アペンディクス【あぺんでぃくす】
IESA LSF/A-220x
宇宙戦用高速戦闘爆撃機。
双発で積載量が多く、爆弾投下後の離脱速度も高め、
ヒットアンドウエイを重視した機動性重視の設計になっている。
最高速度はCSの約1.5倍。
操縦形態は大気圏内飛ぶ航空機同様、主に操縦桿で行う。

全長:12.5m
兵装:
小型Mk.IVミサイル×8
(特定エリアを破壊するための戦術核ミサイル。
 核グレネードとほぼ同等の威力)
マイクロミサイルポッド(5発)×2
低出力レーザー×2

また、決戦用兵装として
Mk.III爆弾×1(広域破壊用の戦略核爆弾)
も搭載できる。

“appendix”とは宇宙艦隊に必須の「付属物」
……という意味であったはずだが、軍事用コマンドシェル
華々しい活躍により、「付録」の地位にまで
貶(おとし)められてしまった感のある
“最後のスターファイター”である。

しかしながらニビル戦役、特に序盤において
アペンディクスが担った役割は作戦運営上、
非常に大きいもので、戦闘開始、艦隊射撃直後、
 1.戦艦からの攻撃では難しい前線の特定ポイントに
 2.コマンドシェルでは追いつけぬ高速で
  核ミサイル小型Mk.IVを一斉投下して離脱
イコノシャフトの先陣を消滅させ、
敵の出鼻をくじく=突撃の勢いを殺すことに、度々成功した。

だがその活躍も第二次火星宙域会戦までで、
アドバンスド型イコノシャフト
超長距離攻撃により、アペンディクスの一撃離脱という
戦術的意義は事実上ゼロと化し、
発進前、あるいは発進後に第X艦隊のアペンディクス隊の
ほとんどが壊滅した。

本文:金子良馬、山口恭史 本編未登場 「未完兵装ルナシャフト設定資料集・用語集」
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