20031.14

にゃこリン夢現シリーズページ2


 (無断転載禁止)
引用される時は表題、著作者日高よし子を明記して下さい。 
このページのBGMです。

朗読
(バックの音楽は前橋汀子のCD「亜麻色の髪の乙女」より『アベ・マリア』です。)
 
亜麻色の髪の乙女ドビッシー より
十三面の桃源響

2.3番 及び木魂のこと掲載。

このページ掲載分

2001.7/8号
魂のバースディ、シャコンヌ、魂のハーモニー、ニュース、ハートの鏡、木魂の歌詞

2001.6/21号
河童、記憶という風景、存在、俳句短歌、クローン凍、六月の雨、ニュース
2001.6.6号
六月,五月から六月、俳句短歌、ニュース、食物連鎖、雨が降る

2001.5.20号
参観日、約束された人生、俳句短歌、そして五月は
2001.5/6号
地球の種子、或る地球、胎動感、蟻と象、まれびと

    


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bR1 《2001年7月8日号》     
 パソコンを買い替えてから2ヵ月が過ぎました。が、このペーマガ5月号の分からインターネットホームページに未だ掲載出来ていません。目次にリンクを貼って希望ページに行ける様にしても違うページが表示されるという事の胴々巡りで思うに負かせません。
今度のは掲載ページもぐっと増え、私のオリジナル曲をBGMで流しています。勿論自奏です。近々送信します。                          
『魂のバースディ』                  
 さて、7月になりました。半年の「生命」をもう、消費してしまいました。 7月は私にとっては忘れられない月です。
このペーマガにもよく掲載している前橋汀子さんの音楽に出会ったのがこの月の8日でした。今年で丸4年、若し出会わなかったらこの「夢現」リーズを記す事もなかったのではと想う程の、それは「決定的」な音楽でした。今回は、その私の
「魂のバースディ丸4年」の記念号とします。                           
【素晴らしい とわ あの時も いまも 素晴らしい人】                              
 ズームアップした様な主観的な頃から、4年経った客観的な現在に於て、尚 断定出来るのは、バイオリニストの前橋汀子さんは、これからも決して出現しない稀有な芸術家であると言える事。それは、20世紀と言う時代が産んだ、文明の極と相対する、
人類の
魂の最高の煌きを呼び戻した人だと思えるからで 
ある。(以下は「夢幻」より)                       
   ■                   ■            
詩歌集夢現第3集夢幻  
第1部(19〜21P)(「約束された人生」より)   
         
『シャコンヌ』                      
一斉に鳥が 飛び立つ   一斉に星が流れる          それは 光の 合図だろうか? それが 呼び水となって      海から 空へ 雨が 噴き上がる                   回っている 地球 故に  掴み処のない 「天」             
 若し、一つの「天」と「地」が あるとしたら              この私の 「魂」と言う 小さな 宇宙の中               
 
「シャコンヌ」の 光の中 歓喜の杯(露)を 飲み干そう!        

のハーモニー』                  
充ち澄みて 冬の螢火 「無伴奏」 
 2乗の魂 たからみ むげん】  
  
 

 人生を生きる、生きて来たと言う事、それは各自の過ぎた風景に他ならず、それしか見付け得ないもの。昨日があって、今日、明日と続く永遠の中で、生と死の、その境目だけで全て終わるだろうか?地球から生まれた私達─── その昔、仏法の輪廻転生の思想はどの様にして生まれたか?現代に生きる私達には、地球が回っている事は、科学が立証しているが…………人間の表現出来る、している事は、それ自体全て可能な事だから──在りえる事だから───でも知らない世界の事だから、そうではないかも知れない。だが又、そうであるかも知れないのだ。 仏法も、キリスト教も学んだ分ではないが、それを記し描き得た事にこそ「意味」を憶する。人間の興味をそそられるもの「好きなもの」、この中にこそ「真実」を見る。それこそ地球の「愛」だから………そして、その涯に何を見るかはその「結果」。
 私の涯にあったこの前橋汀子さんの「シャコンヌ」。  
 この風景を識った事は生きている時だからこそ、意味がある。ずーっと先に、彼方から振り返った時にも、きっと見る事の出来るものだから…………。  (略)………
 1989年発売であるこの「無伴奏」に、その頃でなく1997 年に巡り会ったと言う事に、何か両極の対比────当時は仕事上ではバブルの全盛期、自分自身にとってもその頂きに(あくまで自分自身にとっての)近い位置を感じた事のある時期であった。 それで得た物は、此の世で生きていく上で必要な、将来の為の物質的満足感────老後と言う将来の不安に対する安定感(そして、早すぎるけれど「現在」がある────。私は何時も、幸福でも、不幸でもなかったけれど、けれども、今想う、あの頃はなんと不幸だったのだろう、と。
 孤独癖があるけれど、もっと孤独で、仕事という鎧を被って自分自身を偽り、虚構の中に身を置いていただけ────それが、物質的豊かさと言うものだった。        
 心の中には何も無かった(比例して失ったもの………)。         
 
