
塗装する全部品です。
金属部品は最初にクレンザーで洗いました。その後全部品を食器用洗剤で洗って水洗いしました。
ここに写っていないモーターブラケット、動輪輪心治具、クロスヘッド等は塗装しませんでした。

あり合わせの塗料で塗装しました。黒い部分は金属部を含めアクリジョンです。いつものようにサーフェイサーは使わず直塗りなので、下地の傷なども出ます。
ナンバープレートは今回使いませんが、一応塗って磨き出しておきました。

せっかくデカールが付属していたので使ってみました。私にはなかなか難しかったですが、手作業ではこんなに細かい模様は描けませんし、デカール自作も手間がかかるのでありがたい付属品です。
すべて平面に貼るわけですが、3Dプリンターの積層痕やリベットの凸凹があるので、マークフィットやマークソフターを適当に使いました。シリンダー側面はそれを忘れてデカールが密着しておらず、ちょっと曇っています。

反対側です。後部の右下・左下の角はちゃんと貼れていません。
ナンバーはパッケージの見本作品に1届かない854にしました(てきとう)。
デカールを貼ってから全体を半光沢クリアーで保護したのですが、ここで大失敗し表面はひどい有様になりました(あとでお見せします)。最後の最後にこれはきついですね。
塗装が終わったので、再び説明書の前のほうに戻って残りの作業を拾っていきました。

左右の主台枠の間に付属の紙ワッシャーを挟んで絶縁し、白いプラネジで結合しました。ここが普通のワールド工芸製品とは一番違う部分です。
プラネジは壊れやすいので、あまり強くネジ留めしていません。最後まで締める前に、一度車輪を軸受けに入れて、平らなところで再度歪みがないことを確認しています。

動輪・従輪の軸受けを2.5mm丸ヤスリで整えました。
念のためにやっていますが、本当に削って広げてしまうとよくないです。

モーターブラケットを左右台枠の間にはめて接着しました。
これ以降、左右の台枠は今までと同じようには分離できなくなります。

動輪に輪心を接着しました。角度を決めるための治具が付属しています。
まずは両側の輪心をゴム系接着剤で接着しました。あまり乾き始めたゴム系を治具で大きくねじりたくないため、最初からなるべく90度に合わせた位置に接着しました。
それから片側に0度側の位相合わせ治具をはめ込みました。輪心の模様にぴったり合う凹凸が治具内側に掘られています。

次に90度側の治具をはめ込み、平らなところで乾くのを待ちました(そこは平らなのか? というのはありますが)。
乾いてからもう1軸の動輪輪心も同じように組み込みました。というわけで位相合わせは楽で、結果も何ら問題ありませんでした。

先輪・従輪の輪心はただはめ込んで接着しました。しかし、輪心裏側に凸凹が残っていたのか、ちょっと金属車輪から外側に浮いてしまったところがありました。もっと徹底的にヤスって仮組みしておけばよかったです。

モーターに通電して回転することを確認してから、説明書のとおりモーターとの間を1mm開けてウォームを接着しました。
初めゴム系接着剤で付けたところ、慣らし運転中に取れてしまったので、次はゴム系接着剤で付けたのちウォーム先端の穴から瞬間接着剤も付けました。とにかくモーターの中に接着剤が入っていかないよう要注意です。
固まるのを待つ間に他の作業を進めます。

先に組み立てたメインロッドの揺リンクに合併テコなどを組み込みました。
部品9・15を穴に差し込んで、斜めに開いている腕を軽く閉じて取れないようにしました。あまり強く閉じすぎると動きが悪くなります。

これで左右のロッドは完成です。引っかかりそうなところがいくつかあるので注意です。

台枠底部に車輪押さえを当て、前後をM1.4x2mmネジで留めました。
そのままでは微妙に前後の穴の間隔が合わなかったので、動輪押さえの一方の穴を少し前後に削って長穴にしました。

