さんは何時に帰ったのかと聞くと、
AM:3:30ぐらいだったと言われる。
まあ、しょうがないよな。
半年振りに、みんなと逢ったんだから。
さぞかし、嬉しかったんだろう。
AM:9:30出発。
粉嶺の駅まで、歩いて5分ぐらい。
ここら辺は、全然変わらないなぁ。
粉嶺の駅周辺
駅の窓口で、電車・地下鉄・バスに使う、
”八達通”カードを買う。
150$(¥2100)
便利な、八達通カード
このカード、駅の改札なんかを通る時に、ピッとかざすだけで
処理が出来てしまうという便利なもの。
残金が無くなると、駅の構内に設置されている機械で、
お金を足せばOK!
沙田まで、25分。
アフォンの山梨の日本語学校時代の友人、ノエルと待ち合わせる。
ノエルは、今月になって香港に帰って来て、
職捜しをしている最中らしい。
日本に留学中も、何度か逢って食事をしたことがある。
日本留学歴1年なので、言葉の問題は、ほとんどない。
熱狂的な、、キムタクとキティーちゃんのファンでもある。
お腹も減ったし、食事にしよう!ということで、お馴染みの
”美心皇宮大酒楼”に入る。
ん〜 好味!!
お昼時とあってか、満員。
おいしいものばかりで、お腹いっぱい!
高校生時代、親の仕事の関係で遊びに来た時は、
マクドナルドばっかりだったけど、地元っ子がいると助かるなぁ!
どんどん、美味しいものが運ばれて来る。
ん〜 満足!満足!
食後に、トイレに行く。
ああ〜 汚いなぁ!!
考えられない汚れ方をしている!
未だに、こういった所の概念というのは変わってないんだなぁ。
やんなっちゃうよなぁ。
お店を出て、沙田駅構内をブラブラする。
私が勤めていた会社の香港支店も、
思えばこの中に入っていたのだ。
しかし、1997年11月20日 倒産。
香港にある店(10店舗)は、すべて閉鎖。
現在の店舗は、JASCOが入っているらしい。
日本(静岡県)も、同社の支援を受けて、更正中だ。
最後は、商品を70%OFFで売り払ってしまったと聞いた・・・
売れ残ったものは、当然のことながら
タダみたいな値段で売ったんだろうなぁ・・・
何もかもが、ここから始ったのだ・・・
ここで働くために、日本でがんばっていたのに・・・
今は、いろんなお店がひしめき合うように並んでいる。
なんだか悲しいな・・・
映画まで時間があるというので、HMVで時間を潰す。
入ると大きく、
DVD 3枚 500$(¥7000)
VCD 3枚 100$(¥1400)
CD 3枚 200$(¥2800)
とある。まだ初日だから、チェックだけにしておこう。
価格をメモっていると、スタッフに注意される。
(常識だよ! 失礼致しました!)
でも、欲しいものが、いっぱいあるなぁ。
見ているだけでも、あっという間に時間が経ってしまう。
ちょっと疲れたので、喫茶店に入る。
”仙跡岩”
という、今流行りの台湾式の喫茶店らしい。
ノエルも好物らしく、お薦めのものを頼んでもらう。
珍珠女乃茶 17$ と 芝麻珍珠 19$
”珍珠”というのは、日本でいうと山芋みたいなもので、
それを正方形状にしてある。
ストローもビックサイズで、そのまま吸い込んで食べられるようになっている。
お店の雰囲気も良いし、ヘルシーで、なかなか美味しい。
友人に聞いたところ、ニューヨークにも、お店があるらしい。
PM:2:15
さ〜てと、いよいよ楽しみにしていた、旧正月映画だっ!
幸先良く、1発目は、”東京攻略”だいっ!!
35$(¥490)
場所は、UA沙田。
平日というのに賑っている。
ここの系列の映画館は、日によって料金が違うらしい。
月〜金 PM;6:00まで 35$(¥500)
月〜金 PM;6:00以降 55$(¥770)
土・日 PM;6:00まで 45$(¥630)
火 終日 35$(¥500)
今日は、火曜日なので安い訳だ。
いくつかの映画館が入っている。
ワーナーマイカルみたいなものかな?
ミニシアターといっても、画面も大きいし、館内も清潔。
シートには、ドリンクホルダーも付いている。
香港の映画館も変わったなぁ。
さて、映画もさることながら、いつも楽しみにしているのが、
映画のCM。
一番びっくりしたのが、バグりまくった、
”MATRIX ”のニセモノVCDが、そのまま流れて
”ニセモノを買うこと自体、違法です”
みたいなCMには、ちょっと驚いた。
やはり、よほど深刻な問題なんだろうな。
さて、いよいよ本編。
新宿をうろつき回る、梁朝偉(トニー・レオン)。
どうやら、謎の組織に追われているようだ。
可笑しかったのが、トニーの日本語!!
”ドウカナ?” ”コンナンジャ ミレナイヨ!” ”オリロ” ”イケ”などなど。
日本語がわかる我々3人は、大爆笑!!
ピピピッ・・・
見ている最中、携帯の音が鳴り響く。
1人・2人・3人・4人・・・
う・ウルサ〜イ!!!!
