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私は友達の子供(5
歳の男の子)Kちゃんを連れて 私の事が大好きなK
ちゃんはニコニコしながら ゴザ(青いビニール
製) を芝生に広げ、 しばらくそうやって
遊んでいると、急にKちゃんがおとなしくなり、 『気分悪くなっ
ちゃった?』 『うん。』Kちゃんはコックリうなづきました。 反対の方向に目を回してごらん?というと、
突然場面が変わり、
旦那と二人でイチゴ狩りに行きました。 並ばないといけない の?一瞬ぎょっとしました。 端っこがどこまで続
いてるのか確かめる為に、 そのロープが子供が
一人やっと抜けれる様な格子状になっていて、 旦那『どこまで続い
てた?』 途中並んでる女の人
に、 内心 最後尾に並ぶ
と言いたかったんだけど、 勘違いされちゃうそ
うだな、と思いながらも やっと最後尾まで来
て見たものの、すごい人の数で、
これってイチゴ狩だ
よね。。ちょっと疑問に思っ
てると、 冬のソナタなんて興
味なかったので、二人でちょっと考えモード。。 さっそく公民館へい
くことに。。 フェンスがとてつも なく高い。 旦那は既に柵の向こ
う側だった、私は柵に飛び乗ったものの、 仕方なく思い切って
飛び降りました。 公民館のはずが、二
人で歩いて行ったのは、人気のない商店街でした。 試食OKということで、目の前の天カスをつまみ食いしていました。 お店のすぐ前に脚立
があり、 私は 『こんなとこ
にも天ぷらがあったんだ』 と ひとつをとって食べました。 でもこれって商店街
のよどんだ空気を浄化するために、くっつけてる物だったり。。 その天井には厚紙で
作ったうちわか すぐ隣のお店は果物
やさんでした、子供連れのお客さんが立ち寄っていて、 でもやっぱりイチゴ
が気になる… お客さんが帰ったあ
と、果物屋の店主が そこへTさんの奥さ
ん Jちゃんが来ました。 今からシフトで仕事に入るようすでした。 こんな若い子、旦那
と二人っきりにして心配じゃないの?って 第一奥さんのJちゃ
んとバイトの女の子は仲がよさそう。。 そろそろ私達の時間が来ました。。 Jちゃんは私達に内
心 (Jちゃんの心の声)→ちょっとまってね〜 と 夢はここで目が覚め ました。 久しぶりに長い夢を見たの
で、 ▼
【夢の概略】 A夢見者は旦那と町中の会館にいます。 B夢見者と旦那は公民館のはずが、人気のない商店街にいる。 C天井には旦那の友達の手作りの広告があり、すごいなと関心している。 D天カス屋の奥さんと娘が店に立ち寄る。シフトのアルバイトの若い女の子も来る。
【夢の構造】 「仲よし2人」⇒「場所・目的」⇒「障害」⇒「逆の結果」 A:夢見者と男の子 B:夢見者と旦那 C:夢見者と旦那 D:天カス屋と果物屋 E:シフトバイトの女の子と天カス屋の娘
夢フォルム関数 多変数関数f(a.b.c.d)→X
f(夢見者. 男の子. 公園. 遊ぶ)→言った方向とは反対になってしてしまう。
f(夢見者. 旦那. 会館. イチゴ狩り)→反対に言ってしまう f(夢見者. 旦那. 天カス屋. 試食)→食べたのに吐き出してしまう f(天カス屋. 果物屋. 店先. 販売)→食べてないはずだったのに食べたことになってる f(天カス屋バイト. 天カス屋娘. 店先. 英会話)→おしゃべりを切り上げてほしかったが、悪い気はしなくなっている さて、この夢フォルム関数の f の作用はなんでしょうか?