※写真左が機関車の前側です
サイドロッドの両端を磨いてから、まず後端をクランクピン(短)で第2動輪に取り付けました。
前端側はあとでメインロッドと重ねて第1動輪に取り付けました。
輪心の穴は少しきつかったため0.8mmドリルでさらいました。輪心を接着する前にやっておけばよかったかもしれません。ドリルをぐいっと回すと輪心が回転して位相がずれそうになりましたので。

クロスヘッドをスライドバーに差し込み、合併テコ(部品9)の先端を上部の穴に差し込みました。このときメインロッドを下げるようにすると楽でした。上に飛び出した部分は、下廻りが完成したあと、抜け落ちない程度の長さにカットしました。
メインロッドをサイドロッドに重ね、クランクピン(長)で第1動輪に留めました。

心向棒(部品15)の先端をスライドバーの下の穴にはめ込み、斜めの腕を軽く閉じて取れないようにしました。

モーターを付けていない状態で、線路の上を色々な方向に転がして状態を確認しました。また、指で上から押さえながら線路の上をゆっくり動かし、指先で怪しいコツコツいう振動が感じられないことを確かめました。

ウォームのかみ合わせを動輪のガタの感じから確認しながら、モーターをモーターブラケットに接着しました。ウォームの噛み合わせ深さはそのままでちょうどよかったようです。
赤・青のリード線は現物合わせてカットし、左右台枠のはんだ付け用ラグにハンダ付けしました。あとで黒く塗りました。
線路に乗せて通電し、動くことを確認したら下廻りは終わりになります。走行の調整の要領はワールド工芸のエンジンドライブ蒸機とほとんど同じでした。私のレイアウトの最小曲線R249も、固定式ポイントの連続地帯も支障なく通過することができました。
この先はプラスチック部品の接着だけなので簡単でした。

キャブの窓にブラインドを接着しました。

煙突に煙突キャップを、ボイラー上に蒸気ドームを接着しました。
金色の部分はMr.メタリックカラーGXのGXブルーゴールドを使いましたが、煙突キャップだけは少し色味が違うアクリジョンのゴールドで塗りました。
なお煙突キャップははめ込みがきつかったので、ドリルで穴を少々広げました。

前後の端梁にバッファーを接着しました。

ブレーキホースも接着しました。取り付け部が工夫されていて、端梁の裏側にのりしろを合わせてきちんと接着することができます。

ボディー裏側の、前後の取り付け穴にM1.4タップを立ててネジを切りました。もしかしたら不要だったのかもしれません。前方の穴はややネジを舐め気味になってしまいました。

完成した下廻りを重ね、カプラーも重ねてM1.4x6mmネジで共締めしました。
カプラーはマグネ・マティックカプラーNo.2001(シャンク短)を使いました。このカプラーの取り付け穴は1.2mmネジ用なので、あらかじめ1.4mmドリルを通して穴を少し広げておきました。

最後に屋根に汽笛を接着しました。説明書にも、先に付けると作業中に折れる可能性が高いとあるので説明書に従いました。
実際に付けてみると大変細い部品なので、確かに車体をひっくり返したときなどに折ってしまいそうです。

このあとも注油・調整・慣らし運転などで車輌を無意識にひっくり返す可能性があったので、調整が終わるまで屋根の上にはスポンジ片を貼って汽笛が直接当たらないようにしておきました。
完成と言えば完成です。へたくそでごめんなさい(本当に)




ワールド工芸の最初期製品と並べてみますと:


なぜか貼っていませんが切り抜きナンバーのインレタも付属しています。
特にこの機関車の活躍シーンが私の頭の中にないので、イベント列車想定でオハ32000をつないだところです。平坦線ですが補重なしで18m級プラ客車3両を楽に引きました。 岩波書店の「きかんしゃ やえもん」に描かれている姿って、150形というよりは、このあたりに近い格好ですよね。

色々な組み立て工程があり、小さい車体の割にボリューム感がありました。下廻り金属部に1日、プラ車体(サポート除去)に1日、塗装・デカールに3日、そして最終組み立てに1日と、6日ぐらいかかりました。 商品としてはとても丁寧に準備されているという印象のキットでした。金属部は端々が本当にワールド工芸っぽくて、何となくなじみがあり何の違和感もありませんでした。