「全てに時あり」───若しバブルのその頃に前橋汀子さんの音楽を聴く機会があったとしても、通り過ぎてしまっていたであろう。
 道に未ず、クラッシック音楽という芸術の入り口にさえいなかったのだから………。       
 「生命体の地球」としての要素として、先ず太陽が必然だった。
地球それ自体からは「生命」の「愛」も、存在し得なかった。
 地球と太陽の「ハーモニー」、生きものの生命の継続行為も、ハーモニーで成り立っている。文明のエネルギーの命も、電極のハーモニーから。ハーモニーとして交えるには、太陽の光が多過ぎても、少な過ぎても、近すぎても、遠すぎても、生命は生じず…… 
 魂の「ハーモニー」は?
 この、バッハと前橋汀子さんの「ハーモニー」に依って成し得た───魂の歓喜───天上界の具現!。           
 時代が生み出す天才を、開化させるものもあれば、魂を開花させるものも………。そして「その時代」の「その時」に噛み合う歯車の様に、呼び合う電極の様に、「その時」に呼応し合うものとの共鳴感に、自分を離れて飛び立つ「魂」。
私であって、最早「私」でない様な………。そして、改めて認識し得た事、一人で「愛」は生まれない、と。                    それに合致出来る「自分自身であった事」が、「その時」の産物であると…………。
───
「生きる」に「時」あり 「聴く」に 「時」あり。──── 
   

俳句短歌                       
◆弦が斬る 一刀両断 分水嶺                  
◆「無伴奏」 バイオリンソナタは                     
  かのバッハ 前橋汀子においていきし            
◆重力と 浮力の狭間 「無伴奏」                
◆木の化身 濡る緑なる 衣裳着て                
バイオリニスト オーラに 現る
世の中は 「失われた10年」
  私は 「見出だした十年」
                         ■                   ■               

私の歌    作詞曲 日高よし子               
前橋汀子・スラブ舞曲〈ドボルザーク〉に寄せて             
 
『木 魂』                  
1.いつか見たやら あの水色  ハーモニー奏でる 海と空    
何を見たやら あの海の果て 一隻の舟が ただ過ぎて行く 
生まれる前の 母なる 海の 寄せ引く 波は 呼吸の息  
いつか 聴いた 潮の合唱 あの音色が いま 此の部屋に   
 岸へ抛り上げられる 舟のように 人は 生まれ出でたか    。

           

2.いつか見たやら あの空の色 暮れ切る 間際の 藍色の空  
何を 見たやら あの空の果て 流れる雲が 呑み込ま行く 
生まれる前の 碧い 青い その空の 青さが 恋しくて     
  太古(むかし)へ 連なる 水の記憶
 あの音色が いま 此の部屋に 
 塵に 土に 混みれようと 仰ぐ空の 青さに 溶けて行く       

3.いつか見たやら あの樹の海 陽と風が 紡ぐ 若草の色   
 何を見たやら 樹々の歴史 年輪刻む 深い孤独         
 生まれる前の 沙羅めく葉音 今も 変わらぬ 生命の礎    
死のある生を 四季に織り あの音色が 今 此の部屋に   
数え切れぬ程に 産まれ 落ちた命 木魂となって 響く        

 
「木魂」原風景               
 昨年(平成12年)の8月3日から4日にかけて日本海の浅茂海岸(京都府)へ甥子2人を連れて行った。(このホームページの「雑記帳」の3人で写している写真はその時のものです)、海水浴をさせた その日の翌朝、                      
     
”朝一番 開く窓には 日本海”                   
 そう、「あの時」もこんな風に、目覚めの朝、視界一面にあの水色の海と 空が拡がっていた。 あれは今から39年前、16才になる年の夏休み、同じ高校のクラスメイト達(総勢約10人程)と海水浴の為、日本海の竹野浜へ行った。暑い暑い、夏だった。冷房もない満員電車に永い時間揺られて着いた様な気がする。
去年が厳暑と言われたが、あの頃の暑さに比べたら、比ではない様な気がする。         それ共、「若さ」が熱かったのだろうか?            
 2泊か3泊だったか今は定かではないが、海の真前に位置するその宿は、クラスメイトの親戚の家で、夜就寝時には蚊帳を張ったその中で寝た。そういう経験が無かったので
、それが鬱陶しいというより、物珍しさという好奇の方が勝っていた様に想う。
疲れが快眠の郷へ誘ってくれた。                   
 朝、真正面に(ハーモニー奏でる 海と空) 鮮烈な美しさ! というものの、初めての印象。
水色
と言う、色の存在の原素を初めて認識させた、海と空。 
 それは、遥か遠い記憶の一コマの目覚め、と言えるものかも知れない。 ずーっと遡った原始の頃の、海と空と人間───「あの時」深い眠りに就いていた「原始人」が目を覚ました。────               
 
美しさ」の記憶は死ぬ事が無い。
現に、今もこうして歴然と「存在」する。
 

 しかし、旅行から帰り夏休みも終って、日々の日常の中で又、埋眠してしまった。若し、ずっとあの侭あそこに居て、あの水色の海と空に囲まれて生きていたら………人間迄変わっていた様な気がする。              
 だが、約40年と言う永い年月を経た現在、やっとその中で生きている様な気がしている。     私の歌「木魂」の、魂の原風景。                  

 日々 美しい音楽を 聴いていると、日々 浄化される………。 
        
 

「美しさ」は死ぬ事が無い。            
「私だけ」にとどまってはいないから………。
                                    

感動感  それは 人類が 
勝ち取った最高の 栄光である☆    
          
     
申込み受付中ここをクリック
  
詩歌集夢現第3集★「夢幻」★ 日高よし子
    上下2段全180頁>〈全第5部迄〉¥1500               
@約束された人生A母・父 瓦解
B甥子・亡妹の事
C夢幻歌俳句短歌(800句首)D我詞独曲10曲





