445topページへ 私のフォトスケッチTOPへ 詩歌集「夢幻」公開ページへ 再更新2016年4月19日
【445(よし子)のページ】 私のフォトスケッチ 於平成20年4月3日> |
平成20年京 都 桜 (墓参寺・高台寺・円山公園)
<20ショットと俳句> 日高よし子 |
高台寺のさくら |
平成20年4月5日
週末は雨かも知れないというテレビのワイドショーの予報に4月3日急遽、仕事休みの上の甥子と共に京都へ墓参に行きました。
春分の日の中日が雨で行けなかったまま墓参に行かず仕舞いで、自分自身こんな事も珍しいなと思いつつ3月も終わってしまっていた。4月になり桜見がてらいつ墓を洗いに行こうか、週末なら新社会人となった下の甥子も仕事が休みだしと思っていた矢先だった。その週末の今日は晴れ、明日も晴れのようで慌てる事はなかったと思っているところです。
4月3日1時31分香里園発の急行に乗る。真に桜の旬、車窓からも次々桜の艶姿が私の目を掠めていく。
思えば桜の季節に墓参した事がなかった。
正月、3月の春分の日、次いで(たまに)ゴールデンウイーク、それからお盆→秋のお彼岸が例年のスケジュールだった。
やがて京阪五条駅を降り墓寺方面に向かって歩いていると、大谷本廟前の鮮やかなふくらみの桜が目を引く。
その前の信号を渡り五条坂を上がっていく。
”五条坂 終点の目途 桜の木”
”五条坂 上がりきれば 三年坂”
”三年坂 下りる 頭上に 枝垂れ桜”
”電線も 枝垂れ桜に とりこまれ”
”三年坂 下りきれば 墓参寺”
”還りゃんせ 墓参道は さくらみち”
”『おすすめの 桜のコース』 興正寺”
墓のある当興正寺別院は<JR東海さくら散策コース『東山』>に選ばれいて、
【清水寺→興正寺別院→京都霊山護国神社→高台寺→円山公園】がその『東山コース』の様です。
墓所で墓を洗っている時、住職が読経中もホーホケキョと鶯(うぐいす)の鳴き声が春の彩りを煌かせています。
”一座経 墓に うぐいす さくらみつ”
”目も耳も 春を堪能 墓参とく”
墓所の突当りの楓の木も正月の冬枯れから仄かに芽吹き微かな葉が風にあやされている。
いつもとは違う季節の背景に新たな刺激を受けつつ、墓を後にした。
三年坂の下の二年坂を下って行く。土産物店の奥に『庭』らしきものが目に付き其処へ入った。
老齢な大きな梅の木は散り残った枯れ花にしがみつかれ、その横には椿の花がやはり萎えた生命を晒している。
いのち うつくしく いのち みにくく
何故 日本人はさくらを愛でるのか、分りますね。
詩歌集「夢幻」P72より『桜・花道』
“桜 舞い 散るも 花 ゆき 花道や ”
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散らばや 散らん
或る時代の 日本人が 持っていた 美意識そのものの 桜 花
淡き桜色に 淡き生命を 淡き春の 象徴の 優美の極みを
桜木の 舞台の 隅々に
蓄積した 幕間一年分の 養分を
花弁 一枚一枚に迄 結実させ
歓喜の侭 美しき侭 雪の様に 花道を 舞い下りてゆく
────夢の「花道」─────── |
二年坂下って行くと高台寺のある通りに出る。
高台寺へ上がる路から五重塔が見えた。やはり京都のシンボルですね。
”五重塔 見付けて 京都 高台寺”
高台寺拝観の心算だったが時計を見ると4時半、円山公園の枝垂れ桜は絶対見るつもりなので
中には入らず外から此処も絶品の枝垂れ桜をパチリした。
”高々と 枝垂れ桜 誇らかに”
”瀧一簾 枝垂れ桜の 夢幻”
高台寺を出て急ぎ歩く。円山公園も花見客でいっぱい。取り敢えずお目当ての枝垂れ桜をパチリしたら
疲れを感じ休憩を兼ねて座り、回転焼き、たこ焼きを甥子と共に食べた。
其処を出て京阪四条駅へ出る為、八坂神社境内を抜けていくと、桜見客の為の露天の出店が結構あり驚いた。
”大トリは 円山公園 枝垂れ桜”
正面ショットがこの時間帯は逆光で思うように撮れなかった。裏正面からのパチリは又違った様相で今にも木の腕を
動かしそうな力強さを感じました。
”三体の 枝垂れ桜に 満喫す 四月はじめの 京都墓参”
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1.五条坂終点の標、桜の木。
”五条坂 終点の目途 桜の木” が見え、ほっと一息つく。平日だがまだ春休み中という事と桜の開花時期ということもあって清水参拝道も観光客が多い。 |
2.清水寺の参拝通り。七味屋唐辛子の横が三年坂下り口。
”五条坂 上がりきれば 三年坂” 三年坂の所にも桜の花が出迎えるように大きく手を広げている。こんな事もはじめてだと思いながら、坂に足を下ろすと同時に鮮やかな枝垂れ桜が目に入り俄かに心が浮き立つ。 |
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3.↓三年坂です。
”三年坂 下りる 頭上に 枝垂れ桜”
墓参後円山公園の枝垂れ桜を見ることを目論んではいたが、墓参前に此処でも枝垂れ桜にお目にかかれるとは嬉しい誤算だ。 |
4.
”電線も 枝垂れ桜に とりこまれ” |
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5.↓墓参寺入口。上の甥子です。
”三年坂 下りきれば 墓参寺” |
6.←↓ソメイヨシノ。
”還りゃんせ 墓参道は さくらみち” |
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8.墓参寺↓。 ”『おすすめの 桜のコース』 興正寺” |
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9.
二年坂下って行くと高台寺のある通りに出る。
高台寺へ上がる路から五重塔が見えた。やはり京都のシンボルですね。
”五重塔 見付けて 京都 高台寺” |
10. |
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12. 高台寺拝観の心算だったが時計を見ると4時半、円山公園の枝垂れ桜は絶対見るつもりなので中には入らず外から此処も絶品の枝垂れ桜をパチリした。
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11.↑↓ 高台寺の枝垂れ桜。”高々と 枝垂れ桜 誇らかに” |
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13.高台寺の枝垂れ桜。↑↓
”瀧一簾 枝垂れ桜の 夢幻” |
14.↓ 円山公園の枝垂れ桜、正面。”大トリは 円山公園 枝垂れ桜”
正面ショットはこの時間帯は逆光で思うように撮れなかった。 |
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15.側面。 |
16. |
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17.各、角度を変えると別個の木のように見えます。
人間にも当てはまるかナ。 |
18.↓裏正面。
裏正面からのパチリは又違った様相で今にも木の腕を動かしそうな力強さを感じた。 |
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19.円山公園も花見客でいっぱい。取り敢えずお目当ての枝垂れ桜をパチリしたら
疲れを感じ休憩を兼ねて座り、回転焼き、たこ焼きを甥子と共に食べた。 |
20.←↓円山公園ソメイヨシノ。 |
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