洗肝明目湯 選び方 ポイント
「洗肝明目湯(せんかんめいもくとう)」は、漢方薬の一種で、主に目の炎症や充血、痛み、乾燥といった症状に用いられます。選び方のポイントは以下の通りです。
洗肝明目湯の選び方のポイント
その1 自分の「証(しょう)」を確認する
漢方では体質や症状のタイプを「証」と呼びます。洗肝明目湯は以下のような人に向いています。
体力は中程度以上
ストレスが溜まりやすい
目の充血・かすみ・疲れ
イライラ・怒りっぽさ
頭痛・めまい
便秘ぎみ、口が苦い
→ 上記の症状に心当たりがある場合、洗肝明目湯が合う可能性があります。
その2 原材料・構成生薬をチェック
洗肝明目湯には以下のような生薬が含まれます。
生薬名 | 主な働き |
---|---|
柴胡(さいこ) | 肝の気を整える、熱をさます |
黄芩(おうごん) | 熱を取る、炎症を抑える |
芍薬(しゃくやく) | 血の巡りをよくする、筋肉の緊張をほぐす |
釣藤鈎(ちょうとうこう) | めまい・頭痛に効果的 |
菊花(きくか) | 目の充血・疲れ目に効く |
→ これらの生薬がしっかり配合されているものを選びましょう。
その3 漢方薬メーカーの信頼性を確認
製品を選ぶ際は、信頼できる製薬会社や漢方専門メーカーの製品を選ぶと安心です。例:
ツムラ
クラシエ
小太郎漢方
一元製薬
→ 成分量が一定で品質管理されている製品がおすすめです。
その4 粉末・エキス顆粒・煎じ薬の違いを知る
種類 | 特徴 |
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エキス顆粒 | お湯に溶かすだけで手軽。市販品の多くがこれ。 |
煎じ薬 | 生薬を煮出して使う本格派。効果が強いが手間がかかる。 |
錠剤・カプセル | 携帯に便利だが効果は比較的穏やか。 |