早く切れよぉ!!!
しかも、デカイ声で喋りやがる!!!
タバコを吸うヤツがいなくなったらと思ったら、
今度は、携帯かよっ!
バイブレーター機能もあるんだろう?
頭に来るなぁ!
CMに、上映中、携帯等のスイッチはお切り下さいって、あっただろう?
罰金5万$だよ。ホント。
日本人をいろんなことでバカにするくせして、
こういった迷惑っていうものがわかんないのかな?
ムカツクなぁ!!
映画の話に戻りましょう・・・
イーキンも、しっかりアクションしていたし、
ケリーも1年間、日本に留学していたせいか、日本語バリバリ!
他にも、日本から遠藤久美子、白川みなみ、阿部寛、
そして、仲村トオル(ん〜カッコいい!)が出演してます。
アクション映画ファンとしては、撮り方がものすごく印象的だった。
”クイック&スロー”とでも言うのだろうか?
アクションが出来なくても、こういった処理仕方で、
効果的に見せることができるんだな?なんて思ってしまった。
撮り方というよりも、編集の仕方かな?(笑)
アクション・シーンになるたびに、”オオッ〜!!”と叫んでしまう私。
横に坐っているアフォンから、
”テラダさん、静かにして!” と注意されてしまう。
ゴメンネ! ついエキサイトしてしまって・・・
これは、今年のファンタあたりでやるだろうなぁ。
パンテオンの舞台に、出演者が並んで挨拶する光景が浮かんでくるよ。
ぜひ、香港映画ファンと一緒に、楽しみたい1本だな。
上映終了後、アフォンからギャグの説明を受ける。
最後のイーキンのセリフ。
ケリーの親戚に間違って、北京語で
”我是他的監護人(俺は彼女のボディーガードなんだぞ)”
と言うところを、発音がなまって、
”我是他的姦汚人(俺は彼女のセックス・フレンドなんだぞ)”
と言って、笑いを取る。
”TTTTT戦法ってなんだ?”
” Till They Tell The True
の略だよ。”
なんてセリフもあるけれど、日本で公開する時には、
なんとか、うまく訳してもらいたいもんですな。
映画が終わると、もうPM:4:30
歩いて、”車公廟”にお参りに行く。
アフォンもノエルも、ちょっと道がわからなかったらしく、
通りがかりのおばあさんに道を聞く。
15分ぐらい歩いて到着。
テレビで見たことはあるけど、来るのは初めて。
仏壇にお拝んで帰ろうとすると、ノエルが、
”テラダさん、去年はいい年だった?
もしそうだったら、今年は悪いことが多くなりそうだから、
それを振り払う為に、あそこにある風車を回して、
逆に、運気を良い方に持っていく、おまじないをして行ったら?”
10$を払って風車のようなものを回す・・・
こ、これだけかいっ!?
帰ろうとすると、ホームレスの人がしつこく絡んでくる。
これが本当にしつこくて、ずーっと付いて来る。
ほどなくして帰って行ったが、本当にしつこかったなぁ。
それから汚い喫茶店でお茶をして、バス停まで歩いていると、
学校帰りの高校生が、お腹を空かせて、揚げ物屋さんに群がっている。
どこの国も一緒だな。
おっ! 日本で流行りのキック・ボードもやっているではないか?
ここでノエルとお別れ。
バスで沙田の駅まで出て、今日の晩御飯はアフォンの実家でご両親とご一緒する。
PM:5:30
沙田でバスを乗り継ぎ、近くのマンションへ。
幼稚園児レベルの広東語でご両親に御挨拶。
ご両親と一緒に
なんと、紅包(お年玉)をもらってしまう。
なんと100$!
ちょっと多くないかしら?
アフォンのご両親とお兄さんは、沙田の競馬場で働いていて、
お兄さんは、背が大きいので、ジョッキーではないけれど、
本走場前の馴らしみたいなことを、しているのだそうだ。
4月には、ご両親も仕事を辞めて、
今私がお世話になっている、粉嶺の別宅におばあちゃんと
一緒に引っ越して住むんだとか。
お父さん曰く、
”ここ沙田も人が多くなって来ているにもかかわらず、
不景気で、仕事も相変わらず少なくって大変だよぉ。”
みたいな話をする。
しばらくして、アイリーンも合流。
部屋に飾ってある昔の写真を見ながら、暫し談話。
ご両親、お手製の料理をいただく。
(レンコンスープ・叉焼・青菜などなど)
映画でよく見る叉焼のぶつ切りを目の前にして、
早速、食べようとすると、
”湯先!(スープを先に飲んで!)”と言われてしまう。
失礼しました!
