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2007 UK/F/USA 109 Min. 劇映画
出演者
Ben Affleck
(Jack Dupree - 保釈金斡旋業者)
Peter Berg
(Pete Deeks - ジャックと一緒に仕事をする男、元警官)
Martin Henderson
(Hollis Elmore - ジャックと一緒に仕事をする男、元警官)
Alicia Keys
(Georgia Sykes - ヒットウーマン)
Taraji P. Henson
(Sharice Watters - ジョージアの相棒ヒットウーマン)
Chris Pine
(Darwin Tremor - 手当たり次第に誰でも殺すおつむの弱い殺し屋3兄弟)
Kevin Durand
(Jeeves Tremor - 手当たり次第に誰でも殺すおつむの弱い殺し屋3兄弟)
Maury Sterling
(Lester Tremor - 手当たり次第に誰でも殺すおつむの弱い殺し屋3兄弟)
Nestor Carbonell
(Pasquale Acosta - 外国の殺し屋、指紋の無いサディスト)
Tommy Flanagan
(Lazlo Soot - 外国の殺し屋)
Joel Edgerton
(Hugo Croop)
Vladimir Kulich
(スウェーデン人と呼ばれる謎の男)
Ryan Reynolds
(Richard Messner - FBI捜査官)
Ray Liotta
(Donald Carruthers - FBI捜査官、リチャードの先輩)
Andy Garcia
(Stanley Locke - FBI、リチャードとドナルドの上役)
Joseph Ruskin
(Primo Sparazza - スパラッツァ一家の長男、やくざの大ボス)
Mike Falkow (Freeman Heller - スパラッツァに消されたらしい潜入捜査官)
Jeremy Piven
(Buddy Israel - 二流手品師)
Common
(Sir Ivy - イスラエルの右腕)
Curtis Armstrong
(Morris Mecklen - イスラエルのマネージャー)
見た時期:2007年3月
血が滴り、弾丸が飛び交いますので、お子様向きではありません。未成年お断わりの国が多いです。
できたてほやほやの作品。間もなくバーニー・レイクは行方不明の映画化をする監督です。NARC ナークではレイ・リオッタと組んでいます。スリラー、犯罪映画を得意とするのかも知れません。
新型パルプ・フィクションだ、アクション・コメディーだと宣伝されましたが、終わりまで見ると結構深刻なテーマを扱っています。私はほとんど笑うこと無しでした。ドイツ語版だったので、もしかしたら威勢のいい米語が大西洋を渡っているに勢いを失ってしまったのかも知れません。
ブラック・ダリアではあまりストーリーに大きく触れませんでしたが、殺人事件捜査の他に、刑事のパートナーの関係も裏切りなどが絡んで重要なテーマでした。スモーキン・エース/暗殺者がいっぱいでも2人のパートナーが登場。最重要テーマではありませんが、2人の関係に触れずにはラストにたどり着けません。
出演者は中堅の有名どころ。私の好みに合っています。再生したベン・アフレック、近年地道に調子を上げているレイ・リオッタ、ジェレミー・ピヴァン、アンディー・ガルシアなどの顔が見えるだけでなく、重要な役を申し付かっています。全体の主役はライアン・レイノルズと言えるでしょうが、好演しています。
最初から見て行くと分かり難く、最後から説明を受けると非常に簡単なストーリー。どうしようか迷いましたが、ストーリの重要部分は秘すことにしました。あまりにも単純なので、ちょっとでも聞いてしまうと見る楽しみを全部奪ってしまうことになります。
ブラック・ダリアがたっぷり2時間もらい、大スターも出ていたのに退屈だったのに比べ、スモーキン・エース/暗殺者がいっぱいは10分ほど短いですが、エンターテイメント満載でストーリーの意外さに加え、登場する殺し屋たちのパーフォーマンスも楽しめます。これからご覧になる方、冒頭と結末を見ただけでもあっと驚くことができますが、間に盛り込んであるとんでもない出来事もお楽しみ下さい。
ストーリーが欠けるとこのページに書く事がほとんどなくなってしまいます。でも話のきっかけだけはご紹介しましょう。
チンピラ手品師のエース(本名バディー・イスラエル)が自分のボスが困る情報をFBIに売り、自分は証人保護のプログラムに従い姿を隠すことに決まります。事件担当はロック、直接現場で力仕事をやるのが捜査官のメスナーとカルーサーズ。舞台はネバダの保養地。マフィアのボスはエースの心臓を切り出してくれたら百万ドル払うなどと物騒なことを誰かと電話で話します。その話を張り込み中のFBIも盗聴。かなりの高額なので、うじゃうじゃヒットマン、ヒットウーマンが集まって来ます。
FBIはエースを護るために奮闘。エースが現在隠れている宿舎をつきとめて来る殺し屋と激しい攻防戦になります。死ぬべき人が死んでしまった後はCSIの活躍が期待されますが、スモーキン・エース/暗殺者がいっぱいでは血は飛び散り、現場は滅茶苦茶に踏み荒らされ、スプリンクラーが作動してしまい、CSIラスベガス・ティームではとても人手が足りません。とにかく凄い惨状になります。
そして一通りのドンパチが片付いたところで、何か変だぞ・・・ということになります。
スモーキン・エース/暗殺者がいっぱいのおもしろさは、意外な結末、俳優のアンサンブル、殺し屋のパーフォーマンス、台詞に現われるジョーク、時々出るおふざけシーンなどですが、プロットはパルプ・フィクションよりしっかりしています。
出演者は中程度の規模の作品で主演を務められる人が多く、中には大物スターも混ざっています。ベン・アフレックの出番は短いですが、マネー・ゲームの時のように、しっかりと印象を残して去って行きます。
では、これ以降は沈黙。
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