偉大なる 芸術家の想い出は
夢現の 夢弦 「夢幻」に 無限

 
■          ■

  『にゃこリンの歌』  詞曲 日高よし子      
@何処から来てん にゃこリン 
 何処へ行くねん にゃこリン       
  自分勝手な 人間に リストラされて 
  ホームレスになったんか      
 さぁ御飯食べ 猫の額みたいに 
 狭い 我家やけど あんたの寝床くらい  
 作ってやれるで 
(ニャーォ) 初めて啼いたな ええ声や 
3.何処から来てん にゃこりん 
 何処へ行くねん にゃこりん
  猫の眼の 日だまりを はしご
  気持ち良さそうに 地べたで 寝そべって
 猫はええなぁ 何も持たんでええから
 夢も 希望も お金も  
 明日 一年後 十年後より
(ニャーオ) 餌を頂戴 それだけや    
      (A番は略)  

にゃこリンスペース                 

 いつかの七夕の日、にゃこリンは七夕飾りの笹を流しに行った河原で、ハート形の鏡を拾いました。その鏡は、人の心臓の辺りにかざすと不思議な事に、その人の心の中がすっかり「見える」のです。そして、「見たい」と思っていたものが「見えて」、「見たい」という「心」を失くしてしまった事に気付きました。あの河原、いまはもう、草の一本も生えていません。       
      ■                   ■     
にゃこリンのインパクト・ニュース 
@小泉首相の外遊の目玉だった「京都議定書」のCO2削減問題、宇宙開発ナ ンバーワンのアメリカなら、この問題もその気になって取り組めば目標値をクリア出来そうに思えるのだが、こういう事への姿勢が 例えば、先端を行くNMD、TMD(戦略的迎撃ミサイル)構想の「大国の指標」の(地球環境への)判断材料となり、大国のエゴだけが目立ちます。日本が議長を努めた同書の批准、同盟国として率先して実行促進を。 Aその小泉さんが外遊の間に自民党の政策骨子が発表されましたが、郵政省民営化、道路特定財源の一般財源への見直し等の項目は、どこにも見当りませんでした。「小泉党」に投票したいですね。                

 
【《私の歌》全30曲 歌い手さん募集  スポンサー募集】    
平成13年7月 Email:yoshikohneyjp@mtd.biglobe.ne.jp     
 by YOSHIKO HIDAKA

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<yoshikohneyjp@mtd.biglobe.ne.jp>

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ペーパー                
にゃこリン夢現シリーズ

30  《2001年6月21日号》     
       
 『河 童』                  
 去年の6/15にこのペーマガ見本号を発刊して早や一年が過ぎました。  
家事の、創作の合間、暑い日も寒い日も蜜を運ぶ蝶の如、戸別配布して来まし 
た。 撒く数がしれているからか、紙面に問題があるのか成果は上がらず、全 
くの赤字状態です。しかし、パソコンも買い替え週平均の睡眠4時間弱ながら                     
、新たなホームページ作りに励務、その効果に一纏の希みを繋いでいます
此処に掲載出来ない事等、『にゃこリンの雑記帳』に日々綴る積もりです。         又、甥子2人のページも設けましたので、是非御覧下さい。         下の壁掛の絵をよく見て下さい、河童の潜んでいるのが分かりますか?     私の家の台所の斜め前の家に、ざっと30輪程の紫陽花の花が鮮やかに咲いていました。球形の方のではなく、平べったい方の紫陽花です。本か何か若しかしたら夢の中?何処かで見たことがある、と思っていたら思い出した!河童の頭のお皿。確かにあれは「河童」の頭です。キョロキョロ、風が吹く度河童は頭を左右に振って「さぁ、あれから雨も降らへんこっちゃし、何処へ行こうか?」と思索しているのでしょうか? あれ、大きくひと揺れ、きっと幾匹かは今、抜け出ましたよ。どこか川端の辺りへ行って水浴びするんでしょうか? 入梅して「還って来て」好天候でお生憎様、河童さん。
 何十年振りかで見る人間界はどうですか?あなた方の言った通り人間は「下等動物」でした。あの作家が「あなた方の記録」を遺して74年、私はあなたと出会ってから30年振りです。                        
 河童さん、紫陽花の咲く頃いつもこうして彼処で人間界を探索していたのでしょうか?そりゃ気になる事でしょう。ダイオキシンの蔓延、メダカも住めない様な河川環境、海洋生物の中性化傾向になっている現状では………
。私も今迄気付かなかった。
今年のつい先日「あなた方」を見付けたばかりです。                         
もっともっと仲間を呼んでおいで! 人間共に「気付かせる」為に
。        
                 

    
                                 
 
雨が好き 紫陽花に化け 河童棲む     
       
       ■           ■ 
 
詩歌集夢現第3集 夢幻 (第2部 「母」 P40より)       
  
記憶という風景               
                (平成10年10月9日 記)         
  
は永いから 眠らずにいようか                 
    最近 脳裏に 夢のように よく 現われる               
     昔 二十五年程前に 行った 信州 上高地の 白樺林         
  ────人生 52年間に(平成10年当時) 蒐集出来た          
      記憶と言う 数少ない 風景画の 一つ────           
    今 又 あの 
 の前に 立っている 自分が 居る         
     若い頃 健康的な 穂高連峰の 山々や                
     河童橋を 流れる 犀川の 快晴さより                
    あの林に 惹かれたのは 何だったのか?                
  ────風にも 忘れられたかのように 無言で ひっそり 佇む            
静寂の 中の 荘厳な 香気
─────           
 きっと 白い装束群の 中に 入っていけば 解るんだろう。       
   もう 眠らずに いようか 
は永いだろうから         
      「ああ 寝夢度(ねむた)い 」             
 『若き日の 快活さは 穂高なり そのまた 憂いは 白樺林       
 さらに 流れて 犀川の  橋の 河童に 招ぬかれいたし
』                         (上高地への想い投稿分)      
      ■           ■                 
       ◇
『存在』◇                   
     或る日 突然 此の部屋の 空間                
   ──箪笥や 机や エレクトーンや ベッド────から       
   私だけが 消し去られる………なんて事信じられる?         
      何という「存在」感。                    
  