何も言わず、黙々と食べてるんだけど、なんかいいなぁ、こうゆうのって。
仲間に入れてもらった感じがして。
食後、ご挨拶をしてPM:8:00の回の映画に間に合うように、
昼間のUA沙田に向かう。
映画は、久々、許冠傑(サミュエル・ホイ)が、カンバックしたと話題になっている
”大羸家”である。
35$(¥490)
楽しみにしていたんですが・・・
悪漢探偵シリーズで共演していた、
麥嘉(カール・マッカ)が出て来た時点で、古臭く感じてしまう。(笑)
最近、お気に入りの、謝霆鋒(ニコラス・ツェー)や、
林心如(ルビー・リン)、羅文大先生の弟子で、大躍進を遂げている
容祖兒(ジョイ・ヨン)など、新人の俳優も多数起用しているんですが、
内容が内容だし、ギャグも寒かったなぁ。
何故か、去年の旧正月映画である、”愛情夢幻号”似のところもあったような。
豪華客船が舞台で、黄百鳴(レイモンド・ウォン)絡みだし、
ちょっと、退屈しちゃった感じがするなぁ。
PM:11:00
うぅ〜風が強くて、寒くなって来る。
再度、ノエルと合流して、アフォン・アイリーンと4人で、
尖沙咀(チム・サーチョイ)の東部にある、
”DEEP BLUE” に向かう。
このお店、俳優の銭小豪(チン・シウホウ)と方中信(アレクッス・フォン)が、
共同経営しているカラオケ&バーで、香港関係の雑誌には
度々紹介されているので、行って見たかったスポットだ。
このお店の隣のレストランも、この2人が出資しているらしい。
2人が経営している、レストランの記事
入るなり、カウンターに何やら椿(?)のような置物が飾ってある。
あれぇ〜? これってxxさんが、銭小豪にプレゼントしたものかなぁ?
違うかなぁ? ちょっと気になる・・・
バーのスペースには誰もいなくって、3つあるカラオケルームは
盛り上がっているようだ。
今日は平日だから、2人は来てないよなぁ。
週末は繁盛してそうな感じだ。
つまみを食べながら、店を探索する。
仲間が主演している新作映画のポスターが貼ってある。
なかなか、カッコいいじゃん!!
”刀手”とかいう映画だ。
いつ公開するんだろう?
何やら伝言板のようなものに、スターのサインが書かれている。
スタッフらしき女性に、
”あのぅ・・・方中信さんの日本のファンなんですけど、写真を撮ってもいいですか?”
“Sure!!”
”それから、あのポスターの映画はいつから公開なんですか?”
”あぁ それはわからないわ。”
などと会話をする。
店内の様子
私はお酒がダメなので、コーラを飲み干して、
スタッフの方々にお礼を言い、お店を後にした。
気づくと、もうAM:12:00を回っているではないか!
ちょっと雨も強くなっている。
佐敦(ジョーダン)の廟街をブラブラしようと思ったが、
ノエルは疲れているらしく、駅でお別れ。
佐敦の駅に向う途中、ヒイキにしていた映画館を通ると、
なんと、クローズしているではないか!
交差点角にある、倫敦(ロンドン)戯院、
地下鉄の出口付近にある、新宝(ニューポート)戯院・・・
この不況で、やられてしまったのか・・・
大きな劇場がなくなってしまうのは、なんとも残念だ。
アフォン・アイリーンと3人で、”男人街”をプラプラする。
平日というのに、なかなかの賑い。
ニセモノだか本物だかわからないけれど、VCD屋が軒を連ねる。
なんかちょっと危ない感じがするなぁ。
3枚 100$だったり、中には、6枚 100$っていうのもある。
むむむ・・・怪しい・・・
まだ2日目だし、焦って買い物することもないな。
雨の中、歩きつかれたので、喫茶店で休もうと旺角に向かう。
さすがにAM:1:00ということもあって、女人街もお店をたたんでいる。
お馴染みの”許留山(ホイラウサン)” を覗くが、
どの店舗も、この時間になっても満席!!
結局、断念して帰ることにする。
が、しかし帰るバスの乗り場を捜すのに手間取る。
ものすごく行き先が多くて、アフォンが友人に確認を取っている。
なんとか捜し当て、ここでアイリーンとお別れ。
バスでゆられること、30分あまり。
レーサー並の運転で、すっかり気持ち悪くなって、吐きそうになってしまう。
安いのは良いんだけどさ、今度はお金を払うからタクシーで帰ろうと
アフォンに提案する。
AM:2:00帰宅。
AM:3:00就寝。
オイオイ、まだ来て2日目だぞぉ。
ちょっと、飛ばし過ぎじゃないか?
2000/2/23 (水)
AM:9:00起床
今日も小雨が降っている。
AM:10:00出発。
電車に乗って、沙田の隣の駅の、火炭(フォタン)と言う所で下車。
今日のお昼は、アフォンのおばあちゃんと食事をする。
おばあちゃんは、10年前にご主人が亡くなってから、おじさんと住んでいる。
今年で80歳。
耳は遠いけれど、麻雀の時は頭がさえるんだそうで、
アフォンも赤ちゃんの時は、おばあちゃんの背中におぶられて、
麻雀観戦をしていたので、得意なんだとか。
タクシーで沙田まで出て、昨日、時間の都合で入れなかった
”利苑酒家”で飲茶をする。
アフォンによると、ここが結構お薦めらしくって、
またまた、どんどん美味しそうなものが出て来る!
叉焼饅頭、鳥の足、エビ入り腸粉・・・
デザートもメチャメチャ美味しかった!!