仲よしの2人は、仲よし度を高めるために、 特定の場所・目的をめざすと、障害が発生し、反対の結果を生むということ。 反対の結果はすべて夢見者に生じます。 反対の結果を生む「障害」は以下のとおり。夢見者から起因している。 A 揺らしたら気分が悪くなる B 根気がなくなる C 関心がなくなる D 悪いものに気づいてしまう E 時間が迫っている この夢フォルム関数から、明確になったことは
夢見者は「仲よし度」を高めようとしているのでしょうが、あらゆる場面で、障害があるようで 思惑とは別の結果になってしまうようです。ここに夢見者の「生きにくさ」がある。 その障害はすべて、夢見者が引き起こしているということです。 それって、どんな現実をさしているのでしょうか? 登場人物の推移でさぐっていきましょう。 @の場面の2人組は夢見者と男の子、Aの場面では夢見者と旦那 男の子の消失によって、旦那が登場しましたから、男の子は旦那だったということ。 夢見者は旦那を揺らして、気分を悪くさせたということでしょう。 あなたは「ぐるぐる回し」という対処療法(その場しのぎ)で 旦那の気分を改善しようとしたのでしょうが、うまくいかなかったということのよう。 Bの場面も、夢見者と旦那の組み合わせ。思っていることとは反対のことを、 いつの間にか旦那さんに言っているという現実があるのかもしれません。 旦那はこの場面で、「会館」でのイチゴ狩りの話を 天カス屋の友達に話していましたから、 「イチゴの事情」を知っているのは天カス屋の友達と旦那ということになります。 Cの場面では天カス屋と果物屋。夢見者が天カス屋で、旦那が果物屋 ※登場の順番、先に出るのが「夢見者」、後から出るのが「旦那」 果物屋は愚痴を天カス屋こぼしています。旦那が友達に愚痴るように。 つまり、旦那が夢見者に愚痴をこぼしているということ。 愚痴の内容は「美味しくない」、 その愚痴を聞いて、「その通りだ」と思い始める夢見者。 なぜなら、「紫色に変色して痛んでいるイチゴ」を見つけたから。 そして、飛びついた結論が、「イチゴ狩りのイチゴの方がおいしい」 「イチゴ狩りのイチゴがいい」ことは Bの場面でわかるように天カス屋の友達も知っている「情報」です。 しかしながら、、この場面に旦那はいませんから 飛びついたのは「天カス屋の友達」の「情報」だということ。 夢見者はここで旦那から、天カス屋の友達に飛びついたのです。 だから、Bの場面において、天カス屋の個別の事情が気になっているのです。 脚立を使って、天井に手をいれます。そして5つの天ぷらを見つけます。 ひとつ食べました。おいしかったのですが、嫌悪し、ペッと吐き出します。 言い換えると、脚立という背伸びをして、味を試したら、とてもよさそうなのですが、 (浄化するには、悪い油がしみこんでいる)という理由で、つまり不倫はいけないのだと思い直し、 ぺっと吐き出した。試そうとおもったけど、止めたということなのでしょう。 試食という言葉が、繰り返しでてくるのは、そういうニュアンス。 ※食べることは、セックスを意味しています。 Dの場面では、夢見者が天カス屋バイトで旦那が天カス屋の娘 なぜなら、この場面では最初に天カス屋の奥さんと娘が登場しましたが、 奥さんが消失し、バイトの若い子が登場したからです。 つまり、順番としては、夢見者が最初は天カス屋の奥さんで、旦那が天カス屋の娘。 次に、夢見者が天カス屋のバイトで、旦那がそのまま天カス屋の娘。 @の場面でも旦那は子どもでしたから、矛盾はなさそうです! 天カス屋の娘とバイトの若い女の子は仲がよさそうということですから、 夢見者と旦那は仲がよいということのよう。そう思いたい夢見者ですが・・・。 英語を片言で話しているだけなので、おしゃべりを切り上げてほしいと思っているようです。 片言では気持ちは通じないと思っているからでしょう。 未熟なのは旦那だと思っている。子どもの姿で登場するのはそういうわけ。 そう思っていた夢見者でしたが、娘の内心、つまり旦那の内心が聞こえてきます。 「ちょっと待って」と「猶予」を求めてきました。