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マンハッタンラブストーリー の注

くっつけた時期:2004年2月


(1) 行きがかり上地の果てなどと言ってしまいましたが、ドイツ人やチェコ人は自分たちが住んでいる所を Mitteleuropa (ミドルとヨーロッパをくっつけた言葉、中央ヨーロッパ)と呼んで、自分たちが欧州(世界)の中心にいるんだと意識しています。世界地図なんかを買うと確かに日本は右の端っこで、欧州は中央のやや左にドーンと載っ ています。左端はスカンジナビアや英国。中国人も自分たちが世界の中心にいるんだと思っていますが、こういう考え方は普遍的なようで、オーストラリア製の世界が逆さまになった地図も見たことがあります。  記事へ戻る


(2) 日本のあるまじめな団体の調査結果によると、なぜか女性に日本語喪失症患者が多いのだそうです。日本語はホルモンに関係があるのか。  記事へ戻る


(3) 馴染みの客が集まり、わいわいがやがややれるという意味では Kneipe も純喫茶マンハッタンと機能的に近いものがあるでしょう。しかし Kneipe は主としてビールを出す場所なのです。ですから若いおなごが数人でつるんで来るという事は少ないです。どちらかと言えば男性が集まるような場所で、ここ 20年ほどの間に女性が来ても違和感が無くなって来た・・・と言うような場所です。そして多くは煙モウモウ、タバコだらけです。ザ・コミットメンツの続編スナッパーで主人公の女性が仲間と飲みに行っていたような場所で、日本人が考えるデートの場所としてはちょっと合いません。ナポリタンとかサンドイッチを 期待してもだめ。大体から昼間行くような場所ではありません。

それとは別に Café と呼ばれる珈琲を飲む場所があるのですが、こちらはまた年金生活に入った中流のおばあさんが数人つるんで入り、午後3時過ぎに珈琲とケーキを注文してお しゃべりをするような場所。こちらはタバコを吸う人は横に追いやられる仕組みになっていますが、若いおなごでなく、元若いおなご、カレンダー・ガールズなどが数人が来るような所です。 土井垣さんとか、千倉先生がたむろするにはちょっと合いません。

日本にも行ったことがあるドイツ人の古い知り合いで、その後作家になった人がいるのですが、彼はマクドナルドの2階で原稿を書いていました。マクドナルドは食べ物を売る場所からやや離れると、日本の喫茶店と似た雰囲気があります。ドイツ人も純喫茶のような場所が必要なのではと思います。というわけで、日本人がベルリンにやって来ると、純喫茶みたいな場所が無いの でしばし戸惑います。  記事へ戻る


(4) ドイツのタクシーはほとんどがあの有名なメルセデスで、色はほとんどベージュ。あまりセンスのいい色でもなく、目立ちませんが、町の景観を阻害しない存在です。他の車がベージュでないためすぐタクシーだと分かります。黒でないので何台も列を作っても異様な感じもしません。柔らかい存在。神風タクシーというのはこれまで1度も見たことも聞いたこともありません。犯罪的なトラブルは現金強奪の被害に遭った運転手というのがたまにいるぐらいで、普通はほとんど聞きません。日本のように運転手さんとの会話に苦労するなどという事もなく、運転手は行き先を聞くだけであとは黙っています。  記事へ戻る


(5) ゲイに当たるシュブールという言葉がドイツ語にもあるのですが、ほとんど男性だけを指します。しかし同性愛は男女ともあるわけで、男女を分 けて話す時は女性はレズベ(ン)と呼ばれます。レズビアンから来たのでしょう。同性愛の人に対する反対語としてヘテロという言葉があります。これは同性でなく、異性のパートナーを好む人たちです。ベルリンでは同性愛の人の人口に対する比率が高いですが、ヘテロとの間でトラブル、対立が起きたという話は聞い たことがありません。「皆好きにせい」といった感じです。同性愛の市長が当選した直後に1度だけ面と向かって嫌がらせを言った人がいましたが、それっきり です。市長なのだから市政をきちんとやってくれればそれでいいというのが町の大多数の考え方です。  記事へ戻る

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