おばあちゃん、アフォン、ありがとうね!
アフォンとおばあちゃん
タクシーの乗り場まで、おばあちゃんを送って行って、
KCRに乗って、旺角(ウォンコッ)へ向かう。
この電車、ファースト・クラスっていう車両があるんだけど、
普通の車両と比べると、席がちょっと上等なもの。
でも、混んでいて、席が空いてなければ、普通車と同じ。
だから、混んでいて坐れそうになければ、もう1本、電車を遅らせる。
この車両に乗るには、ホームに常設されている機械にカードを通して
手続きするだけでOK!
時々、乗っていると係員が、携帯型の機械を持ってチェックに現れる。
もし、ホームでファースト・クラスに乗る手続きしていないことがバレると、
駅の乗務員室に連れていかれて、
罰金160$(¥2250)を、徴収されるんだそうな。
PM:12:00
さて、旺角に着いて初めに入ったのが、
”先達広場”である。
相変わらず、日本のアニメやキャラクター商品を売っている店が多いなぁ。
あっ! ガシャポンだっ!
これ昔で言う”ガチャガチャ”なんだけれど、
最近のものは、ものすごくクオリティーが高くって、
日本でも種類によってはプレミアムがついているものまである。
(よくゲームセンターや、本屋の片隅に置いてあるヤツです。)
香港でも、大人気らしい。
価格はあんまり日本と変わらないかなぁ。
中国で作っているせいかしら?
日本では、1個¥200、セット(6個)で¥1200ぐらいと変わらない。
人気・入手困難のものは、日本と同じようだ。
シリーズごとにディスプレイされている店内
”六本木”というお店で、買い逃した、
ルパンV世のセット 79$(¥1100)を買う。
このシリーズ、日本では売りきれてしまって、再販が出ている状態。
ちなみに、日本では、ルパンもの、ナイトメア・ビフォア・クリスマスものは人気があって、
あっという間に売り切れてしまうんだとか。
お店の人と話すと、
”私は日本に行ったことがないんだけど、日本は大好き!”
と雑談する。
店長に電話して写真を載せることも許可していただいた。
それにしても、すごい品揃えだなぁ。
応募してゲットしたと思われる、ウルトラマンのクリアバージョンまである!
うわっ! 4900$(¥68600)もする!
でも、買うマニアがいるんだろうなぁ・・・
4900$でも買う人はいると思う
一通り、ビル内を見てから、ここを後にする。
PM:2:00
昨日の夜中にも来た、女人街の”威威(Win Win)SHOP”を覗く。
このお店、当方の掲示板で、いつもお世話になっている方から、教えていただいた。
店員さんも清潔感があって、お店もキレイ。
信用があるお店っていうのかな。
早速、今回の目的である、日本語字幕付きのDVDを捜す。
でも、ちょっと少ないなぁ。
大好きな作品、”蜀山(天空の剣)”と・・・
あれっ?! 劉青雲(ラウ・チンワン)の、”高度戒備”もある!
おおっ! これは見っけもんだぁ!
値段は、100$(¥1400)ぐらいかぁ。
一応、チェックしておこう。
映画の時間をチェックして、皆さんお馴染みの、
”信和中心”に向かう。
うっひょ〜! 久々だなぁ! よぉっしぃ〜 買うぞぉ!!
ここも変わらないなぁ。
ぜ〜んぶ、日本のものじゃないかぁ?
一軒一軒見ているとキリが無いので、DVD屋以外は流して見る。
すると、DVDを豊富に扱うお店が現れる・・・
なんか怪しいお店だなぁ。(笑)
次回来る時は、無くなっていそうなお店だ。
大体、50$(¥700)と安い。
なんと、許冠文(マイケル・ホイ)もの、最佳拍當(悪漢探偵シリーズ)ものが
全部って言う程、揃っているじゃないのぉ!
ん〜 でも、もうちょっと待とう。
同じフロアーにポスター屋を発見。
現地版ポスター(古めの作品)を買うことも、
今回の目的であるので、嬉しくなってしまう。
映画まで、あと10分なので、ちょっとチェックしただけだが、
欲しいポスターがたくさんあるではないか!
ハマルと抜けられなくなって、映画に遅れてしまうので、
またあとで来ることにしよう。
PM:2:45
百老匯(ブロードウェイ)戯院で、期待の
”公元2000”を見る。
55$(¥770)
監督が、大ファンの陳嘉上(ゴードン・チャン)だし、
ポスターなんかを見ると、近未来アクションものっぽいので、
早く見たかった作品だ。
階段をずーっと登って行って、入り口の幕みたいなものを開ける。
すると・・・
なんか変な劇場だなぁ!
客席がずれて並んでるじゃないかぁ!