    
過ぎて往く 時間の 長さを 測るより               
   過ぎている 時間の中に 身を 置くべし
              

      ■           ■                 
にゃこリンスペース                  
 抽出した人間の細胞を冷凍保存して何十年、何百年後に解凍して甦ると言う事がクローン技術のお蔭で可能となった。だがそんな事しなくても人間は燃えて灰となっても「甦えらざるを得ない」のに(固体から気体、物質が無くなることはない)、万一その方法で甦ったとして「認識している現在の自分」と合致できる筈がない。  それこそ夢、「夢」には続きが無い。                 
      ■           ■                                         
    
俳句短歌                                
☆山河あり 東洋の日本 雨が降る                      
  言葉の梯子 降りて 昇りて                       
☆パソコン世 表情なくし 「字」の顔も                   
☆クローン凍 何百年後に 細胞で                      
  生き還るなど 真っ平 御免                       
★ビー玉の 青い地球と ひとみなり                     
★人間も 丸く咲こうよ 紫陽花と                      
       ■           ■                  
にゃこリンの インパクト・ニュース                   
@昨日のTVで「党首討論」が中継されていました。鳩山議員の質問に対し本当に「ああ言えば、こう言う」小泉首相の熱弁が際立っていましたが、その中の郵政省民営化論に関して以前「民営化すれば税金を徴収出来る」と同首相が発言されていましたが、全くその通りで、国営にしておかなければならないのは「郵便」分野だけ、都市部もあれば、過疎地もあるのだから同一料金で配達というのは民間では出来ない事でしょう。充分過ぎる程、社会が成熟し切った現代、貯金、保険分野に関してはいつ迄も国が運営していては、民間企業が圧迫されるのも当り前。          
A池田小学校の8人の児童が殺された事件、その児童、御家族の心中察すると心痛みます。こんな事が2度とないようアメリカの様に医療刑務所創設の一考を。                
       ■                  ■                  
私の歌 『六月の雨』 作詞・曲 日高よし子        

 1.もう 六月も 終わり ひとしきり                  
  雨が 昨日が 降り切りました  あの日 誰かの 雨の中      
   あの日 あなたの 後ろ姿を見送った                
  私の涙が今日地面に 音を 立てています               

 2.もう 六月も 終わり 一人きり 雨の トレモロ 聴いていると      
あの頃 あの季節 通り雨 走り雨                      
 一途な 竹の雨 繊細な 糸の雨             
    つれない さくら雨 露 浴む 若葉雨                                       
 3. 略 
      
      もう六月も終わり………                                          (「夢幻」に楽譜収編) 
       
                ◆                   
   
申込み受付け中                   
詩歌集夢現第3集「夢幻」★        
 
〈全第5部迄〉¥1500日高よし子著        
 
上下2段全180頁                   
                ◆                     
 
にゃこリン「夢現」シリーズ』ーパーメールマガジンとは?   元々インターネットのホームページに掲載していたのを、ペーパーマガジン として去年の7月より発行しています。内容は、非売品だった第1集「夢現」  第2集「夢弦」、そして今回の第3集「夢幻」に掲載の俳句、詩、短歌、散文  エッセー、音楽詞(HPに歌を公開)、「にゃこリンペース」です。日本の文 
化的遺産(俳句短歌)と、西洋の文化的遺産(クラッシック音楽)の感動感という物質的指向と相反するものの位置観から、その生態性に必然なバランス感覚、この自然界の、地球の生業に立ち還らずにはおれません。そして、その「聲」を聴く事が出来たものは、それを伝えなければなりません。      それが、此の時代に生まれて来た者の「使命」だと思っています。      
 これが「夢現」シリーズの根本的骨格です。   日高よし子       
               ◆                    
   
本紙は詩歌集第3集 「夢幻」
 及び 「私の歌」等の PR誌です
 

にゃこリン夢現シリーズ
 
29   2001年6月6日号        
  
     【咲き揃い 雨待ち顔の 紫陽花や】     
 春でも夏でもない五月は終わり、早や六月、大阪も梅雨入り宣言されました。
雨待ち顔だった紫陽花に、同じ面持ちの如、雨も吸い寄せられています。  
 掴み処のない「季節」でも、新たな花に季節を見い出し、暦を重ね合わせる。  
四季持つ日本に生まれ、住みたればこそ! この季節の、雨の一本一本の糸を
手繰 り寄せればどんな「雨紋様」になる事でしょう。                
         ▲       ▲       ▲            
  山にならい 木にならい 地を怖れよ   山の形 木の姿 地の聲に    
    耳眼を開けよ    地が 怒った  木は ただ黙し         
   山は その手を 合わせ  天に 祈りを 捧げている          
    人間が  手を合わせ 山の神に 祈った事があった時のように
   合掌する手と 胸の空間に 「山」を 象かたどったように………    
        山にならい   木にならい 地を怖れよ            
         ▲       ▲       ▲            
 富士山に設置してある地震計針が、去年の同時期の今年も「活動」を呈している 
様です。美しき富士の山に象徴される日本と言う火山列島、全てはこの上での営み 
です。【岩石の 何億年の 54才 及ばぬ 重さ 祖(遡)先 おもう】    
 少し前、このペーマガを配布していた時、或る家の前に約1メートル程の大きな 
岩石がドーンと座していました。その絶対的な余りの存在感は、私の「存在」を完 
全に押し潰しました。昨朝の産経新聞にも46億年前の隕石の事が載っていました 
が、私と言う「生きもの」は、富士山は言うに及ばず、「石」と、その存在を比す 
れば、今日降る雨のひと粒の如、流れ去る雲の如、何と儚いものでしょう。    
  【逝く朝は 四季のどの辺 咲く花の 儚き 生命 一日が 四季?】    
    ■             ■          ■        

