445(よし子)のページ「今日という日」日高よし子更新2009年4月19日 2:27:06 445TOPへ 今日という日TOPへ 詩歌集『夢幻』へ マイメードソングへ【目次】上坂冬子氏死去 音声ビデオ非現実的な核軍縮論
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445(よし子)のページ【今日という日】平成21年4月18日(土)
               哀 悼
 上坂冬子氏(ノンフィクション作家) 平成21年4月14日 逝去78歳
             ”日本人 『老いの一喝』 忘れまぢ ”
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 ノンフィクション作家の上坂冬子氏がこの4/14に亡くなられた。女性ながら硬血漢といえる程の行動を伴った言論活動は鋼の意志が体を動かせている如くだった。それが際立ったのは
北方領土問題で平成16年には本籍地を北海道の国後に移し、それに倣った日本人が180人近くいたという。
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 3年前北方領土内で日本の漁船がロシア警備艇に銃撃され、日本人船長が射殺され、他の乗組員も捕らえられてその引渡し時には賠償金までロシアに支払わされた。しかし、漁船は返還されないままである。この事にも上坂氏は産経新聞正論欄で日本の領海内のことであるのにと『一喝!』。当時「座り込みをしてでも関係者から話がを聞きたいと根室に飛んだ」と今日の同紙に掲載されている。
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 平成19年12月変形膝関節炎に悩まされながらも上坂氏は北方領土返還デモに参加、皆と遅れながらも足を引きずり歩く姿に婦人警官が「失礼ですが・・歩道を・・」の言葉に「国家的な意味が込められている」事の無理解を嘆かれていたという。
 国の矜持を保つ為に闘って来たその上坂冬子氏の生涯に報いる為、私達も北方領土返還運動を展開したいものだ。『北方領土返還される迄日本の戦後は終わらない』この上坂氏の遺志を、なによりも政府は肝に銘じ四島返還を実現して貰いたい。その意味で地道ながら日本国威信の為、生涯を賭け活動された上坂冬子氏に”日本賞”なるものを創設贈呈しその労いとされては如何ですか、政府は。
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 この5月にロシアのプーチン首相が来日するが、サハリン2では日本は技術開発、資金を投与しながら環境破壊を理由にその権益は当初の半分近くから10%にも満たないものとなった。 温暖化の影響でシベリアの永久凍土が溶け始めその下には石油がありこの開発にまた日本の・・という処だろう。
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 サハリン2での日本が投与した額の精算はされたのかどうかが話しの先決、無論それからだと政府も分っているだろうが、ロシアも「得る」ものがあれば、四島返還の話しもロシア国民に説得しやすい。その意味で状況は「いまがその時」と思える。だからと言って先例がある故、政府は安易な妥協だけはしない事。シベリアもサハリン2と同じ轍を踏まないとは限らない。兎に角北方領土返還は絶対条件とする、その機会はいましかない。
          ◎非現実的な核軍縮論
 核軍縮をアメリカのオバマ大統領が提案している。しかし、現実に可能だろうか。
これまでずっと言われ続けたが、ずっと増え続けている。例えばアメリカがそれを捨てれば良いという問題ではない。全世界が捨てるか、或いはそれを無能化出来る「新兵器」が開発されない限り、何の効果も世界に及ばさないどころか、無法国家がそれを使用する可能性もある。民主主義を信奉するアメリカはやはり世界のPOLICEであるべきなのだ。
 現実問題として核を持つ国がある。それを他国に抑制させるには核保持国が各頂点となってブロックごとに纏めフォローする。同盟関係という事だが、そういう形で同盟国にも核配備と共に核シェルターも設けるという形を取る事を推進する方がより現実的対応になると思える。
 突発的な事にどのように対処出来るか、万全の体制を整えておくことを先日の北朝鮮の日本上空を跨いでのミサイルを発射強行に改めて思った。まずアメリカとの同盟関係結束の為にも集団的自衛権くらいは早急に行使権とすべきだ。そうすれば日本上空通過のミサイルを撃沈出来る。国民に問うてみてはどうか?
 中国は東シナ海だけでなく太平洋にも軍拡路線を敷くようで原子力空母を建造中である。だから世は軍縮どころか軍拡に向っているのだけは間違いない。日本は『核』の谷間である。民主国家の結束強化と自国防衛に真剣に向き合うべきだ。
 前記のロシア船に北方四島領海という自国内で船長が射殺され何も言えなかった日本は、ロシアの『核』が恐かったのなら、日本も核を持つという事を、これからの他国との関係に於いても考えておかなければならない事ではないか?
 日本国民の安全と国益を第1義に考えて、この変化に対応出来る国にしなければならない。これは挙党一致で取り組むべきこと、これからの日本の存続に関わる。