ちょっと見にくいなぁ。
なんとか良い席を選んで、見やすいように工夫する。
さて、本編上映。
空軍の新システムをテストしている所から始る。
そこから、テロ集団が何やら企んで、
兄である呂良偉(レイ・ロイ)がCIAの情報を盗んだとして、
警察に連行され、弟である郭富城(アーロン・クォック)も
兄の秘密関係を明らかにすべく、シンガポールに飛ぶ・・・
なんていうか、わかったような、わかんないような、自分勝手に理解したんだけど・・・
やっぱり、字幕がないと、細かい所がわかんないなぁ。
ギャグとかは別にいいけれど、しっかりと作ってるんだから、
ストーリーや脚本なんかがわかんないと、面白さも半減だよ。
でも、見れただけでも良かった。
さんざん、劇場の作りをバカにしっちゃったけど、
音は良かったなぁ。
特に銃撃戦は凄かった。
さすが、陳嘉上だ!!
この辺は、しっかり見せてくれる。
今回は、他の映画とは違って、妙にリアルだったな。
カメラを近づけて、至近距離(2〜3m)で撃ち合っている。
このシーンが印象的だった。
それから、アーロンも吹き替えなしで、アクションをやっていた。
アーロンは、他の明星と比べると、主演作は少ないけれど、
ちゃんと、吹き替えなしでスタントをこなしていることが多い。
それも、スクリーン映えする(華がある)からカッコイイ!
だけど、今回は呉彦祖(ダニエル・ウー)も出てたし、
シンガポールのエージェント(?)の役者さん、
竹野内 豊 似の役者さんなんかも、
全員デカイし、ガタイも良い!!
アーロンが小さく見えてしまって、可哀想だったな。
また、警察の上司役で、呉鎮宇(ン・ジャンユー)が出演してるんだけど、
こ〜れが、バッチリはまっていて、好演!
信頼のおける上司っていうのか、貫禄充分!
ますます好きになってしまった。
CGのところは、相変わらず、イマイチだったけどね。
もうちょっと、がんばってちょうだい。
日本公開を望む!
PM:4:30
信和中心に戻って、さっきのDVD屋、
2F M8 の”鋪頭仔”というお店を覗く。
ん〜 どうしようかぁ?
安いのはいいんだけど、怖いなぁ。
でも、今はニセモノは、少ないって言うし・・・
ええ〜い! 買ってしまえっ!!
そうと決めたら、さっきチェックしたものを、
全部、棚からはずして、レジに積んでいく。
だけど、周星馳(チャウ・センチー)ものとかがないなぁ。
店員さんに聞くと、どうやら、ないらしい。
このくらいでいいかなぁ。
一体、何枚買ったんだろう?
一応、チェックしてきた日本語字幕付きのDVDをリストを見せて、
会社の方に問い合わせて聞いてあげると言われ、
アフォンの携帯の電話番号を教える。
合計 1263$(¥18945)を、1250$(¥18750)にしてくれる。
”オイオイ、13$しか、まけてくれないのぉ?” と文句を言うと、
”もともと、安くしているから、これぐらいしか安くできないのよ” だって。
まぁ、1枚 50$(¥700)だから、あんまり文句は言えないな。
御礼を言って、電話の件をヨロシクと頼む。
(残念ながら、後日、電話はなかった。)
それから、同じフロアにあるポスター屋に寄る。
上着を脱ぎ、荷物を下ろし、気合を入れる。
アフォンは、女性の店員さんと、ずっと喋っている。
それをよそに、私はチェックに余念が無い。
欲しいものがたくさんあるなぁ。
値段が書いてないけど、幾らなんだろうか?
店員さんに聞くと、
”欲しいものを、一通り選んでから、まとめてディスカウントするから、まず見てちょうだい。”
そうかぁ。なんかあんまり安そうじゃないな。
一通り見終わったが、別の所にも、古め目のものがあるというので、見せてもらう。
あるじゃないのぉ!
これですよ。欲しかったものは!
周潤發(チョウ・ユンファ)の懐かしいものがあるでないの!
一応、ピックアップしたけれど、値段はいかほどのものか?
紙に書いて、提示される。
新・古惑仔 少年激闘編 80$(¥1120)
欲望の翼 280$(¥3920)
花田喜事 180$(¥2520)
大富之家 180$(¥2520)
過ぎ行く時の中で 230$(¥3220)
〃 (サイン入り) 500$(¥7000)
ゴッド・ギャンブラー1 1300$(¥18200)
ええ〜っ! なんだよぉ? 日本と変わらないじゃん!