詩歌集夢現第3集夢幻 (第3部 甥子 P90より)            

    其処へ行こうと思わなくても、五月は来るのであり、
    其処を通り過ぎ度くなくても、五月は往く………  

      “深(新)呼吸(旧) 生命堪能 萌黄色 ”           
 
五月から六月  “つゆ 光り 雨に 若葉と 黒髪や”  
    五月から  六月へ 暦をめくる                   
  それだけで 線引きされた様に  五月の 若葉の薫りは 遠のき      
   六月の雨と 紫陽花の 香りが 匂い立つ                
    ヤッホーと 山彦の様に 生命唸った 五月                              
   谷底の 水が せせらぐ 六月                                          
  それは 昨日 少し 遠慮がちな 両の手で 私を 温めてくれた 太陽と           
  繊細な 心遣いの 尾先で 私の頬を 撫でていった 風          
    そして 今日が 過ぎて                       
  「明日」は 尽きぬ 繰り言を 繰り返す 雨と              
   大地の 憐れみの様な 湿った空気と 無遠慮な 太陽の押し付けが    
    此方へ 照準を 合わせています………  
              

『六 月』   “しっとり 六月ごころ しる 青葉      
   両手を 一杯 拡げた様な 青葉に 五月の 残り香の様な 風と     
  六月の 憂いを 忍ばせた 雨の 匂いが 妙に絡って           
  通りすがりの 私の心に しっとりと 寄り添って 呉れます        
   梅雨の 最中の 雨上り……洗われた街の 清々しさが あります     
  そして その爽快感を 唄う 小鳥の 聲が                
   心の 核芯に 注ぎ入る 快さを 感じる 私が 在ます………      

     “新緑も 日々 古びたり 深緑や”                
  五月の 真っ新な 風は 「若気の至り」の様に 辺り構わず        
 新葉目指して 滑り込んだ。 六月に なって 新緑も 深緑の中に 納り   
 少し 湿りっ気のある 匂いを 嗅ぎ取った 風は              
  もう 「五月」は 過ぎてしまったことを 冷静に悟る。          
   六月の雨に その持場を 委ねて………。   


 
詩歌集第三集 夢幻   申込み受付中 \1500        

壁掛     『雨が好き 紫陽花に化け 河童 棲む』     よし子
        ■             ■          ■           
  
 『俳句短歌』
★音もなく 日本瓦に 篭もる 雨 咲けぬ 紫陽花 紫の花           
★雨垂れの 五線符の跡  「ノクターン」                   
★六月の 雨音を 聴く 水無月の………                    
★雨の日の それも夕方 八百屋さん 捨てるよりまし 大特(得)価なり     
  ■             ■          ■                        
にゃこリンのインパクト・ニュース                    
 @この連日、田中外務大臣の「発言」がトップ記事で報じられていますが、対外国  要人への発言に関して、ご本人は「言っていない」と言っているのだから政府の方  針と何等異なっていない。前森首相の時も、ブレア首相との会談内容が漏れたりし たが「そこの処」に問題があるのではないか。田中外務大臣も「漏れて」も特ダネ  記事になる様な材料を提供しない様、御発言には重々御注意を!          A環境削減値を定めた京都議定書を無視しているのが核大国のインド、中国、アメ リカ。どの国も不況の最中それにより経済効果減速はお互い様なのに、人口数上位3国が推進しなかったら、焼け石に水。途上国こそ大目に見て(大国が堆積させた のだから)大国は地球的視野で取り組むべき。                  
 良識あるアメリカ世論に期待しましょう!                   
  ■             ■          ■           
私の歌  『雨が降る…』   作詞・曲 日高よし子    
   (アルツールルビンシュタイン
に寄せて)                   
    
今日も 朝が来た 風も 目覚め 賑やかに ぶつかり合い 甥子達の声の息が   
 そして 駆けて行った 循環された 部屋で ふーっと ひと息遣く       
風が 私の衣を 解く 雨が降る………今日も 雨が降る 最初の 雨の一雫    
 私の 皮膚の地面の 大地に 沁み入る 透明な雨 瞬間の魂の 躍動を     
 永遠に 凝縮した 文明の 傑作機器から 流れる クラッシック        
 天使の羽根で 弾いている様な 滑らかな                   
 余分なものを 取り去った ピアニストの 音色                
  私自身が 宇宙空間の 地球の大地に なれる刻               
 雨が降る 今日も 雨がある 大地を潤す マシュマロのような柔かな響き……  

  ■             ■          ■           
にゃこリンスペース                     
 地球上の生物は、弱肉強食という食物連鎖の中でその生命を永らえていますが、
 その生き残った生き物を人間や、にゃこリンが食べています。「私」と言う一人(  
一匹)のの生涯の為、どれだけの生き物が犠牲になる事でしょう?         
 せめて、姿勢を正し「いただきます」「ごちそうさま」、心の中ででも良いから  
唱え、その生命への礼儀を尽くしたいものです。                 

