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Fracture のネタばれ

Gregory Hoblit

2007 USA 112 Min. 劇映画

出演者

Anthony Hopkins
(Ted Crawford - 航空エンジニア)

Embeth Davidtz
(Jennifer Crawford - テッドの妻)

Ryan Gosling
(Willy Beachum - 検事)

David Strathairn
(Joe Lobruto)

Rosamund Pike
(Nikki Gardner - ウィリーの将来の上司、ガードナー判事の娘)

Billy Burke
(Rob Nunally - ジェニファーの愛人、刑事)

Cliff Curtis
(Flores - 刑事)

Bob Gunton
(Gardner - 裁判官)

Fiona Shaw
(Robinson - ウィリー対テッドの裁判の裁判長)

見た時期:2007年5月

ネタがばれるページ

自分の間違いを自覚し、犯人であるテッドが無罪放免になってしまうのを見た刑事ロブは裁判所を出る前に自分の銃で自殺してしまいます。無罪放免になったテッドは夫なので、昏睡状態にある妻に対する権利が復活します。大胆にもウィリーに「妻の生命線を握っているのは自分だ」と宣言。生命維持装置の取り外し手続きを始めます。ウィリーは裁判所の中止命令書を持って病院に駆けつけますが間に合いません。これで事件関係者は犯人を除き全員死亡。テッドは悠悠自適の海外旅行に出る予定。きっとハンニバルも住んだというイタリアにも行くんでしょうねえ。

2人も死んでしまった後では遅いとは思いますが、それでも「こんな事が通っていいはずはない」と思ったのは法律界のベテランと新人。妙に呑み込みのいい経験者は「それも人生の一部さ」と自分を納得させていますが、ウィリーは映画の主人公に選ばれるだけあって、最後のモラルと正義感を捨てません。それまで彼と対立していた上司もしかり。

ウィリーは目の前に迫っていた輝かしいキャリアのスタートを蹴って、しょぼくれた家に引越し。ウィリーがそれまで自分が「こうはならないぞ」と思っていた安月給で働いている上司が訪ねて来て、それまでの喧嘩にこだわらず、ちょっとしたアドバイスをして行きます。

初戦は月曜日までの期限を切られ、黒星。2回戦はテッドが海外旅行に出る当日までの期限を切られ、静かな作品なのに、結構スリルがあります。最後に思いついたのは CSI に出て来そうなテーマ。妻の死が無駄にならなかったのです。昏睡状態の時は手術できなかった妻の脳に引っかかっていた弾丸と、どこからか取り出して来たピストルの線条痕検査が可能になったのです。妻が生存していたら解決できない謎でした。

ピストルの隠し場所が凝っていて、私も予想がつきませんでした。これは最後のネタなのでばらしません。

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