高いなぁ!・・・
来月、CINE CITY でもポスター展があるっていうから、
ちょっと待って見るかぁ。日本も高いんだろうけどさぁ。
結局、新・古惑仔 少年激闘編 80$(¥1120)と、
シンジ君のお土産に、ユンファのポスター、その他のユンファ・ファンの方々用に、
”男たちの晩歌”のキャビネ 100$(¥1400)を買うだけにした。
いろいろ、店員さんと話すと、実はこの女性、
ベッチィーさんと言って、お店の社長さんだそうで、
日本の香港映画ファンが、たくさんこのビルに買い物に来ることを知っているのだと言う。
商売上手なベッチィーさん
そうだと思ったよ。
特に女性ファンはお金を持ってるし、高くしても売れるんだろうなぁ。
まぁ、俺も人の事、言えないかっ・・・(笑)
でも、この社長さん、愛嬌もあってカワイイし、人柄に負けてしまったな。
なかなかの商売上手と見た。
いろいろ話ながら、HPに写真と紹介する許可をもらう。
2F M27 名前ナシ
PM:6:30
買い物もたくさんしたし、お腹が減ったなぁ。
今日の夕飯は、アフォンの友人の方々と一緒に、
尖沙咀(チム・サーチョイ)の東部にあるレストランで食事。
バイキング形式で、着くともうすでに皆さん食事をされている。
初対面の人達も多いので、あいさつする。
あんまり喋らなかったが、言葉がわからないながらも、
なんとか会話に参加する。
食後、HMVに寄りたいと私が言うと、
”みんなで行こう!”ということになり、KCRで沙田へ向かう。
みんな、趣味はそれぞれで、中でも、反町隆史の、”GTO”のVCDを見つけると、
”ドラマは面白かったけど、映画はイマイチだったな。” とか、
”鉄道員(ぽっぽや)”のVCDを手に取ると、
”これは、まだ見てないんだ。君は見たかい?”と映画関係だと、会話がはずむ。
私は、昼間、あれだけDVDを買ったにもかかわらず、欲しい作品を目の前にして、
”ああぁ これは、まぁまぁ 面白かったゾ! これはダメだな。” とか言われる。
面白くなくっても、日本では見られないんだからいいんだよ。
日本語字幕付きなんだし。
だけど、高いなぁ・・・
欲しいものは、信和中心と違って、200〜300$ぐらいする!
いろんなところで見つかるかもしれないから、もうちょっと待ってみよう。
みんなでKCRで帰る。
PM:11:00帰宅。
アフォンは、友人に会いに行くというので、1人で日記を書きながら、
早目に就寝。
これぐらいのスケジュールでちょうどいいかな。
2000/2/24 (木)
AM:9:00起床
AM:10:00出発
なんという寒さだ!
例年はこの時期、20度ぐらいあるっていうのに、
13度ぐらしか、ないって言うじゃないか!
ホント、異常気象っていうのかもしれないな。
AM:11:00
沙田のショッピングセンター内の銀行で両替をする。
7万円を両替する。
4870$(1ドル=14.3円)
今までアフォンから借りていたお金を返す。
同じビルに入っている”瑞興(SHUI HING)”という
CDなんかを、豊富に扱っているお店をチェックする。
AM:11:30
近くのアフォンの友人のお店でランチ。
何年ぶりかに友達と会って嬉しそうだ。
やきそば、牛肉ハム入りラーメンを食べる。
飲み物に、紅茶とコーヒーがミックスされた
ホット鴛鴦(インヨーン)を初めて飲む。
なんか不思議な味だなぁ。
まずくはないけどさぁ。
鴛鴦(インヨーン)、冷たいのもある。
食後、今日もUA沙田に向かう。
時間をチェックして見ると、PM:2:00と出ているので、
DVDを捜しに行く。
いろいろ回った末、アメリカ資本の、
”百視達(BLOCK BUSTER)” というお店に入る。
大きなお店だなぁ。
CD・VCD・DVDがたくさん揃ってる。
今はなくなってしまったが、KPSチェーンみたいだなぁ。
時間もあるので、念入りにチェックする。
値段は、”瑞興”と変わらない。
結局、3枚を 212$(¥3000)で購入する。
アフォンも、VCDをいろいろ捜している。
1枚のVCDを持ってきて、
”この映画はイイよぉ〜”と見ると、
華仔の、”法内情大結局” という作品。
これは、日本でリリースされてたかなぁ?
その後、しつこいようだが、HMVに行く。
何度行って、見返しても、高いなぁ。
安くなる呪文でもかけて、値段を下げれたらいいのになぁ・・・
特に、成龍(ジャッキー・チェン)、李連x(ジェット・リー)、男たちの挽歌ものは
300$(¥4200)とメチャメチャ高い!
日本だって、¥3800なのに、どうしてこんなに高いのか?
アフォン曰く、
”ここは家賃が高いからだよぉ。だから周りより、割高なんじゃない?”
なんて言ってたけれど、単にそれだけの理由かなぁ?
PM:2:00
さて、映画の時間になったので、劇場に向う。
先日行った、”DEEP BLUE ” で、ポスターを見て気になっていた、”刀手”。
35$(¥490)
ポスターだけ見ると、陳小春(ジョーダン・チャン)が黒ずくめの格好で、
カッコ良く、期待できそうだけど、どうかな?
英題が、”KILLERS”って言うくらいだから、殺し屋の話かな?
思った通りだ。
親分から指示をもらって仕事を片付けに行く。
仲間うちでも、もめごとが起こって、女がらみで命を落として行く者、
ハメられて死んで行く者、不運にも刺される者・・・
殺し屋たちの悲しい結末を描いた作品だ。
こういった手の映画は、描き方がエグイなぁ。
殺人シーン、女性に乱暴するシーン・・・
ちょっと、見るに絶えなかった。
旧正月映画第2弾としては、不発に終わったような気がした。
でも、この映画に出演している俳優は、カッコ良かった。
ダウンタウンシャドーにも出ていた、王合喜(ウォン・ハップヘイ)。
そして、この映画の脚本も書いている、雷宇揚(ロイ・ユーヨン)。
この人、”陰陽路之〜シリーズ”で監督をしていて、活躍してるんだとか。
確か、”家有喜事 97”で、星仔に賭けで負けて、
ヌード写真を撮られちゃうんじゃなかったっけ?