☆感 動 感   それは 人類が             勝ち取った 最高の 栄光である


にゃこリン夢現シリーズ

bQ8    2001年5月20日号 
 [毎月2回配布 次回は6/4頃]  
          │                           ■    
              
          ■              ■                 
 
♪にゃこリン「夢現」シリーズ・ぺーパーマガジン♪テーマソング♪        
 
♪「見知らぬあなたへ」  ♪詞曲日高よし子             
見知らぬ街の 見知らぬあなたへ 見知らぬ町の 見知らぬ私が  あなたに届ける
私の言葉のメールが 渇いた季節の 渇いた心の ほんの一杯のジュースにでも  
なる事が出来たら………渇いた季節の 渇いた地面に 打水の様な言葉を     
撒く事が出来たら………見知らぬ町の 見知らぬ私が              
見知らぬ街の 見知らぬあなたへ 今日も届けます♪♪♪            
         ■              ■                                
『参観日』  【来れぬ母 知りて 探した 参観日】
 先日、下の甥子が通う小学校の参観日が│ありました。もう40年以上も前の
私のその時は、両親が商売等をしていたので来て貰った記憶がありません。
12才離れている私の妹の時は、父親が亡くなっていましたが、母にも時間的に
余裕があったかして参観していた様です。 しかし「他のお母さんは
若くて綺麗で、座り込んだり居眠ったりせえへんのに………」と、不満たらたら
でした。結局、人間とはそんなもので、若し私と妹が入れ替わっていても、
お互い「同じ様に」思ったかも知れませんね。………        
そういう子供の頃の想いから私は、風邪で行けなかった時を除いては、
欠かさず出席しています。妹の先のそんな言葉が遺っていたので
、服を着替え、お化粧もして喜んで呉れるよう心懸けています。 さて、
その当日は興味そそられる小学6年生のディベート(討論会)でした。
「大人で」「子供で」……… 「良い処」と「悪い処」をクラスがふた組に
別れて子供達がディスカッションし、「大人は自由に煙草やお酒│を飲める」
「大人は好きな物を買える」「大人は犯罪を犯す」、「子供は小遣いを貰える
「子供は遊べる」「子供は施設に入いれる」?親が死んだ場合等の事らしい
ですが現在の不況の大人社会をよく見ているんだなと、感心しました。       │
印象に残ったのは大人になって不良になるのは、大人が教育しなかったから
ではなく、自分自身が悪いのだ、と子供達が思っている事でした。
その言葉ずっと忘れないで!
 最後にどちらの発言が良かったか、参観者の拍手で採決があり、
私は「大人は煙草もお酒も出来るけれど、身体に悪い」「子供でもお金を貯めたら
好きな物を買える│」と発言した甥子のいるグループの方に独断と偏見を以て、
大きな拍手を送りましたが、両方共と言うのが一番の喝采でした。
その翌々日は『母の日』でした。 「母代わりの伯母ちゃんがいてるんやから、あんたらにも母の日があるんやで」と、その朝私が言ったからかして上の高1の甥子がカーネーションをプレゼントして呉れました。 嬉しい! 亡き妹と共に受け取りました………。 
    
    ■      ■  
俳句短歌 
 ★悲しみが 或る日突然 襲うよに                    
   喜びにも 又 見舞うる 心                    
 ★平等院 コンピューターで 極彩色                    
   末法なる 世の 再現絵                     
 
カーネーション 有難うと                    
   言いお(折)える                    
    ■            ■          ■                 
 
申込み受付け中 ]夢幻申込みこれをクリッ       
詩歌集夢現第3集「夢幻

 
全第5部迄〉¥1500日高よし子著 
 
上下2段全180頁〉            

 






歌集夢現第3集 「夢幻」  第1部「約束された人生」(P6〜8)より    

エッセー
『約束された人生』 
私は子供の頃、精神的に、いつも「空腹」であったと想う。それを当たり前として
………  略………
 人間は、先天的なものより、後天的なもの <環境>が
、人を造る。 将来 の「夢」と云う、自分自身との「約束」を交わせなかった、家庭環境。 
“現実に 定める夢の 架け橋を 懸けず人生 虚空の軌跡”…
…… 略……│
 生まれ来て、人が歩ける道は一つしかないけれど、もう一度歩ける道がある。 
それは、食べ損なった食物を、いつ迄も空白の侭だった器に一つ一つ埋めて飾って
行く様な………。甥子の部屋の窓のカーテンレールには、一杯てるてる坊主が掛かっている。
“甥子は 「てるてる坊主 お天気に」 照り返る空  夢見て眠る” 
 少女の頃、私は作ったかな、と思う位記憶に滞まっていない。         
だから「てるてる坊主」に夢を託せる約束を甥子達と交わし、私も少女になって
 「約束」を守った。東京ディズニーランド、白浜サファリパーク、明石海峡大橋
、海水浴、遊園地、他、等。  そして、参観日。                │
“「白浜」へ 真向いざして 甥子と我 
     来る来る 未来 往く 過去ばかり” │

