ベアトリーチェ 【Beatrice】(16才、♀)<※レジスター> 地球生まれ |
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: | 身長:160cm 体重:43kg B/W/H:80/56/86 血液型:O 肌:健康的な白 髪:深い色のブロンド 瞳:プリズムバイオレット クラスGレジスター。 コードネームRTG2202B。 2200年代初頭ではクラスGのレジスターは このベアトリーチェ(B)とカテリーナ(C)ほか数人)しか存在しない。 よって通常任務として派遣されたLBT編でかぶっていた その帽子にもTera(通常のレジスタークラスの標準とされる 計算速度のMegaより“係数として”1000倍の能力があるという証明) のマークがある。 LBT編、惑星ニビル編を通じて、処理優先・効率重視の彼女だが 元老院やセルゲイの計画、ヒロトの生い立ちの秘密を知り、 任務や自分の立場に疑問をもちはじめる。 ニビル戦役では戦闘空母アレクサンドロス、 コマンドシェル飛行小隊アマギワ隊所属レジスターを務める。 しかしながらニビル接近に際し、彼女をヒロトの元に派遣した政府が 実際に望んでいた(また事実そのようになった)役割は ニビルDNAを持つヒロトの専属レジスターであり、 「ヒロト・アマギワに関するすべてのサポート」である。 任務遂行の効率を重視し、感情や衝動を低いレベルに抑制され 「現状への疑問」をもたないのがレジスターの特徴であり、 ヒロトと初対面の頃の彼女の反応はまったくの「レジスター」である。 しかし本編で次第にベアトリーチェは人間性を開花させていき、 ヒロトのために独断でSSS/統合政府最高機密にアクセスするほど 自我(と一種の保護意識のようなもの)にも目覚めてゆく。 やがて遊星ニビルの地表深く穿たれた縦坑(シャフト)の底で、 ベアトリーチェのジレンマは頂点を迎え、感情が堰を切って溢れる。 ニビルと一体化し苦悶するヒロトを撃ち殺すのをためらい、 セルゲイの指令をも拒否し、プログラム“ニビル”プロテクトを挑み、 限定的ながらも成功をおさめたベアトリーチェだが、 しかし結局、ヒロトの懇願と彼自身の安息のため、銃の引き金を引く。 ニビル戦役後、プログラム“ニビル”プロテクトへの果敢な挑戦と、 最終的に全人類の運命=勝利を決した彼女には 比類ない賞賛が寄せられたが、自らの行いを責め続け、 そうした世間の声が一切聞こえぬ様に悩み続けたベアトリーチェは レジスターを辞め、超素材イコノニウムの第一人者として 研究者の道を選択、生涯を捧げることとなった。 なお、AMAGIWA以降の船に搭載されている 亜空間航行用のNEOイコノニウムドライブや 次世代型コマンドシェル、惑星間用シャトルなどに搭載されている 超小型イコノニウムドライブの開発には AMAGIWAプロジェクト研究主任を務めた ベアトリーチェの功績による所が大きいが、彼女自身は IEO政府から2213年に打診があった受勲を辞退している。 ニビル戦役から4年後の2214年、 ヒューマンに戻ったベアトリーチェとミカは再会するが (互いにとって辛い過去を思い出さざるを得ない出会いにも関わらず) これから宇宙の天際を隔てることになる女性二人の間には ヒロトを介して深い共感が生まれているようである。 |
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本文:金子良馬、山口恭史 初出:I-p10 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・人名集」 ※当ページに含まれる全ての画像・文章について、一切の無断引用、複製、配布等を禁じます。 |