今回は、小春を食っちゃってた感じだ。
なかなか良い味を出してたなぁ。
PM:4:00
地下鉄に乗って、
太子の聯合広場にあるポスター屋、
”港産片”に向う。
入ると映画関係のものが、たくさんディスプレイされている。
ポスターをいろいろいろ見ていると、日本語で、
” ソレハ、280ホンコンドル デス” と言われる。
ムムム・・・
嫌な予感・・・
パッと、レジの横を見ると、”CINE CITY”の袋が置いてあるではないか。
でも、欲しいポスターがあるなぁ。
なんだかんだ、独り言を言っていると、
店員さんが、日本語で話かけてきて、説明を受ける。
”もっと、古めのポスターを捜しているんですけど・・・”
と聞くと、カタログを見せてくれる。
古めって言っても、古すぎるなぁ。(笑)
Mr.Booから、D&Bの作品まである。
大体、200〜300$らしい。
欲しいけど、キリがなくなっちゃうな。
ミーハー気分を抑えて、よく考えて購入しよう。
アフォンを見ると、誰かと電話している。
聞くと、劇場に勤める友人らしい。
お店の外で、
”友達が持っているかもしれないから、もうちょっと待った方がいいよ”
なんて言われる。
”何言ってんだよ? そんなことだったら、早く言えよぉ!”
と、放っておいて、単独行動に出る。
お店に戻って、”黄飛鴻 1”のカッコいいポスターがあったので、2枚購入する。
これ、確か、むか〜し、映画祭の時に見て、”ウワ〜 欲しいなぁ。”って言ってたやつだ。
買うとは言ったものの、いくらかな?
見た瞬間、買います!と言ってしまったポスター
レジで、値段を提示される。
660$(¥9240)を、580$(¥8120)にディスカウントしてくれるらしい。
イイ値段するなぁ。
でも、これは絶対欲しいゾォ!!
どうにか、550$(¥7700)に、まけてもらおうとネバる。
”ダメヨォ〜 このポスターを入れる筒もサービスなんだから!”
”お願いしますよぉ! 日本に帰ったら、宣伝しますから、私、HPもやってるんですよぉ。”
”ああっ もうっ! しょうがないなっ!”
”ありがとうございます!!”
あんまり、値段的には変わらないけど、コミュニケーションだからな。
500$ぐらいにして欲しかったけど、無理だったかしら?
交渉を終えると、いろいろ雑談する。
”このお店、日本の香港映画ファンの間では、有名なんですよ。”
”へぇ〜 そうなの? 本当?”
”だって、日本人がたくさん来るでしょう?”
”いっぱい来るよぉ。女性なんかポスターを見ながら、オオ〜 キャア〜 なんて言いながら見てるよ。”
・・・・・・
”一応、HPも見てきたんですよ。” と話すと、
何故かわからないが、デジカメで写真を撮られてしまう。(なんでだろう?)
すかさず、私もカメラを向けると、
”僕は、ダメだよぉ!!” と逃げられる。
なかなか、ハンサムな店員さんなんだけどな。
聞くと、この男性、ケニー・ヨンさんという、このお店の社長さんで、
年に何回かは、東京・大阪の香港関係のショップを、市場調査に訪れるらしい、
”新幹線代が高くってねぇ〜” なんて、嘆いていらっしゃった。
ユーモアたっぷりの人で、このお店に訪れたら、お喋りして見ることをお薦めしたい。
香港映画のグッズが豊富な、”港産片”
港産片のHPへ
帰る間際に、出口付近にあるお店、”志徳国際貿易中心”
を覗くと、
本日発売の、”極速伝説”のVCDが売っている。
なんとパッケージが、2バージョンある。
一応、お土産も頼まれているので、両方買う。
1枚、48$(¥670)
それとニコラス、学友、ウォン・フェイのDVD
も購入する。
630$(¥8820)を、615$(¥8610)にまけてくれる。
帰ろうとすると、アフォンが来ない。
なにやらレジのご主人と話している。
帰って来たので、聞いてみると、
”要らないポスターがないかって聞いてみたら、捜しておくって言われんだ。土曜日に来いってさ。”
ホント? いろいろ悪いなぁ。 助かるよ。 ホントありがとね。
PM:6:15
太子から、さらに地下鉄に乗って、油麻地(ヤウマァデイ)の
百老匯(ブロードウェイ)戯院に向う。
劇場入り口と、日本でも公開が待たれる、”巨人虎威龍”
駅を出ると、雨が降っている。
入り組んだ所にあって、わかりづらい所にあるんだけれど、なんとかたどり着く。
雑誌なんかでは、見ていて知っていたけれど、アート系の映画を上映する劇場らしい。
その他に、洋画・日本映画もかけることもあるみたいだ。
上映まで少し時間があるので、写真を撮ったり、隣のマクドナルドでお茶をする。
映画は、”有時跳舞”。
50$(¥700)
日本から、大沢たかお、桃井かおり、香港から、ミシェル・リー、張智霖(ジュリアン・チョン)
