2005.07.01〜14
スイスは鉄道の便利な国です。 大きく移動するには急行・特急網が張り巡らされた列車が有利
細かく見るには自動車がが便利、特にスイスパスの割引制度や特急券などの購入が要らずほぼ
全ての乗り物(列車・市電・バス・汽船・ケーブル)が自由に乗れる特権は、水戸黄門の印籠なみ
の効力を与えてくれます。滞在期間や人数により色々在りますので自分に合った物が選べます。
前回の赤い表紙の定期券並みのパスが このように変わりました。 個人的には前回 のほうが可愛くて好きですね。 これは人数 分を一冊にしたものですが形は同じです。 購入は日本で済ませて置く方が便利です。 (現地の方が安く購入が出来るようですが言 葉の問題もあり、事前購入が安心です) 使用開始時に駅の窓口でパスポートと一緒 に提出して、期間の記入と開始のスタンプを押 してもらいます。 記入されたパスポート番号の 人だけが使えるわけですが、パスポートを見せ ろとは、一度も言われたことがありません。 指定席以外はすべてOKですし、特殊な列車 以外、指定席はほぼありません。 |
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制度改定で、使い勝手が悪くなったと評判の「ライセゲベック」 切符のある先まで荷物を先回りして送ることが出来る制度ですが やはりこれもスイス旅行の大きな特典です。 普通便が10F(白色のステッカー) 急送便が20F(グリーの ステッカー)になりますが、スイスパスがあればどこの駅(山の上 でも)にでも手荷物を送ることが出来ます。 目的地に前日以上 前に余裕を持って送ると問題ありません。 心配なときには到着 日時の確認をしましょう。 1日分の必要用品を持って歩くだけで 済むのですから利用しない手はありません。 一週間以下なら 料金無しで到着先で預かってくれますから安心ロッカーとしても 有効です。どこの駅にも有人駅なら左のマークの窓口があります。 日時に余裕のないときには急送便がお薦めです。 |
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今回、列車を使ってゆっくり訪れた町は次の通りです。 クリックしていただくとその町に参ります。
それぞれの町を訪れるときの参考になれば幸いです。 チュリッヒ・ベルンの様な大都市でも
古都・名勝は旧市内と言われる地域に集中し新興市街地とは明らかに景観も区別されております。
このため見学場所は、ほぼ徒歩や市電などで十分カバーできるのが訪問者にとっては助かります。
鉄道や市電は軌道(線路)のある処しか走りませんから間違えても直ぐ戻れます。
このときスイスパスのご利益が発揮され、間違える楽しさの中から町を理解できるのです。
奥に見える市電が駅前から出ています。系統がそれほど 多くありませんので、全部乗っても大した事はありません 「間違える楽しさから町を知る」これが私流の開き直りで 時間のロスに倍する楽しさが得られるのです。 やばいと 感じたら直ぐ降りて引き返します。 |
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熊がこの町の象徴だそうで、川の突堤に乗っているの が分りますか? この川に掛かる橋はえらく高くて長い ので足がすくみますよ! 実に綺麗な流れです。 |
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朝の6時には機械清掃が終わり散水車が清めの水撒き をしていました。 旗の立っている下がアーケードになっ ていてショッピングに花が咲きます。 |
市庁舎前の広場から噴出す噴水は踊りを踊ります。 子供たちが裸になって水遊び、水の豊かな町を象徴 しています。 |
チュリッヒ中央駅の駅前です。路面電車が縦横に走る 様子がお分かりでと思います。 |
チュリッヒ市街の中の隣の国鉄駅前ですが、右上の 番号と路線図をたどればどこにでも行けます。 |
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日本で言えば、東京の銀座通りでしょうか。世界的に 有名なブランド商品の本店がひしめいています。 |
ショッピングは誰にとっても楽しいもの。ウインドーを見 るだけでわくわく。 非常にレベルの高い商店街です。 |
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チュリッヒ中央駅の地下一階のフロアーです。 丸印は ゴミ箱の数、テロなど問題はあるのでしょうが清潔を保 つ事との兼ね合いです。 素晴らしい美しさです。 |
御覧の通りトイレです。 女子が2F 男子の小が1F 西欧では有料が多いのですが、それだけの設備と 手入れがあれば当然のことと受け止められ歓迎です。 |
シャフハウゼンはチュウリッヒから特急で 一時間位で着きます。 ここからはライン 川を舟で下るか、ラインの瀧見学がメイン テーマです。 旧市内の壁面を飾るフレス コ画はみごとです。 駅前(表駅)にバスが 集中していますが、ラインの瀧に行くのは NO1のトロリーバスです。 軌道電車と同じこと電線のない所には行き ませんからご安心。 トロリーバスを降りると、上の写真の様に 足跡が表示され誰にも聞かずにたどり着く ことが出来ます。 流石が観光立国スイス 帰りのバス停が少し違うところから出るの だけ気をつけてください。 |
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マイリンゲンは田舎町ですが道路と鉄道の 要衝でここから峠が始まります(終わり)。 ルッツェルンまで広軌鉄道の国鉄が狭軌に 換わり、ゴールデンパス号の新車が導入さ れています。 前回の訪問紀に描きまし たがこの町には、アーレーシェルフトと言う 氷河期に出来た狭い谷を探訪する名勝と 探偵小説の主人公シャーロックホームズが 其の一生を終えたという有名な瀧がありま す。 英国の援助で出来たシャーロック ホームズ記念館や銅像までありますから 本格的です。グリンデルワルドーから峠を こえて来るバスを利用し天気が悪くて山が 見えないときには格好の見物場所になり ます。 |
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ルッツエルンを出ると直に急峻な峠が始まり ラックレールを使ったのろのろ運転でどんど ん高度を上げてゆきます。 切り立った崖す れすれや、目もくらむような崖の上を走る列 車青く澄んだ湖や、牧草の丘、傾斜地に点 在する民族色豊かな家屋、教会風景など どれをとっても「スイスに来たな〜」と感じる でしょう。 峠を過ぎて急激な下りを歯車の 音をきしませたどり着くのがマイリンゲンで ここからスイッチバックしてインターラーケン 東駅までで狭軌鉄道が終わります。 インターラーケンはご存知の通りスイス観 光のハイライト、ユングフラウ・アイガー等の 観光基地で四方に交通網が開きます |