おそらく、「やり直し」の提案。 その申し出も悪くはないかなと思い始めている夢見者のようです。 Dの場面で、夢見者は、「天カス屋の奥さん」から「天カス屋のバイト」に入れ替わっています。 「天カス屋のバイト」は、若い子ですが、気さくでさっぱりとした子であって、 天カス屋の友達とふたりきりにしても心配はないと夢見者は表現しています。 天カス屋のバイトは、すなわち夢見者ですから、 今後は「心配のない」自分であるから、安心してと言いたいのでしょう。 以上、@からDはすべて、2人の登場人物で物語が展開されており、 人物の入れ替えによる、ひとつながりの「物語」だということに着目すれば、 夢見者が旦那の気持ちをゆさぶり、気分をわるくさせてしまったことがあった。 その場はとりつくろったが、旦那の反応は夢見者の意向は受け入れなかったということ。 旦那は夢見者に愚痴るようになり、夢見者も旦那が言うことはもっともであると思っている。 なぜなら、イチゴである「夢見者」には、紫色に変色し、痛んでいるところがあるからだ。 天カス屋の友達でイメージされる「秘密めいた」、それでいて「才能」のある男性。 ※秘密めいたは天井に隠されていた美味の5つの天ぷら。才能は「手作りの広告」にすごいなーと関心している部分から。 ある時期、その男性に心惹かれていたが、我慢していた。 チラチラと見ることがあっても、手を伸ばすことはなかった。 ※セックスはしなかったという意味。 そのはずだったが、いつの間にか「イチゴ」を食べてしまったことになっている。 ※つまり、不倫をうたがわれたということ。 誤解なのであるが、誤解されたことで、気持ちがゆれていたことには間違いはない。 「離婚」をするかもしれない。 そろそろ、自分たちの時間。それが、「離婚」という決断を意味しているのかもしれません。 そのはずでしたが、旦那の内心が聞こえてきました。 「ちょっとまってね〜」と楽天的な旦那の「やり直し」の提案はうれしかったのでしょう。 そんなに「悪い気はしない」と夢見者は思っているのですから。 ところで、この「夢見者の生きにくさ」はDの場面で表現されています。 夢見者の「代替」として、天カス屋の奥さんが登場したのですが、 すぐに天カス屋のバイトの「若い女」に取って代わられます。 つまり、「旦那がいる奥さん」でありながら、「若い女」でいたいということ。 2人きりになると「親密な関係」になってしまうのではないかという「弱さ」があります。 その他の弱さとして5つ挙げられます。 障害の起因であるA〜Eの5つ。そうですね、5つの天ぷら。 A〜Eが分かりにくいというご指摘がありましたので、簡単に示します。 A 揺らしたら気分が悪くなる → 気づかないうちに、相手を試すような行動があり、相手を不快にさせてしまう。 B 根気がなくなる → 親密さを求めるけれど、ちょっとしたことで、自分から身を引いてしまい、誤解を受ける。 C 関心がなくなる → 相手に関心を示さないことで相手をコントロールする悪いくせがある。 D 悪いものに気づいてしまう → 相手の悪い点ばかりを指摘し、よさに気づこうとしない。 E 時間が迫っている → 自分のことで精一杯で、ものごとに追われて生きてしまう。相手の事情に気づけない。 このケース研究その7では、以下の3点について解説しました。 @夢の構造を、夢フォルム関数に置き換えて、見通しをよくする。 Af の作用という観点から、場面ごとに登場人物を整理して、 特定の人物の「消失」と「登場」の理論に基づき、 登場人物の推移を的確に把握することによって 誰のための「物語」の展開であるのかを明確にする。 B夢見者の「現実認識の枠組み」を「物語」から抜き出すことにより 夢見者の「生きにくさ」に焦点があたるように夢分析する。 by エリカ ▼ 細部に宿る夢のメッセージ