舒淇(スー・チー)が出演している。
監督は、スタンリー・クワン。
この監督のことだから、難しい映画なんだろうな。
劇場に入ると、日本では見ない、ちょっと変わった作りをしている感じだ。
むか〜しの場内禁煙のCMが流れたりなんかして、懐かしくなってしまった。
さて映画。
伝染病を避ける為に、ある孤島に非難している人間たちの心情を描く。
大沢たかおが日本語。桃井かおりが全編、英語。
香港の俳優は英語と広東語。 舒淇(スー・チー)は北京語。
大沢たかおが、Macを使って、小説かなにかを打ってるんだけど、
セリフも詩的で、日本語で喋っているのにもかかわらず、私にとっては苦しい。(笑)
なんか難しいことを言ってるなぁ。
ストーリーも、なにがなんだか、さっぱりわからん。
こういうのはダメなんだよな。
なんか舞台劇を見ているようで・・・
”斬新” と言うよりも、ここまで来ると、”前衛的”とでも言うのかしらん。
終盤になってくると、すっかり眠くなってしまう。ZZZ・・・
お客も12・3人入っていたが、3人ばかりエンディングを待たずして、立ち始める。
俺も、4人目になりたかったよ。退屈しちゃった。
上映終了後、アフォンが、
”ストーリーは、よくわからなかったけど、なんだか暖かい気持ちになった。”
とおっしゃる。
俺は、日本語で喋っていた所が多くて助かったけど、さっぱりわかんなかったよ。
なんとなく、言いたいことは、わからなくはないけどさ。
ずいぶんと、日本の出資を受けている見たいだし、
今年の”東京国際映画祭” あたりで上映されるんじゃないか?
日本で見られることは、間違いなさそうだ。
こういった難しい映画が好きな人は、日本には、たくさんいるからな。
PM:8:00
アイリーンが、日本語学校の授業が終わって、合流。
歩いて、尖沙咀まで出る。
ネイザン・ロード
夕食は、今人気のお店、
”澳門茶食廰(マカオレストラン)”
ここのお店、カレー料理が有名らしい。15分ぐらい並んで、席に着く。
みんな相席でひしめくように坐って食べている。
アイリーンが適当に注文してくれて、料理が運ばれてくる。
カレーライス、サラダ、焼き鳥・・・
美味しく、いただきたかったなぁ・・・
カレーライスをよそられるが、とっても辛い!
辛いものはダメなんだよな。
聞くと、辛さもこれしかないって言うし、他の料理を食べよう。
鳥の足が美味しいというので、早速、チャレンジする。
グググ・・・
なにか喉に詰まって取れないぞぉ・・・
うわっ! ダメだ! 苦しい!
たまらず、トイレに駆け込んで、骨を吐き出す。
ハァ〜 取れたぁ・・・
マジで死ぬかと思ったよ・・・
席に戻ると、すっかり食欲がなくなってしまう。
調子が良ければ、イケルものを・・・もったいない。
PM:9:30
すっかり、気分が悪くなってしまうが、気分転換に地下鉄に乗って、
”蘭桂芳(ランクワイフォン)”をブラブラする。
やっぱり、ここだけは、雰囲気が違うな。
いかにも、外国人向けと言うか・・・
”香港の六本木” って紹介されることが多いけれど、あながち間違ってはいないようだ。
お店には入らず、見て回るだけにする。
大々的に、ガイドなんかには紹介されているけれど、大したことはない。
飲み屋が数軒、坂道に軒を連ねているだけだし、どの店も高そうだし、
我々が入れるような店はなさそうだ。
アフォンも、
”ここに来る連中は、自分の自慢話ばっかりして、好きじゃない。”と言う。
確かに、そんな感じの雰囲気だ。
でも、ここに来たいというのは、実は私のリクエスト。
”美少年の恋”を見てから、香港島の街並みが懐かしくなってしまったからだ。
でも、ここだけじゃなくっても、まだ時間があるんだから、違う所も見に行ってみよう。
帰る途中、チャイナ・ドレスのお店、
”上海灘”を発見する。
今回、カンフー着みたいな洋服(中山服)が欲しいとリクエストしたんだけど、
なかなか良い店が見つからないので、ここにしようと思っていたのだ。
”ここで作ったら、5万円ぐらいするよ!”と言われてしまう。
そんなに高いのかぁ!
今回は、見送るとするかぁ・・・
DVDもたくさん買ったしなぁ。
PM:11:00
旺角に出て、先日、満席で入れなかった、
”許留山(ホイラウサン)”でお茶することにする。
久々だなぁ。このお店。
いろんなフルーツが、てんこ盛り!
見た目にも色があって、楽しいぞぉ。
マンゴーとスイカを、シャーベット状にしたものの中に、タピオカが入っている。
ん〜 美味しい!!
みんなで、フルーツの盛り合わせなんかを頼んで、
占めて、75$(¥1050)ナリ。
何でも美味しいデザートの数々!
AM:12:30帰宅。
AM:2:00就寝。