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おそらく今のいままで一度も語られたことはないと思うのですが、クルセイダーズのファンキーなジャズは、三島由紀夫短編小説にモノスゴク合うのです。
あの絢爛たる三島由紀夫作品にどうしてファンキーなクルセイダーズのナンバーが合うだろうか、 決して合うはずがないと首を傾げたがる向きは、是非とも今すぐにクルセイダーズの「UNSUNG HERO」でもかけながら 「中世における一殺人常習者の遺せる哲学的日記の抜粋」を声を張り上げ朗読してみて欲しい。曲に合わせて言葉が躍り、心は弾み、文章はリズムに乗って流暢に口から流れ、まさに三島由紀夫氏の熱い息吹が、みるみる我が身に血肉化していくのを感じられるはずです。三島作品は思いのほか黒く熱いビートに合うのです。


クルセイダーズの曲に出会ったのは僕が20の頃ですから、もうかれこれ30年以上も前のことになります。今思えば、これも何かの縁だったのでしょうか。おこがましく聞こえるかもしれませんが、三島由紀夫氏もクルセイダーズも、そしてこうしてこれらの方々に心底惚れこんでいるこの僕も同じ星の下に生まれた、言わばソウルメイトだったのではないかと勝手に思いこんでいます。それほどクルセイダーズが好きなのです。惚れて惚れて、惚れぬいているのです。

なんだか、情けも感動も希薄になったように感じられるご時世になってしまいましたが、それだけに、故三島由紀夫氏やまだまだ健在なクルセイダーズに一層惹かれるものを感じるのはひとり僕だけではないでしょう。
いま時代に決定的に欠けているのは燃え上がるような「熱き思い」、情熱だと思います。そしてまさにパワーフルでファンキーなクルセイダーズの音楽こそは、僕たちの心にくすぶる熱情の火だねをあおり、めらめらと燃え上がらせてくれる一陣の風になってくれるものと僕は信じます。
クルセイダーズへの限りなき恋情と、いままで僕を鼓舞してくれたことへの感謝の思いの丈を込めてこのページを作りました次第。まだまだうぶで生硬なところも多分にあるかとは思いますが、熱だけは、どこよりもあるぞと自負します。
永遠のジャズファイター、クルセイダーズ万歳!