 振り返る人生に、人は、どれだけの「約束」した数の花束を持っているだろう。 
心の礎というべき、人と人の信頼関係という交流の束を担って、増やしていく事が 
その人の懐の深さに成っていくものと思う。
多種多様な「幸福感」があるけれど、それは、その個人の器にしか入らないもので
ある。私はその器を持ち合わせていないと思っていたが、平成九年の夏
前橋汀子さんのバイオリンの衝撃的な音色との出会いにより、精神の陶酔感と
「満腹感」。地球の命脈と連動する、生命の躍動感を識った。
究極の「幸福感」。まるで、私という地球に彗星がぶつかって軌道修正され、
自身を「ディスカバリー」した様な………。そして、向井千秋さんが
再度(平成十年)飛び立った宇宙に思いを馳せる今、「蟻」の視点ではない
「宇宙的」な視野から、全て「約束された人生」│であったと思えるのである。            
 【我投稿 「約束された人生」も 入賞だけは 約束されず】  (了)  
■              ■             ■      │
私の歌  「そして五月は」 作詞・曲 日高よし子   │  
 そして 5月は 終ります   若葉 五月雨 五月晴れ         
 ほどよい 雨と ほどよい 太陽  ほどよい 涙と 
 春の落ち着き 夏の 勇み足   
半袖ウエアーと 長袖パジャマ   
一日に季節が ふたつ    往きかけた 風は 戻り          
  起ち上がった人は 座る   泣きかけた子は 笑い          
 調べ損ねた 星座を探そう  
雲間から 月は舟を 漕ぎ出します           │ 

■              ■             ■
にゃこリンのインパクト・ニュース           @東京都心部の駐車場ががら空きであると言う事が、
石原都知事になって公になった│と日曜日(20
)のサンデー
プロジェクトで報じていた。東京都民がその「存在」を知 らなかったと
言うのが素因らしい。民間なら如何に利
益を上げるかという競争原理から必死になって広告活動を為すだろう。
戦後生まれの私だが子供の頃、公務員というのは薄給で国民の為に働いて
いる祟高な職業なのだと思っていた。翻って現在、民間ではリストラの嵐が
吹き荒び自殺者の数のワースト記録を更新中である事を思えば 公務員意識の
根本的改革が必要なのではないか?税収が減ずれば給与も下げれば?  
 ★              ★      

☆感動感 それは人類が 勝ち取った
       最高の 栄光である☆

   ★              ★      
●にゃこリンスペース●                            
 瞼を閉じ 「瞑想」してごらん                       
  全ての 概念が 消え 失せ                       
  自身の 存在の 拡がりが 「見える」                  
 此処は 日本の 何処か 地球の                      
 宇宙の 何処か                              
  自身の 存在の                             
  発源(赤子以前の)に 辿り着く    
                 
  ■              ■           ■
 
♪マイオリジナルソング 下記曲の 歌い手さん スポンサー募集!!   
 ♪ずっと大阪  今だから   ときめき夏  紫陽花  一瞬の  天国♪

 

 ペーパー メールマガジン      
にゃこリン夢現シリーズ
 
bQ7 2001年5月6日号        
 ■               ■            ■      
 ついに本物(?)のパソコン買いました。(現在使用のは容量が極端に少なく、HP 
に思う様には音楽を掲載出来ない)                       
 毎刊右の側欄に安く譲って!と呼び掛けてましたが、反響もなく清水の舞台から飛び降りた気持ちでハード128MB、メモリ40GBの2000ME搭載のを選びました。しかし、据え付け起動させてインターネットに接続迄出来たのに、Eメールが受信できない不可思議な現象の対応に一週間が過ぎました。連休明けにメーカーに問い合せようと思っている処です。 通信出来る様になれば私のオリジナルの音楽ジャンジャン流しますよ。 このペーマガで何れメニューを掲載します。     
   ■               ■            ■      
くわえ煙草 くわえ煙草の若い娘達をよく見掛ける様になった。   
街の雑踏で立ち話をして、自転車で走って、或いは歩きながら……と。       
 私も若い頃、あんな風に男の様にくわえ煙草で街を歩きたいと思った事があった。 
一、二度したかも知れない、だが真っ昼間あんな風に堂々とはようしなかった。   
「女」であると言う事に縛られていた……「呪縛」を脱いだ現在の女の子はいいねェ 
でも、今はあの頃「しなくて良かった」と思っている。
「女らしさ」「美しさ」と言うのは自分では分からへんのよ、(自分が見えへんのやから)    現在は煙草吸わないけど、最近、昔の事思い出して、そう思う。          
■               ■ 


*人間に 右脳 左脳 身体あり
 太陽 
月と 地球の 大地
               
*人間は 右脳 左脳 心を 持ちて
 背中合わせに 感動 空しさ 


『地球の種子                        
 先日の新聞で地球の生命の種子は彗星が運んだ、というのを見たが、つい最近NHK TV「宇宙」でその詳細と言うべき内容が放映され、地中、海の下深くに北海道、四国分程の彗星の衝突跡がくっきりと映っていた。   
そして、ぶどうの皮の蛋白質の一種と、宇宙から採取した「塵」が同じ成分だったそうです。私がこの「夢現シリーズ」を書く動機となった衝撃的な「感動感」との遭遇、それは平成九年、ヘールポップ彗星が 地球に最接近した年でもありました。   
【この年は 千遇一彩 出会いあり ヘールポップ 前橋汀子】    
 今日は、下にその頃の印象等記します。                   
  ■               ■            ■        
 『或る地球』   (~9年10月8日 記)             
 すでに大気も完成され 豊穣な生命の息遣いが生きものを産み 空の青さ      
 曇天の日の 倦怠  掴め切れない風だけれど 絶えず 一巡して         
 花々を もう枯らさないように  「息」を殺していなければ 或るいは 瞳を閉じて 
 再び 見ないようにするか そんな 気持ちで 毎日  太陽の  昇り降りを    
 見ている間に その想いが積もり 積もって いつか山の様に。  
  そんな時 「焔の塊」の 彗星が ぶつかる  地球の 地殻の 大変動       
それは、前橋汀子さんのバイオリンの音色との 出会い、           
それ迄の 全ての曲は 光彩を失い 見た事もない オーロラの様な 光が      
 地中から 私の体内を 通過して 天空の 果てまで  突き抜けて行った様な     衝撃の波の後は 第2の地球の 始まり 不要なものは 全て 焼き尽くし      
内部を 曝した  地球の 何という 清々しさ!                                 (詩歌集第2集「夢弦」より)            
            ■        
詩歌集夢現第3集「夢幻」  (P16)より     
胎 動 感
 
