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《米国》サンダンスに渡った「浅田清掃社」
ロバート.レッドフォードが若い映画人の発掘と育成を目的とし「サンダンス.イン
スティチュート」を設立。「サンダンス映画祭」と並び、近年、ハリウッド映画界では重要視されているジューンラボという研修制度が行われている。
このラボを経験した後、一躍注目を浴びる存在となったのが「レザボア.ドッグス」のタランティーノや「青いドレスの女」のカールフランクリンなどである。
当時、25歳の久野氏は、映画監督の夢はもっていたが、予算を考えて創作意欲をなくしたり、嫌々CM撮影をやったりの毎日を送っていた。
そんな時ハンディキャップを抱えた青年がニコニコと楽しそうに清掃の仕事をしている光景を目にする。
このときの自分の衝撃をストレートに、何も考えず、撮りたいように書こうと決意。
そして1ヶ月で書き上げた脚本が「浅田清掃社」である。
清掃会社でバイトをする大学生が、そこで出会う人々とのかかわりの中から自分の進む道を模索していくというもの。
久野氏が実際感じた自分自身への憤り、自分を奮い立たせてくれたある日の光景から膨らませたストーリーという意欲作。執筆後、サンダンス研修参加者を日本からも選考されていることを知った久野氏は「浅田清掃社」で応募。
日本からはアマチュア初の快挙で見事96年12月サンダンススカラシップ受賞を果たした。
この年の最終選考審査員の一人であった井筒和幸監督は「雰囲気は世界に通じるものがある」と絶賛した。97年6月アメリカに渡り、ジューンラボに参加した久野氏は、ハンガリー出身映画監督でUCLAで教鞭もとるジュラ・ガスダックや「愛は霧の彼方に」「訴訟」の監督マイケルアプテッド、他多数の蒼々たるメンバーから講義や指導を受け、「浅田清掃社」の中からピックアップした2シーンを撮影しながら、直接実践指導も受けた。
私は、彼の脚本のトーンとムードが好きだ。
アリスン・アンダース(「フォールームズ」監督)
彼の脚本は大変気に入った。いい映画になると思うよ。
クリス・マッケルー(「ザ・ユージュアル・サスペクツ」脚本)
彼の物語には笑ったり、悲しんだりした。
最後に主人公はたった一人で孤独になるが、
その行く末にはそれを打ち破る力が感じられた。
それは、彼自身が持っている力と同じだと信じている。
フランク・ピアソン(「推定無罪」脚本)
この脚本「浅田清掃社」を映画化したものである。福岡在住の久野雅之長編初監督作 品となる記念すべき映画で99年NDFのプロデュースによって映画化。監督自身の想い から全編オール福岡ロケを敢行、天神周辺や室見川で撮影が行われ完成した。そし て、いよいよ待望のプレミア上映を行うことになる。
「浅田清掃社」という清掃会社で、アルバイトをすることになった18歳の大学生川崎 (石井揮之)。
そこで働いていたのは、いつも酒浸りで頼りない社長(高杢禎彦)・
男気がありそうな松倉(中原丈雄)と、口が悪く人使いの荒い木下(出光秀一郎)
だった。
そこで知り合う人々との交流、葛藤、そして仕事を通して知った世の中の矛
盾。
それらと、まじめに向き合い成長していく川崎の姿をさまざまなエピソードを絡
めて4話構成で瑞々しく描いている。
主人公と同じような若者だけではなく、日常に
流され、自分の心に目をそむけることを覚えた大人たちにも、小さな痛みとともに自分を見つめなおすきっかけを与えてくれることでしょう。
「僕は、信じようと思っています」 | |
[1話] | |
慣れないバイト、 自信を失いかけた川崎にやさしく声をかけてくれたのは 松倉だった。
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「どうして…」 | |
[2話] | |
人手不足もあり、責任感がでてきた木下は一生懸命になりすぎて、 弱い立場 の山田を傷つけてしまう結果に、
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「それでも、何もしないより ましじゃないですか」 | |
[3話] | |
新たなバイトのメンバーも増え、和気藹々といい雰囲気。
が、そんなみんなの前に立ちはだかったものは…。
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「あなたには、何が出来るんですか…。」 | |
[4話] | |
大学卒業を控え、就職活動。 だが、川崎はまだ、さ迷っていた。 かつて清掃し、きれいにした川一緒に働いた仲間たちのその後 僕には何ができるのだろう、 そして何が一番したいことなのだろう…。 |