メインテーマを辿るには、夢の構造や夢フォルム関数による夢分析が 効果的であることは、エリカの解説により、納得いただけたかと思います。 とくに、人物の「消失」と「登場」による感情つながりの人物の「同一視」、 または「代替」は、夢分析においては、画期的な理論でした。 2つ目が、いくつかの「物語」からなる夢内容は、同じテーマの繰り返しではないかと 探る手法としての夢フォルム関数の導入も、夢分析のスタイルを変えるものですね。 ※大きな声では言えませんが、いずれも、ふむふむが考案し、エリカに伝授したものです。 夢フォルム関数は、多変数関数であって、f(a.b.c.d)→x と表記します。 今回の夢では、変数は、4つ → 登場人物a、登場人物b、夢ステージc、行動d aは「誰が」、bは「誰と」、cは「どこで」、dは「何をした」 4つの変数の組み合わせによる、変換の結果がxです。 ※変数の組み合わせは夢内容によって、一意に決まります。 xは夢見者の「現実認識の枠組み」であり、「夢のテーマ」となります。 「弱いつながり」の記憶の再構成と密接に関連します。 生存にかかわる「感情」の強化をはかるのが目的です。 つまり、「生きにくさ」の解消こそが、夢の効果といえるでしょう。 ※簡単に、エリカの講話の「おさらい」、つまり「弱いつながり」の強化をしました。 さて、本題の「細部に宿る夢のメッセージ」に入る前に 余談ですが、 「なぜ天井にてんぷら がくっついてたのか」と 夢見者は疑問に思っています! 夢においては、よくあることですが、「脳」のダジャレ、つまり、連想ゲームのひとつ。 もう、おわかりでしょう! そうですね。「天井:てんじょう」 「天丼:てんどん」←天ぷら ※天井の「井」の真ん中に「 、」をいれると「丼」となる。だから、くっついている。しかも、字形が「格子」 早速、細部について検討しましょう。 テーマがつかめたのに、なぜ細部にこだわるのかというと 「生きにくさ」の解消にかかわる「アイデア」や「助言」が含まれることがあるからです。 些細な、些末な部分に焦点をあてます。 なぜ、あえて「脳」はそれを提示しようとしたのかという視点から、「探求」します。 @イチゴ狩りの列に並ぼうとしているときに声をかけられる。 途中で並んでいる女の人に「横入りを止めて」と言われる。 50代くらいのおっさんが、「イチゴ狩りの列ではなく、映画の列だよ」と教えられる。 A列の端を確かめるときに「ロープの仕切り柵」 →格子状での網で、やっと抜けられる。 公民館に行くときの「高いフェンス」 →ぐらぐら揺れて、怖かったが、思い切って飛び降りた。 @では、夢見者の「行動」を制御する声掛けがある。 Aでは、「行動」そのものに対する障害が発生している。 夢見者は、「行動」を制御されているという実感があるが、結果的に「無視」している。 「横入り止めて」には、「この先に列の先端がある」と言い返し、(矛盾は感じているが) 「映画だよ」というメッセージは興味を示さず、「公民館で食べさせてくれる」という別情報を得ている。 「行動」に対する障害については、自分ひとりで「乗り越えている」 ここに「生きにくさ」の要因が示されている。 アドバイスは「無視」してきた。人に頼らず「自分一人」で悩んで解決しようとしてきた。 「無視」と「孤立」が夢見者の「生きにくさ」を生み出している。 B天カス屋と果物屋の場面において、次のような「追及と依存」をしている。 夢見者は「子供の心境」で親の世間話しには関心がなく、周りをきょろきょろしていました。(興味の拡散) お店の前にある脚立を使って上ると、天井に手が届きました。(関心の移動) 5つある天ぷらのひとつをとって食べる。(つまみ食いという嗜癖、自己満足の追及) 果物屋さんの「イチゴ」が気になる。手を伸ばすのは「いじましい」、横目でチラチラ見ながら我慢する。 ※いじましい→こせこせしていて見苦しい。けちけちしていて哀れっぽい 気づかれたと思いますが、旦那さんの代替を「子ども」に見立てる夢見者ですが、 実は夢見者も「子ども」であって、興味が拡散しやすく、関心が移動すると、 「つまみ食い」という自己満足の追及に余念がない「自分」であることを自覚している。 そのことを、「いじましい」と感じ、手を出さないで我慢しようとしているが、 現実は、その「イチゴ」にとらわれているということ。