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アビエーター vs. ミリオン・ダラー・ベイビー

オスカーのライバル独断比較

見た時期:2005年2−3月

要注意: ネタばれあり!

結論がバレバレですので、知りたくない方は緊急避難して下さい。 見る予定の人は退散して下さい。目次へ。映画のリストへ。


 

タイトル アビエーター ミリオン・ダラー・ベイビー
長さ 超長い(170分) 長い(130分)
話の規模 大きい 小さい
派手さ 派手 地味
色彩 明るく派手 白黒映画かと一瞬勘違いする
ストーリー 金持ちのボンボンが夢を実現する ジリ貧のウエイトレスが夢を実現する
  成功 その後 成功 墜落
成功後の本人の描かれ方 頂点で止めている 頂点 転落
主要出演者数 多い 少ない
時代・期間 長い 短い
中心人物 1人 1人
監督の力量 長い時代、大掛かりな撮影をまとめあげる 小さな話を掘り下げる
主演の力量 まあまあ まあまあ
助演の力量 不足気味 きれいにまとめている
オスカー 裏方中心 主演、助演、監督、作品
近年オスカー候補になった作品として ギャングス・オブ・ニューヨークを見ないと何とも言えない。
アビエーターだけでは弱い。
ミスティック・リバーミリオン・ダラー・ベイビーより人物の描き方が弱い。
社会的なメッセージという面が強い。
両者を比べるとミリオン・ダラー・ベイビーの方が練れている。
人物の描かれ方 表面的 内面中心
宗教 あまり関係無い プロテスタントらしい
神の力の限界に触れている
家族関係 直接は触れていないが、
主人公に家族がいないというのはポイント
直接描いている
主人公のハングリーさ あり あり
周囲の人間の描かれ方 ヒューズがどうなっても世界は存在し続ける マギーが死ぬと傷つく人がいる
悪役 ヒューズを追い詰める議員、パンナムの社長 ドイツ人のボクサー
時代や地方の雰囲気 ややまがい物風 本物風
余韻 無し 残る
若手の発掘 カプリオに2度目のスタートを切らせる スウォンクに2つめのオスカーをもたらす

というわけで伯仲していると言ってもかまわないかと思いますが、アビエーターはやや詰めが甘かったかと思います。しかし私はまだネバーランドRay/レイを見ていませんし、地味なミリオン・ダラー・ベイビーが取るのなら、地味なサイドウェイだってという気にもなるのです。

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