| タイトル | アビエーター | ミリオン・ダラー・ベイビー |
| 長さ | 超長い(170分) | 長い(130分) |
| 話の規模 | 大きい | 小さい |
| 派手さ | 派手 | 地味 |
| 色彩 | 明るく派手 | 白黒映画かと一瞬勘違いする |
| ストーリー | 金持ちのボンボンが夢を実現する | ジリ貧のウエイトレスが夢を実現する |
| 成功 → その後 | 成功 → 墜落 | |
| 成功後の本人の描かれ方 | 頂点で止めている | 頂点 → 転落 → 死 |
| 主要出演者数 | 多い | 少ない |
| 時代・期間 | 長い | 短い |
| 中心人物 | 1人 | 1人 |
| 監督の力量 | 長い時代、大掛かりな撮影をまとめあげる | 小さな話を掘り下げる |
| 主演の力量 | まあまあ | まあまあ |
| 助演の力量 | 不足気味 | きれいにまとめている |
| オスカー | 裏方中心 | 主演、助演、監督、作品 |
| 近年オスカー候補になった作品として | ギャングス・オブ・ニューヨークを見ないと何とも言えない。 アビエーターだけでは弱い。 |
ミスティック・リバーはミリオン・ダラー・ベイビーより人物の描き方が弱い。 社会的なメッセージという面が強い。 両者を比べるとミリオン・ダラー・ベイビーの方が練れている。 |
| 人物の描かれ方 | 表面的 | 内面中心 |
| 宗教 | あまり関係無い | プロテスタントらしい 神の力の限界に触れている |
| 家族関係 | 直接は触れていないが、 主人公に家族がいないというのはポイント |
直接描いている |
| 主人公のハングリーさ | あり | あり |
| 周囲の人間の描かれ方 | ヒューズがどうなっても世界は存在し続ける | マギーが死ぬと傷つく人がいる |
| 悪役 | ヒューズを追い詰める議員、パンナムの社長 | ドイツ人のボクサー |
| 時代や地方の雰囲気 | ややまがい物風 | 本物風 |
| 余韻 | 無し | 残る |
| 若手の発掘 | カプリオに2度目のスタートを切らせる | スウォンクに2つめのオスカーをもたらす |
というわけで伯仲していると言ってもかまわないかと思いますが、アビエーターはやや詰めが甘かったかと思います。しかし私はまだネバーランドやRay/レイを見ていませんし、地味なミリオン・ダラー・ベイビーが取るのなら、地味なサイドウェイだってという気にもなるのです。
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