「イチゴ」は依存対象。 「イチゴ」の正体は、「若さ、甘さ、美味しいさ」が象徴するものということ。 26才のときの「ちゃっぴー」さんの夢の診断結果をご覧になっているでしょうから 彼女の個別の事情から、「イチゴ」の正体は「恋愛感情」であると推察できます。 夢見者は既婚者ですから、不倫への願望が強まっていたということでしょうが、 どうにか押しとどめることができたのですが、振り返ってみると、それでよかったのかと「未練」が残っています。 「未練」の感情が、強く出ているのは、 「紫色に変色して痛んでいる」というレトリックの部分。 美味しそうな「イチゴたち」の中に「ひとつだけ」あるのです。 夢見者の「恋愛感情」は、「痛んでしまったイチゴ」として並べられているのです。 さて、夢見者の「恋愛感情」はこのまま「腐り果ててしまうのでしょうか」 これについて、夢はどのように「応答」しているのでしょうか。そうですね、「細部に宿る」のです。 C天カス屋の天井には5つの天ぷらが網に吸いついていました。 D列の仕切りロープは格子状になっていて、夢見者は頭を突っ込んで抜けます。 「網」はもちろん格子状に編み込まれたものですから、同一のイメージ。 吸いついて、突っ込んでには、「執着」の雰囲気が漂いますし、 「ひとつだけ」には「未練」がありますから、 「未練」+「執着」の合成感情が成立。 つまり、恋愛感情の復活があることを、この夢は宣言しているのです。 夢見者が知りたかったのは、「今のキモチの状況」でした。 「気持ち」が、「キモチ」とカタカナの3文字。「苺」も、「イチゴ」と3文字のカタカナ。 夢見者自身が、そのように意識もせずに、「表記」したのです。ちょっと、ごり押しぎみですが・・・。 「キモチ」は「イチゴ」で表象されているということです。 「脳」は、じつに「つじつま合わせ」が得意。「細部に宿る」ことが実感できましたか? 以上でうららの「講義」は、終了とします。 by うらら
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さて、この夢においては会話が多い。
最後のレム睡眠から、覚醒にいたる場合、 ゆるやかに「覚醒」する夢見者とあっという間に「覚醒」する夢見者が いるのではないかと思っている。さらに、そのゆるやかな「覚醒」から「浅い眠り」に進行する場合もある。 いわゆる「二度寝のパターン」をもつ夢見者だ。 昼間の「夢想」に似ていて、脳の働きは活発であって、 「さまよい思考」をしている状態で生成された「夢」なのではないかと思う。 おしゃべりをする「脳」がつくりだしている「夢」ということだ。 覚醒しているときは、常に「脳内」において、「おしゃべり」をしている。 おしゃべりをしていないときは、「非意識」の状態で、「イメージ」だけが脳内を行き来している。 呼吸をするように、瞬きをするように、脳は「さまよい思考」を楽しみ、「意識」と「非意識」が交互に生じている。 前置きは長くなったので、本題にはいろう。 この夢見中の会話に焦点をあて、あらたな手法を分析に取り入れるということである。 会話のベクトルからわかること。(実験的方法) @夢見者 ⇔ 男の子 「気分悪くなっちゃった?」 「うん。」 「そうじゃないよ、反対だよ」 A旦 那 ⇔ 夢見者 「どこまで続いてた?」 「もうかなり向こうの方まで。。」 B並んでいる女 ⇔ 夢見者 「みんなちゃんと並んでいるんだから横入りやめて」 「この先に列の先端があるんですよ」 Cおっちゃん → 夢見者 「これは冬のソナタの映画だよ」 「イチゴならこの先の公民館でいっぱい食べさせてくれるよ」 D果物屋 → 夢見者 「イチゴどんどん食べてってやぁ〜」 「今年のいちごは美味しないわぁ」 E天カス屋の娘 → 夢見者 「ちょっとまってね〜」 ※内心の声 両方向にベクトルがあるのは、@AB CDEは一方向で夢見者への発話となっている。 B並んでいる女とCおっちゃんは旦那の「代替」である。 2人で行くことにした後の会話であって、旦那が「消失」しているから。 ※以上で、上記の赤文字の発話は、旦那か旦那の「代替」ということになる。 @の場面でこそ、夢見者から発話されているが、A〜Eは相手からである。 しかも、@ABは双方向の会話であるのに対し、 CDEは旦那の「代替」からの発話のみとなっている。 言い換えると、夢が進行するにつれて 相手の話を聞いて、受け入れる態度が高まっているのかもしれないし 単に、会話が一方的ということかもしれない。 会話の方向性と量でわかるのはここまでだが、会話の内容と質から、判断すると 旦那の代替の会話を受け入れる素地、「聞く」姿勢ができているのがわかる。 ※会話がどのような結論を導きたいとしているのかという点も見逃してはならない。いわゆる、「質」の部分。 ※会話を聞くことが多い夢が多いだろうと思う。「生きにくさ」に対するアドバイスだからである。 このケース研究その7の夢は、「会話部分」が多いのが特徴的である。 そのような場合、会話のベクトル という手法を使って分析することが 「夢全体の背景」を知ることにつながることもある。 夢分析の手立てとして活用してほしいと思う。エリカの実践報告を待ちたい。 もうひとつの「試み」についても述べたい。これは、うららに任せたい。 夢の中の色からわかること (実験的方法) 夢の中に「事物」が出てくるが、色が印象的なものもある。 夢見者が色に注目しているような夢もある。ケース研究その7においてはどうだろうか。 青色(ビニール製のゴザ) 紫色(変色し痛んだイチゴ) 青色は、最初の場面。 紫色はスポットライトを浴びるメインのシーン。 うららなら、そつなく問診し、色のメッセージ性を引き出してくれるだろうが 今回は問診ができない。問診なしであるが、この夢の場合、青と紫はどういう役割を果たしているのか? ふむふむなりに、思いつくまま「メモ」していく ことにしよう。 まずは、順番で「青」 ゴザの色。 公園で芝生の上に広げる。男の子は旦那の「代替」であるから、青は旦那へのメッセージ。 5才ですから、旦那との付き合いが始まったのは、5〜6年前。(※夢見者の友達の子であるが、だいたいそんなもの) 夢見者はいま、30才ですから、24〜25才の頃からのお付き合いということのよう。 その頃のことを思い出している。夢見者を大好きな男の子は、はしゃいでいる。男の子は旦那。 旦那を「揺らす」遊びを始めたら、ちょっと、しんどそうな顔。→青い顔。 そうか、不安を引き出す「色」ということかも。 夢見者は、「ゴザを広げる」ように、不安を披露したかったのかもしれない。 次は、紫。果物屋の店主が、気前よく声をかけている。「食べてってやぁ〜」 果物屋の店主は旦那の「代替」ですから、掛け声は夢見者に向けられたもの。 イチゴにありつきたい夢見者は、手を伸ばしたかったのですが、できなかった。チラチラと見て、我慢した。 おいしそうなイチゴは、もちろん夢見者へのメッセージ。しかしながら、気づいてしまった。 「ひとつだけ痛んだイチゴがある」ということ。 そのときの「感情」を表現しているのが、紫。 旦那が提示した「紫色」か、それとも、夢見者が感じた「紫色」なのか? 旦那が発した自身へのメッセージであり、夢見者へのメッセージでもありますが、 夢見者が「気づいたときの感情」を表現する色ととらえた。それが「紫」 イチゴはもともと「赤」、それに「青」が加わると「紫」 イチゴは夢見者の「恋愛感情」の象徴ですから、 青という「不安」がないまぜの「恋愛事情」ということなのかも。 ※恋愛事情が痛み始めているようです。 夢診断のアプローチのひとつとして、うららには、実験的に活用していただければありがたい。 今回のケース研究7においては 実験的方法として、会話のベクトル、夢の中の色について、紹介しました。 今回のケース研究その7は、ここまでとします。 by ふむふむ
ケース研究その8は、 20歳 女性 : 夢のタイトル : 大丈夫だよ! 「食いしん坊」さん夢 を取り上げます。
▼ ▼ ▼ 2024/10/23
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