このコーナーは筆者がMMCのワイン会以外で飲んだポムロールワインを紹介するコーナーです。
最近飲んだポムロールワイン(40)
Chateau Meyne-Rene 2000
Chateau du Couvent 2003
Cadet de Gombaude 2003
Chateau Clos Bel Air 2002
シャトー・メイヌ・ルネ 2000 2006年4月23日 |
無名のポムロールです。場所はポムロールの北西部辺りにあります。
ラ・フルール・ペトリュスからちょうど真西へ遥か2kmちょっと離れた位置です。
近くの有名なシャトーと言えばシャトー・ベルグラーブぐらいでしょうか。
もともとここのシャトーはシャトー・ラ・バソネリーと名乗っていたようなのですが、
ラ・バソネリーはこのメイヌ・ルネのセカンド・ワインとしてランク付けされているようです。
プロフィールは
面積3ha、メルロ80%、カベルネ・フラン15%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%
新樽50%で18ヶ月の熟成期間です。
エッジがややブラウン色がかったルビー・ガーネット。
ミネラルの香りが強く、西洋杉の香りがあります。
タニックで甘くなく古典的なスタイルです。
特徴に欠けるような気もします。
ma note : 83
シャトー・デュ・クーヴァン 2003 2006年5月6日 |
このシャトーのラベルは数種類確認しております。
左のラベルは1981年。所有者はEdmond Fillaudeauと書いてあります。
中央右は1997年、1999年。共にJ.M.Gardeの所有者になっています。
クロ・ルネとシャトー・ランクロの間にある畑は1980年代の後半から1990年代の前半の間に転売されました。
2,75haあった畑の一部はクロ・ルネの所有者J.M.Gardeの手に渡りました。(他の一部はシャトー・ベルグラーヴへ。)
そしてこのワインは現在クロ・ルネのセカンド・ワインとして位置付けられているようです。
クロ・ルネの品種割合は70%メルロ、20%カベルネ・フラン、10%マルベックです。
収穫は手作業で100%除梗します。新樽は25%使用されます。生産量は年平均1,000ケースです。
やや紫色帯びたルビー色です。
最初に樽の香ばしい香りが支配し、杉の香りがします。
タンニンはドライで、ワインだけで飲むには少し辛いような気がします。
料理と一緒に飲むと相乗効果がよりいっそう美味くなります。
ミディアム・ボディ。
ma note : 81
カデ・ド・ゴンボード 2003 2006年5月15日 |
シャトー・ゴンボードのセカンド・ワインです。
位置的にはシャトー・トロタノワの北東、レグリース・クリネの南西、
つまりトロタノワとレグリーズ・クリネの間にあるシャトーです。
こんなコピーで売れば、このワインももっともっとメジャーになるかもしれません。
ここのワインはポムロールではあまり聞かないBIO農法を取り組んでいます。
ゴンボード・ギヨの面積は約7haです。
栽培されている品種はメルロ75%、カベルネ・フラン25%です。
「ポムロール大百科」ではマルベックが30%となっていますが、引っこ抜いたそうです。
BIOは1992年に開始し、1998年に認証されました。
年間の生産量は2,000ケース。セカンド・ワインの生産量は500ケースで1992年がファースト・リリースです。
ラベルはのっぺらぼうですが、箔押しがあります。
剥がして乾燥させるときに重みで平らになってしまい、ロゴが読み取れなくなってしまいました。
非常に濃い色です。ダーク・ルビー。
香りは閉じているのでしょうか。控えめですが、ミネラル、タール、
そして黒いフルーツの風味が豊かです。
セカンド・ワインとは思えないポテンシャルを感じます。
こってりとした果実味があって、(少し甘みを感じます。)
変なビオ・ビオしていません。
セカンド・ワインとしては素晴らしいワインです。
ma note : 87
シャトー・クロ・ベレール 2006年9月16日 |
シャトー・クロ・ベレールはほんとんど知られていないポムロールです。
場所は西側にあり国道89号線の近くです。
面積2.3ha。
Jaccques Legrand POMEROL (1996年改訂版)によるとメルロ60%、カベルネ・フラン15%、
カベルネ・ソーヴィニヨン15%、マルベック10%が品種構成となっていますが、
現在メルロ80%、カベルネ・フラン10%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%のようです。
暗いルビー色。
派手ではなくシックな香り。
甘みを感じない渋みのあるタンニン。今流行りのスタイルではなくクラシックなポムロール。
酸も感じる。
ベリー系の風味よりスパイス系の風味を感じる。
普段着のポムロール。
少し魅力に欠ける。
ma note : 82
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