私は、子供を宿す縁(えにし)を持たなかったので胎動なるものは解せぬが、
その人との音楽を聴いて受ける「地球の胎動感」    
 確かな地球の、今の激しい鼓動を共有する事が出来る。              
 それは、冬の終わりの月が沈み、春の曙が、空を真っ新な暁の色に、染め上げる頃 
舞台の奈落の底から 出番を待つ 花の緊張感   地中の虫達の 騒めき感  
 初めて光を見た若葉の 瞳の輝き! 蛹から 頭を覗かせた 揚羽蝶      
蜜の雨とランデブーする 紫陽花の花 雨と ハミングする 大地の歌       
それが どんな「愛」であれ   それを 知れば 地球が理解出来ます
その時 人の心は 何を感じますか?
 その心を例える時に 此の自然界と  「一体」となって 
誰もが 詩人に なる事でしょう!              
  
「愛」は何を 教えているのでしょう?                    
   ■               ■            ■      
私の歌まれびと(稀人)作詩曲日高よし子
 まれびとなる 言葉ありて  ひととせ(一年)に 一度  幸もち来る人と       
我に その人は来し  心地の土に 天の苗を 植え降りぬ         
羽根鳥 海泳の如 地虫 空泳の如  地の 噴動と  天の 清澄と         
溶心の 響きなり   我に その人は きぬ                
一生に一
の 幸もちて   真さに まれびと なりて                                詩歌集 第2集「夢弦」創詞曲)    
  ■               ■            ■       
  
俳句短歌                         
若葉には 五月は 眩しき 「新世界」                     
さくらさき いつか葉桜 呼ぶつつじ  風の喝采 初(うい)しき 五月    
新緑 生命のあかさ 山ツツジ                       
★さくらさき つつじ控えて 紫陽花                     
★墓参道 生まれ変わって 新緑みち                      
  ■               ■            ■       
にゃこリンのインパクト・ニュース
 @国民の民意を汲み取った自民党の地方議 員の圧倒的支持を受けて
、小泉首相が総理大臣に就任しました。7月の参議院選挙を 優位に戦うには
自民党員全てが一丸となり小泉首相を盛り上げて行くべきでしょう。 
 選挙前、選挙後の公約の実行。  全国民が注視しています。          
A5/6午前1時前から近未来スペシャルTVで「希望は?」をメインテーマに、  
現在の学校の存在意義等を問い掛ける番組があった。学校は嫌いだったったし、
希望 もなかった私だが、現在の創作活動の充実感の下地は
、学校の国語の時間に培われたと思う。色んな事をやって希望を見付けて!                   

  ■               ■            ■       
●にゃこリンスペース                  
 若草色が一杯に膨らんだ夏蜜柑の木の新葉に、早々揚羽蝶が玉子を産んだかと思ったら、今日は蟻ん子程の幼虫になって頭?を四方にくねらせていました。     
その鉢植え群には蟻さんも還って来て、ヨーイドンと夏のスタートを切りました。 
一生は短い!小さい蟻の忙しさと、大きな象の緩慢さ。人間はその各部分を各自持ち合わせている様ですね。変身虫のだんご虫もあそこに!              
泥のつるぴか団子の小さいのが転がっていると思ったら、亀の様な虫になって、   
人の気配に又、ピリオドの様に丸くなりました。                 

                        
詩歌集夢現第三集『夢幻』1500円也
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 1部 約束された人生
 第2部 母 天の川途上
      父 瓦解

 
3部 甥子・亡妹のこと
 第4部 夢幻歌 短歌俳句 800句首
 第5部 マイメードソング 最新10曲

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《bQ6》【4/19号】さくら、四月に。桜 花道、「かみ」、あなたは愛、ニュース
《bQ5》【4/4号】辛夷花、当り前の愛国心、ニュース、たぬきときつね
<24>3/8号シャボン玉・郷愁・暗景・ニュース(現代のキレる副産物)
bQ3》【2/21号】自己責任・木の葉の記憶・宿命の形・目カッチン・他  
《bQ2》【2/6号】節分・父「柏手」・ビー玉の瞳・ニュース・今だから@
bQ1》【1/23号】20世紀から21世紀・野島断層・他人事・恥を知る。俳句

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《20》【1/7号】21世紀に寄せて・地球は青かった・UFO・とことんアメリカ
《19》【12/17号】天の川途上・赤子・12月・高さを買う?・ニュース
【♪私の歌♪創詞曲集】ずっと大阪・一瞬の・紫陽花・ときめき夏
《18》【11/27号】学問の意義・幸福感・ぼた餅・ニュース内閣不信任案
《17》【11/11号】日本の空間・光の天使・ほどほどの・愛ある躾・ニュース
<
16>
11/4号誕生日、雲の中の音色、母の愛、ニュース


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2003年1月19日 8:50:02