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アイス・エイジ 特別編 /
どんぐりとスクラット /
Scrat's Missing Adventure /
Gone Nutty

Carlos Saldanha

2002 USA 5 Min. アニメ

出演者

Chris Wedge (Scrat - 声)

見た時期:2002年12月

オスカー受賞!

アイス・エイジにストーリーと関係なく登場したスクラットというリスとねずみに似た動物。アイス・エイジにはかつて実在したらしい、現在は滅びてしまった動物が登場します。スクラットが実在したかどうかは、専門家に聞いてみないと分かりませんが・・・。いずれにしろ名前はリス(Squirrel)ネズミ(Rat)となっています。

本当にいたかいなかったかには関係なく、スクラットはファンをたくさん作ってしまいました。どんぐりの実1個で氷壁、地表と勝負。次々とひびを入れて回ったあの小さな、毛皮がふかふかした生き物です。

スクラットはかなり評判が良かったらしく、独自のストーリーが上映されました。これがアイス・エイジの後に新たに作られたのか、アイス・エイジからはみ出てしまった分なのかは分かりません。今回の出演は、アイス・エイジを監督したクリス・ウェッジ1人。スクラットの声をやっています。

偶然これを2回見ることができました。1度目は電子レンジを見に大きな電気屋さんへ行った時。家庭電気製品の売り場へ行く前にCD、DVD、PC、LCD、TV などアルファベットの略語になってしまった商品の売り場を通ります。そこで大きなモニターに出くわしました。こんなのを1つ買って家で映画が見たいものだと一瞬思いました。そこで上映していたのが Scrat's Missing Adventure。その時はタイトルなどは知りませんでしたが、あのスクラットがたくさんのどんぐりの実と格闘してややこしいフォーメーションを作っているところでした。最初アイス・エイジをやっているのかと思いましたが、どうもストーリーの展開が違い、他の動物は出て来ません。そして、間もなく終わりました。前と同じで今度の話でもスクラットはあくまでもどんぐりにこだわり、そのためとんでもない目に遭います。

その日は「ああ、見られて運が良かった」と思いながら家に帰り、その後忘れていました。

ところが暫くしてテイク・マイクのただ券に当たり見に行ったら、予告とテイク・マイクの間に上映されました。両方とも(前世紀)20世紀フォックスの子供向きの映画です。数分の Scrat's Missing Adventure と1時間半のテイク・マイクでは質的にかなりの開きがありました。

聞くところによるとスクラットはアメリカでアイス・エイジの予告編に登場した時点ですでにファンができてしまったそうで、アイス・エイジではマスコット的存在として大評判。それでこの Scrat's Missing Adventure が改めて紹介されたのでしょう。 分かりますねえ、皆が好きになる気持ちが。

スクラットは考え方の単純な生き物で、ちょっと欲が深く、近視眼的。驚く時は思いっきり驚き、怖がる時は思いっきり怖がる、そして欲張る時はとことん欲張ります。その様が何とも言えずおかしいです。

いつもどんぐりを地面に埋めようとするところから騒動が始まり、世界を破滅に追い込むような事になります。氷に亀裂を入れ、何万年も氷に閉じ込められ、やっと解け出たかと思うと、今度は地面に亀裂。新作ではどんぐりをたくさんみつけ、大喜びで集めて回るのですが、結局1つも手に入らなかったり、と運の悪さでは群を抜いています。こういうギャグは匙加減が難しいですが、スクラットの演出は天才的に匙加減がいいです。

ベルリンと同じ事を日本でやっているのかは分かりませんが、ベルリンではちょうど今バーガーキングというハンバーガー屋さんアイス・エイジのキャンペーンをやっています。子供メニユを注文すると景品にアイス・エイジのプラスティックモデルがついて来ます。私の精神年齢からすると子供メニユはぴったりです。5種類あって、3歳以上用となっています。というわけで2回も注文してしまいました。最初の店ではスクラットの模型は売り切れで、別なのをもらいました。袋に日本語でも但し書きがついていたので、日本でも同じキャンペーンがあったのかも知れません。

この時もらった景品はボタンを押すと、動物が上に跳ね上がり、反対側のレーンから下に落ちるというもので、なかなか良くできています。

次の店でもらったのがお目当てのスクラット。どんぐりを持ったスクラットがてっぺんにいて、ボタンを押すと氷壁が割れてしまう仕掛けになっているようなのですが、うまく動きません。店の人に聞いてみたら、他の袋を開けて試してくれましたがそちらもだめ。

バーガーキングのおもちゃはいつもちょっと凝っていて、ねじで動いたり、ボタンを押すと何かが飛び出して来たり、おもしろいのです。王様のアイディアのショーウインドウに見とれていたものですから、子供用だと聞いてもつい足がふらふらと・・・。しかし今回は珍しくはずれでした。

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